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DevRel/Japan Conference 2022で地方会場づくりをしてみた話

jun

こんにちは、じゅんです。
Hokkaido MotionControl Network (#DoMCN)というHoloLens・VR技術好きの技術者コミュニティの勉強会を運営していて、開発者の知見の交流を促進しています。また、元・物性研究者として、研究機関に所属する若手研究者でxRに興味を持つ人を見つけてはHoloLensを被せに行き、開発者コミュニティへの橋渡しを行う事を続けています。これらを適切に表現する職名が無いので、勝手にScientist/Developer Relations と名乗っています。

 開発者向けマーケティング全般に関わる人々Developer Relationsの全国集会である、DevRel/Japan Conference 2022というイベントのサテライト・パブリックビューイング会場を札幌にて設置しました。本日無事に終了しました。運営の皆さま・参加者の皆さまお疲れさまでした。
 運営メンバーのサポート要員という役割で協力をしました。備忘録代わりにメモを残しとく事にします。セッションの感想とかは一切出ない(なぜならこれからちゃんと視るから)、純粋な場づくりの話です。

経緯

 7/14日にジャーニーマンさん(@beajourneyman:ジャニ)から突如連絡が来ました。「札幌に行くから手伝ってください(意訳)」という内容でした。翌日の8/7に先約があり忙しいので当日は大して役目を負えないけどそれでよいなら、という事で即決OKしました。
 去年はXRセッションのオーガナイザーをする役目だったので集客・登壇者集めはそこそこ見通しがありましたが、今回は札幌の不在職ことDevRelを集客する必要があり大変な困難を伴います。まあ集まらなかったらそれはそれで手はあるのでサクッと動いてみましょう、という軽いノリで始めました。

場所の確保

 スクリーンが張れる隣接した部屋が最低二部屋という要望でしたので、第一候補をMicrosoft Base Sapporoにしました。ちょうどその週のジャニさんから連絡が来る直前くらいに、長らく閉まっていたMicrosoft Baseが再オープンしましたという連絡をスタッフさんから頂いていたので、それへの返信としてコミュニティイベントでの利用を相談しました。
 14日のうちにサクッとOKを頂き、Microsoft Base代官山オフィスに提出する利用申請フォーム(ボリューミー)を19日に提出し、20日には現地調査・設備確認のためにBaseに実際に行き、利用のイメージ固めを東京ー札幌間で行いました。ちょうどその現地にいるタイミングで代官山から利用OKがでましたので、札幌会場の設置が確定し集客フェーズも同時に走り始めました。

 zoomのような招待プロセスで会議を構築出来てなおかつ360°のライブストリーミングを送れる便利ソフトウェア(RICOH Remote Field)のトライアルをたまたま持っていたため、そのアプリを使って東京サイドで確認をしてもらう準備をしていきました。

 また、訪問の際にLiDARによる簡易3Dスキャンをして公開許可の取り付けもしてあるので、以後は会場の空間の認識共有に便利なデータとして運用できています。

集客のタイミングと対象

 4年間札幌の開発者コミュニティをやってて、地元で明確にDevRelという単語を聞いたのがなんと2022年6月なんですよね。カスタマーサクセスやコミュニティマーケティングはたまに聞きますが、一方でDevRelはウルトラ希少職です(たぶん)。なので、5月の本イベント公開時には、札幌で拠点開いても集まるわけないと思っていました。

 とはいえできない事もないと考えて、今回は、道すがら拾い集めていく作戦をとりました。DevRelに近しい業務内容の方が登壇していそうなイベントに自分も行っておいて声掛けのあたりを付けておくみたいな事前準備をしていました。オープンソースカンファレンス北海道がまさにそんな場で、技術分野における発信者の分布を大まかにつかんでありました。
 ① 課題を共有したら来てくれそうな方 ② 来てくれるだけでなくイベントを拡散してくれそうな方 ③ ①②を見て拡散してくれそうな方 を中心に順次個別にお誘いしてみました。具体的には、#CMC_Meetup、#JAWSUGSapporo、#mierune、#CLS高知、#DoMCN 運営、#NT札幌 などのコミュニティ関係者が私に狙われました。そのほかに、変わった方向性としては、発信・共有のスキームや抱えているであろう課題が共通しているサイエンスコミュニケーションの分野にやんわりとお誘いメールを出したほか、近隣の大学の研究管理部門にもチラッと告知を入れました。
 ジャニさんは過去の交流からJBUGの人たちにも声掛けをしてくれたようです。
 名指しでのお誘いの際には随時情報共有する感じにして、対象を決めないお誘いの際には会の登壇者情報がそこそこ公式ページに出揃ったタイミングで進めました(期待値を合わせるためです)。異分野方面に対して瞬間的な認知を得られるかどうかを期待して、地元のイベント情報メディアにも当日掲載してみました。
 


