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ホロスコープには自分のステータスとクエストが隠れている

常々思っていることがある。
タイトルの通り、ホロスコープはステータス画面でありクエスト表だと。
得意不得意や起きるイベントがそこに現れている。
これは西洋占星術だけでなく算命学などの東洋占星術にも同じことが言える。
西洋占星術ではトランジットやソーラーリターン、算命学や四柱推命では大運や月運などには「こういうことが起きるよ」が表わされている。
これをクエストと言わずしてなんと呼ぶ。
洋の東西に関わらず、世界各地の人たちがこの世界の攻略のために編み出した技術、もしくは運営が提供した技術が占星術。(ただし読むにはスキルがいる)
そういう意味では、人生はそのままフルダイブMMORPGとも言える。
「人生はゲームだ」という言葉をどこかで聞いて知って以来、私は人生をそのように捉えるようになったのだが、占星術に出会ってそれは見事な腹落ちとなった。

人によっては占いの使い方はいろいろだと思う。
私の場合は、私自身を知るために使っている。
概ね、何かに行き詰まるとホロスコープなり命式なりを眺める。
最近だと仕事のことだ。
どんな仕事が自分に向いているのか。誰しも悩むことだと思う。
仕事をホロスコープで読むといえば、2ハウス、6ハウス、10ハウスを調べなさいというのが定番。
だが私の場合、2ハウスに感受点であるドラゴンヘッドがあるくらいで、6ハウスも10ハウスも空っぽ。
ハウスに星がない場合は、そのハウスのテーマは今世では重要じゃないよ!とは言うものの、稼がねば食っていけない訳で。
仕事のことで何かしらある度に、ホロスコープを眺めつつ、松村先生の本を読んだり、いろんな人のブログを読んだりしている。
読む理由は、自分の行動が人生のテーマから外れているから問題が起きるのではないかと考えるからだ。

私は2、6、10ハウスに星が無いワケだが、「あー、確かに」と思うのが10ハウス牡牛座。
制作系以外の道に進もうとすると、なぜか制作系の方に強制的に方向転換せざるを得ないことになりがちだ。
せっかく簿記の資格を取ったのに面接希望が来た印刷会社の面接を受けたら即日採用が決定したり、インハウスデザイナーとして社内の販促物を作りつつ事務仕事を覚えるぞと思っていたら、なぜかデザイン一本で働くことになったり。
制作系でない職務内容で仕事に繋がったのは、仕様書に沿って工業製品の画面のレイアウトをする仕事や、文具玩具売り場の店員。
制作系ではないが「ものづくり」や「モノ」に関わる仕事で牡牛座要素がある仕事だから働けたのかもしれない。
あと、コツコツやる仕事も評価されることが多い。
これは2ハウスが乙女座だからかもしれない。
どこに行っても、「きちんとしている」と評価されることが多い。
あと6ハウスが山羊座なのだけれど、これは確かに「自己実現」のために仕事を選ぶところが如実に出ているように思う。
「これを学びたい」と思うものを仕事にしてきているから、これもよくよく考えるとアタリだなぁと思う。
ルーラーの土星が1ハウスにあるのが効いているのかも。
本当に面白いくらいホロスコープに特徴が出てるなー、と思う。

仕事の向き不向きを調べるためにホロスコープを見るたび気になっているのが、2ハウスのドラゴンヘッド。
このドラゴンヘッドは火星とタイトなオポジションになっている。
その差、1度。
2度未満であることを考えると、メジャーアスペクトとしてはかなりタイトな方だと思う。
であれば、やはり仕事に影響があるのでは?と考えるのが自然だろう。
……なのだろうが……、このドラゴンヘッドのサビアンが「ヴィジャ盤」なのが超絶曲者で。
どー解釈したらええねん??、と。
2ハウスにあるということは、ウィジャ盤的に働けと??
え、占い師なの? え? え?
などと考えていたら「ドラゴンヘッドとトラゴンテイルのサビアンシンボルを読む場合、他の感受点と違い、+1度足さずに、そのままの度数で読む必要があるとされています」という記事を発見!
そうなると、私のドラゴンヘッドと火星は完全に180度で対向するサビアンシンボルになる。
ウィジャ盤は噴火する火山に置き換わる訳だが、どっちにしろ潜在意識がキーワードになってくる。
生まれ持った才能を表すのが2ハウス。
才能は持っていても磨かなければ原石のままで光らない。
ドラゴンヘッドが乙女座なので、今世は現実的なお仕事がテーマ。
ドラゴンテイルが魚座でスピリチュアルな事への抵抗感は無いし、むしろ自然で当たり前のことと捉えている。
と、ここまで書いて「あー、そういえば私、対人関係苦手だったわ〜」と思い出し。
まさに乙女座らしくガッチガチの優等生タイプでした。
でもそれだとダメだという自覚はあって、危機感はずっと心の奥底でくすぶっていた。
いい子ちゃんで人に嫌われるのが怖くて、俗なものに対する免疫もなく、まさに「THE☆乙女座」という感じでした。はい。
まさに潜在意識の爆発、乙女座17度の象徴の如く爆発して吹っ切れて、今は見事俺様と化しました。(アセンダント獅子座)
陰陽が基本の二元性の世界でみんなに好かれようとか土台無理な訳で。
西洋占星術で自分のホロスコープを読み始めた頃なので陰陽だとか二元性だとか知る前でしたが、己を抑圧しすぎてぶっ壊れ寸前で、まさに潜在意識からの反逆。
松村先生の「愛蔵版 サビアン占星術」にある通り「しかしこのような体験の中で真に元気になれます」そのもの。
潔癖をやめて俗を受け入れて世に馴染むこと。水清ければ魚棲まず。
私のアセンダントのサビアンは「化学者が自分の生徒に実験を指導する」であり、この世の真理の探究が魂のベース。
私はバランスの悪さに気持ち悪さを感じるタチだが(ネイタルの2区分が陰陽きっかりバランスしている)、自分自身のアンバランスさに対する危惧はずっとあって、それがついに爆発した訳だ。
陰陽を考えると、聖なるもの俗なものどちらも同じく大事であり、最終的なミッションは二元性の統合にあるわけで、2ハウスにこれがあるということは、もともと自分の中にあった動物的な生命力を取り戻すことが結果的に稼ぐ力につながっていくのかなと思う。

もし「自分ってなんだろう」「自分に向いてることってなんだろう」など、自分自身を知りたい、現状を打開したいという人がいたら、無料サイトでいいので、ホロスコープや命式を出して調べてみるといいと思う。
正直言ってホロスコープを読むのは簡単じゃない。
色々知らなきゃいけないことは沢山あるし、人それぞれ経緯や環境の違いで現象の現れ方も違う。
私は占星術で自分を知ろうとする人は、人生をあきらめていない人だと思う。
あきらめている人は唯々諾々と不満を言いながら現状に従い続けるだろうから。
どうしようもなく追い詰められて、けれど足掻いて足掻いて。
その果てに占星術に出会った、という人は私だけじゃないだろう。
自分を知ることは、人生最後まで共にいる相棒のことを知るも同じ。
ホロスコープには自分のステータスパラメーターと自分が挑まんと定めてきたクエストが載っている。
結果はエンドロールが流れるまでわからないけれど、どうせなら一つでも多くのクエストをクリアして「我が生涯に一片の悔い無し!」と言って終えたいものだ。

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