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SDGsとは?【徹底解説】part3

こんにちは!

今日は前回に引き続き、SDGsについてお話ししていこうと思います!

こちらはpart3になるので、1.2を見ていない方はそちらを先に見て頂きたいです!

↑こちらに1.2があるので、クリックしてみて下さい!

本日はpart3ということで、

1.「世界のトレンド、SDGsとESGs」

ということをまずは、書いていきたいと思います!

持続可能な世界を実現する動きは、世界の投資家を中心としたビジネスの観点からも加速しています。

まず、そういった観点から説明していきます。

そもそも新しくESGsという単語が出てきましたが、このESGsといつのは、世界の解決すべき課題を環境(Environment)、社会(Social)、企業統治(Government)の3つの観点から行おう、その頭文字をとってESGといい、ESGに配慮した責任ある投資のことをESG投資といいます。

これは投資家が、短期的な収益だけでなく、中長期的企業価値、つまりSDGsの達成に貢献している企業がESG投資の対象になるという考え方が浸透しつつあるという事です。

ここで、ESGsとSDGsを整理すると、同じ持続可能な世界の実現を2つの視点で表現していることになります。

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(画像=イマココラボ出典)

また、世界全体でみると、ESG投資は2500兆円を超えています。

日本の国家予算が100兆円ですので、日本の1年間で使うお金の実に25倍のお金がESGsとして持続可能な世界や社会に貢献する企業に投資されている、ということです。

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なぜそんなことが起こっているのかといいますと、簡単です。

儲けの手段としてESG投資を行なっている

ということです。

例えば、世界最大手の投資運用会社のひとつである米ブラックロックが2012年から2018年までの投資リターンにおいて、ESGファンドが従来型ファンドを上回ったと2019年2月に発表しました。すなわち持続可能な世界に考慮していない企業に投資するよりも、持続可能な世界に考慮する企業に投資したほうが儲かるようになった、ということです。

逆に消費者が持続可能な世界に考慮していない企業の商品は買わなくなり、持続可能な世界に考慮している企業の商品を好んで買うようになっている、とも言えます。その結果、実はこの10年で企業経営がガラリと変化しています。

分かりやすい例で言えば、スターバックスのコーヒー豆は99%がフェアトレード、つまり、発展途上国で作られたものを適正な価格で取引することによって持続的な生活向上を支えるための仕組みで作られています。

他にも、ナイキやGAPでも数年以内に綿製品が100%オーガニックコットンで作られているそうです。従来製品は大量の枯葉剤が使われ、大気汚染、土壌や水質汚染で大きな問題になっていたためです。

このような活動が企業のブランドイメージを支え、消費者から支持され、その結果売り上げが上がる、投資家から見れば儲かるという循環になる、ということです。

要するに、環境に悪いものは愛されなくなり、環境に優しいものが消費者から愛されるようになるということです。

近年では、上記の他にストローなども紙になりしたよね?

これはSDGsが大きく影響しているということです。

2.ビジネスの地殻変動とパリ協定

さらにもう一つお金の流れが大きく変わった見逃せない動きがあります。

それがパリ協定です。

パリ協定というのは、当たり前な知識ですが、簡単に説明すると、二酸化炭素の排出量を制限するものです。

ですが、このパリ協定がお金の流れを変えました。

どういうことかといいますと、パリ協定とは正確には、気温上昇の産業革命前に比べて2度未満に抑えるというものです。そのため、21世紀後半までに温室効果ガスの排出量を実質的に0にしよう、というものです。

そのために各国に排出量の枠が決められました。

(温室効果ガスとは、地球温暖化に影響を与える二酸化炭素、メタン、一酸化二窒素、フランガスのことを指す)

これを投資家の観点からみてみると、この日を境に化石燃料で稼いでいる企業に投資することが一気にリスクになった、ということです。

どういうことかといいますと、今ある化石燃料を全部使った場合に排出される二酸化炭素の量は以下図の左側のようにカーボンバブルと呼ばれ3兆トン弱と言われています。一方パリ協定で合意された排出できる二酸化炭素の量はその約3分の1です。つまり、残りの約3分の2の化石燃料は持っていても使用できない資産になった、パリ協定を経て資産が資産でなくなることが決まった、ということです。このことを座礁資産(価値が一気になくなる資産)と呼びます。

具体的な例で説明すると、投資家はこれまで、化石燃料に投資して安定的な利益を上げていました。背景には化石燃料はまだまだ地中に大量に埋まっていて、安定的な資産だと考えていました。ところが、パリ協定で化石燃料が全部使えないことが決まり、資産だと思っていたものがこの日を境に資産ではなくなってしまった、ということになります。

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これを象徴する出来事が2015年のパリ協定合意後の2016年にロックフェラー家基金がエクソンモービルの株式を売却したことです。なぜ象徴的かと言えば、ロックフェラー家は石油により巨万と富を得たのですが、そのロックフェラー家が自分たちが作った石油会社であるエクソンモービルの株式を売却したからです。自分たちの象徴とも言える会社から投資を撤退させるということは、化石燃料に頼ることが本当に投資の観点からしてマイナスということが言えるということです。

このように投資を引き上げることをダイベストメントと言います。投資を英語ではインベストメント(Investment)と呼ぶのですが、投資撤退をその逆のダイベストメント(Divestment)と呼びます。

ダイベストメントは世界中で600兆円がすでにダイベストしたと言われ、その勢いは益々加速すると言われています。

世界最大級の投資会社ステート・ストリートは、「2008年のリーマンショック以降、より大きな利益を得るためには、金融以外の物理リスク、訴訟リスクを回避するためにもダイベストメントしESG投資へ回す必要がある。我々はすでに18兆円ESGに投資した」と言っています。

もちろん、より持続可能な世界を創り出すことに貢献するという観点もあるのでしょうが、あえて投資家的、ビジネス的な表現をすれば、リスク回避のためにESG投資をする、というものです。

これが今、ビジネスで起こっている地殻変動でお金の流れが一気に変わった理由です。

僕たちの身の回りに変化を感じ始めるにはもう少しかかるかもしれませんが、確実な変化はすでに起こっています。


3.最後に

SDGsについては、これくらいで終わろうと思います。僕自身も調べていてかなり難しかったり、わかりにくい内容などもありました。

おそらく、僕の記事を読んでも中々理解できない事や途中で難しくて読むのを辞めてしまった方もいると思います。

ですが、僕自身は難しいながらも全て読み、理解しようとする事が大事だと思っています。

SDGsというのは、簡単にいうと、世界の目標です。

貧困や教育の問題、環境問題など、たくさん今問題があります。

それを一人一人が目を背けてはいけません。

地球温暖化によって日本の夏が50度とかになったら騒ぎますよね?

もっと色んな問題に興味を持って欲しいと僕は切実に思います。

ここまで読んでいただいた方には、本当に感謝しています。

この3つの記事を通して、少しでも興味を持って頂ければ、僕は幸いです。

そして、自分なりに調べて、行動してみてください。

行動する事が大事です。

本当に最後まで読んで頂き、ありがとうございます。

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ではまた明日!

Jun Ioroi

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