「何処かの街の君へ」 みやぞん&大橋トリオ

かつて一緒に働いた同僚が、ここ最近、仕事で悩んでいて、話をLINEで聞いていて・・・ 相談というより、話を聞く感じ。

なかなか「辛いよね〜」という話を、何度かLINEでしていた。

そうしたところ、今日、「この曲聞いたら、すごくほっこりした」と、前向きなメッセージがきた。

どれどれ、どんな感じなんだ?と、早速視聴してみた。すごいい歌。みやぞんのハモリも最高。大橋トリオも大好きなアーティスト。ライジング・サン・ロックフェスティバルでの最前列最高だった!

ただ・・・ 

このPV、なんとか懸命に生きて、ささやかなしあわせとか、家族の良さみたいなものを描いているのだけど

少しだけ、心にひっかかるものを感じた。

それは、どうしても前向きになることができない人、ありがとうの簡単な言葉も出てこない人、明日の食べるものもない人、みえないところで、もっともっと、たいへんな思いをしている人、いっぱい、いるだろなぁー というひっかかり。

社会で起きていることのリアルは、もっともっとあるような気がした。

素直に感動できなかった。

ひねくれて考えちゃった。

北九州の牧師さんで、NPO法人を立ち上げて、ホームレスの支援を行っている方がいる。

奥田知志さん、自分が一方的に尊敬している方。

NPO法人で配信する動画の中で、奥田さんが、養老孟司さんの言葉を引用しているのが心に残った。

「教養とはものを知ることではない。教養とは人の心がわかることだ」

コロナ禍の中、養老孟司さんのいう「教養」を身につけなければならない。

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