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GoogleスプレッドシートでChatGPTを使いこなす:実践的なステップバイステップガイド


はじめに


この記事では、OpenAI APIを使ってGoogleスプレッドシートと連携する方法を紹介します。具体的には、OpenAI APIを利用してデータの自動処理や分析を行い、業務の効率化を図る方法を解説します。この手法を活用すれば、日々の作業が大幅に効率化されることでしょう。

例えば、以下のようにセルに入力するだけで、企業の業種を自動的に取得できます。

=generateResponse(B3 & "の業種を教えてください。以下の選択肢の中から選んでください:テクノロジー、ヘルスケア、金融、消費財、工業、エネルギー、通信サービス、公共事業、不動産。出力は業種名だけにしてください。")

実際の出力例は以下の通りです。

ChatGPTとスプレットシートの連携方法


GoogleスプレッドシートとApps Scriptの設定

  1. 新しいGoogleスプレッドシートを作成

    • Googleスプレッドシートを開き、新規スプレッドシートを作成します。

  2. Apps Scriptの設定

    • メニューから「拡張機能」をクリックし、「Apps Script」を選択します。

  • Apps Scriptエディタが開いたら、以下のコードをコピーして貼り付けます。

const OpenAI_API_KEY = "your_openai_api_key_here";

const MAX_TOKENS = 4000;
const MODEL_NAME = "gpt-4o";
const MODEL_TEMP = 0.7;

function generateResponse(prompt) {
    const url = "https://api.openai.com/v1/chat/completions";
    const payload = {
        model: MODEL_NAME,
        messages: [
            {role: 'system', content: 'あなたは、優秀なアシスタントです。'},
            {role: 'user', content: prompt.toString()}
        ],
        temperature: MODEL_TEMP,
        max_tokens: MAX_TOKENS,
    };

    const options = {
        contentType: "application/json",
        headers: { Authorization: "Bearer " + OpenAI_API_KEY },
        payload: JSON.stringify(payload),
    };

    return JSON.parse(UrlFetchApp.fetch(url, options).getContentText()).choices[0].message.content.trim();
}

OpenAIからAPIキーを取得

  1. OpenAIのAPIキー取得ページにアクセスし、APIキーを取得します。

  2. 取得したAPIキーを、先ほどの「your_openai_api_key_here」の部分に貼り付けます。

Googleスプレッドシートと関数の設定

スクリプトの保存

  • メニューの保存アイコンをクリックし、スクリプトを保存します。ファイル名は任意です。

カスタム関数を使用する

スプレッドシートに関数を入力

  • 例えば、セルに以下のように入力します。

=generateResponse(B3 & "の業種を教えてください。以下の選択肢の中から選んでください:テクノロジー、ヘルスケア、金融、消費財、工業、エネルギー、通信サービス、公共事業、不動産。出力は業種名だけにしてください。")

実例:市場分析の自動化


  1. スプレッドシートの準備

    • 市場名(例:日本の電気自動車市場)と分析項目(需要予測、競合分析、成長可能性、課題)を入力します。

    • 市場名のセルに以下のように入力します。

=generateResponse("市場分析をしてください:" & A2 & "の需要予測")
  1. 結果の確認

    • 数秒待つと、日本の電気自動車市場の需要予測が自動で入力されます。同様に、競合分析、成長可能性、課題も自動で入力されます。

終わりに


この記事を通じて、OpenAI APIとGoogleスプレッドシートを連携することで、業務がどれほど効率化できるかを実感していただけたでしょうか。この手法は、さまざまな業務や分析に応用可能です。ぜひ、この記事を参考に、あなたの業務でも試してみてください。これからも継続的にChatGPT関連の情報を発信していきますので、フォローよろしくお願いします。

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  • GPTsを使用したビジネスシーンでの応用法

  • GASなどを使ったGPTsの外部連携方法

最後までご精読いただき、ありがとうございました。

Image Credit: Open AI Inc. and Google LLC


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