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おかあちゃん…と 呼ばれた夕暮れ🌆


じゅんママと まなの二人三脚で

jun-manaです。

今日は、私が、40代半ばあたりだった

ある 夕暮れ🌆の出来事のお話です。


では。


私、じゅんの記事で ひとつ前の

不思議な女の子👧の お話をした。

その同じ坂での出来事。


夕暮れ時  🌆


坂を歩いていた。

近くから、男性の声がした。


おい !

大丈夫か…

歩けるか ?


年老いた座り込んでいた男性に

声をかけているようだ。


ん?

私は、通り過ぎようとしたが、

やっぱり、声をかけた。


どうも、年老いた男性は、お酒が

入ってるようだ。


聞くと、あの不思議な女の子👧と

同じ市の団地らしい。


 

は?

と思われるだろうが、その歩けない

年老いた男性を 私は、家まで送った。

だれかに助けてもらって、ふたりで

送ったのだが、誰だったか思い出せない。

年老いた男性に はじめに声をかけた人では

なかったと思う。

私も、毎日、かなりの日々を送っていた

せいか ?

なぜか、一緒に送って行った人のことが

思い出せないのだ。


そして、助けてくれた人は、年老いた

男性の部屋の前で帰った。


私も、帰ろう。


でも…なんか気になる。

大丈夫かなぁ。


私は、声をかけてから、部屋に

上がった。

不思議と、怖さもなにもなかった。

真ん中に 万年寝床のような黄ばんだ布団。

物が散乱した部屋。

だが、右を見ると、かなり大きな仏壇の

ようなもの。

日本では かなり有名な 宗教法人だと

すぐにわかった。


年老いた男性は、布団に座り込んでいた。


年老いた その男性から、強い孤独感が

伝わってきた。


思いきって…でも、静かに聞いてみた。


信仰を持っていらっしゃるんですね。

その人たちに、あなたが困っている

ことを 話したことありますか?


男性は、首を横に振った。


2、3 質問をして、私は、言った。

助けて ❕

と、伝えてください。

まわりの人に。

それを 言える人は、いませんか?


年老いた男性は、私の顔を じっと見つめて



おかあちゃん…


と、それだけ言った。


その時の目が、きらきらして、あまりにも

清んでいて 、気持ち悪いともなんとも

思わなかった、というより、

あまりの綺麗な目に、びっくりした

くらいで 今でも 忘れられない。

お酒で酔っぱらっている人の目では

なく、子どものように、何回も言って

しまうが、清んでいた。


帰宅後、私は、担当地区の民生委員に

伝えた。

念のため、知り合いの福祉関係の人にも。

年老いた その男性に話を聞きに、

様子を見に行ってほしいと。



後々、聞いたところによると、

年老いた男性は、アル中になっていた

みたいで、治療後、クリスチャンの人たちが

している施設に入所できたらしい。



年齢が、約倍近く離れてた その男性に

おかあちゃん…と呼ばれた

不思議な夕暮れ🌆 だった。




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