呆けた春の日差し

春の日差しは全く緊張感なく身体を包む。
風は山を抜ける時は音を立てているのだが、裏庭で呆けた姿を晒す私のところに来る頃には微風になり果てている。
時間は恐らく1.4倍ほどゆっくり流れているだろう。
何故ならカップのコーヒーがまだだいぶ残っているから。
こんな時間が永遠であればいいと思った。

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