機材

スキャン後に真上からの視点にするとこんな感じ

 既存設備のレイアウトと空間の使い方は↑のように決まりました。Aの映像音声信号端子からはフロアの天井から音声が流れる設備へつながっていましたが、それだと管制室とトラックBにも聴こえすぎてしまうので、以下の持ち込み機材を準備しました。

 スクリーンAから音を発生させるためのUSBスピーカーを使う事で、トラックBまでの距離でほどほどに消える感じの音量にできました(JDSound OVO)。
 iPadのHDMI信号を渡す際に、音声は有線で取り回しにくいのでBluetoothのスピーカーが便利でした(Jabra speak 510)。アダプタは純正のUSB-C Digital AV Multiportアダプタ(MUF82ZA/A)に外から給電しながら使ったのですが、電源アダプタを間違えたのか充電は不十分でした(何が原因かは要検証)。もう一台持っていた実況用PCと差し替えて一時対応しました。
 管制室に運営のジャニさんが入って音声で指示だしをしている間は、全体の音量を押さえたりする必要がありましたので場面に合わせて適宜対応しました。


脇道の勝手企画でマルチレイヤー化

 空き時間を使って、会場の本編に一切関係ない遊びをしていました。


 札幌会場にお誘いするはずだったにしはらさん(@tomio2480)が、同日富良野市にてIT系の勉強会(#FuraIT)を開いており、まさにDevRel実践中という現場でしたので、相互接続することにしました(勝手に)。

にしはらさんの登壇の時間中に、札幌会場の様子と全天球双方向ストリーミングの状態の説明をしてくれました。DevRelJP本編の休憩時間の時間帯にこちらのマイクをONに切り替えて、会場間でのやり取りを行いました。

#DevRelJP の今回のマルチプレイスは東京・大阪・札幌でしたが、札幌からも札幌ー富良野間のイベントを入れたマルチプレイス・マルチレイヤ―の実験をしたのでした。

結果としては、札幌会場に参加してくれたお客さんの1人が富良野のにしはらさんにつよい興味を持ってくれたので、やってみてよかったです。


まとめ(追記予定)

以上、サクッとマルチプレイスの拠点を増やして、さらに別拠点も巻き込んだ話を書いてみました。
セッションについては、これからアーカイブを観たりハッシュタグツイートを追いかけて理解を定着させようと思っていますので、それが終わったらまた改めてまとめようと思います。
気がいろいろ散っている私の感想つぶやきもツリーで流していますので、一応気持ちだけ付けておきます。。

なぜ参加者がそんなに居なくても立てたかについては、東京圏以外でDevRel職を必要とする企業・サービスがさほど目立ってない背景のもと、地方でDevRelという単語がより広く認知されるにはどうしたらいいのかという研究の一環でした。


今回の企画で私の100倍動き回っていた運営(正規)の皆さん、登壇者のみなさん、参加者のみなさんお疲れさまでした。会場を貸していただいたMicrosoft Base Sapporoのスタッフの皆さんありがとうございました。

ハンズオンのサテライト会場増設や、複数拠点のハイブリッドイベント、もろもろ乗っかる系はやり慣れていますので、協力が必要な方いらっしゃいましたらご相談ください。

(2022/8/6 ざっくり 3204字 120 min
 追記予定)



おまけ やらんかったこと

①QRコード

 前回のイベントでは、つぶやきたくなる場面が会場での「体験」に依っていたため各地点に配置することによってアウトプットの敷居を手数的に下げました。
 今回はPCもたぶん各自持ち込みだろうから要らないかな~と思って優先度上げなかったのですが、自分自身がつぶやく時にハッシュタグをいちいちスマホで手打ちするのがめんどくさかったので、作った方が良かったです(;ω;)
 「#DevRelJP」「#DevRelJPA」をトラックA、「#DevRelJP」「#DevRelJPB」をトラックBに配置して速攻でつぶやけるようにするのが良さそうでした。

②名札

 参加者が10人を超えた時は作ろうと思っていました。これを上手く使って「交流してくださいね」という運営からのメッセージでもあるんで重要ではあるのですが、今回7名(うち1名欠席)で、初対面の人がそれぞれ少ない状態でしたので、休憩タイムが始まるタイミングで音頭を取って交流タイムをアナウンスする方式にしました。オフライン会場はなんだかそれなりに忙しいので長休みの枠があってもよかったのかもしれないですね。