英語学習、伸び悩む時・上達を感じられない時の突破口を見出す方法
英語学習、義務教育〜高校・大学と人並みにやってきて、社会人になっても割と頑張っている方だけど、あまり上達を感じられない...自分は英語や語学に向いてないのだろうか...年齢のせいで記憶力が落ちているのだろうか...。
今日は、伸び悩む原因とその突破口を考えてみたいと思います。
🐥この記事を書いているJunのプロフィール🐥
英検®︎1級合格17回, TOEIC®︎990点18回, TOEFL®︎ iBT104(MyBest scores110), 英語発音指導士®︎, スペイン語少々, アルク「英検®︎1級合格マップ」著, 英語ジムらいおんとひよこ代表, 高校でアルゼンチン1年留学
まずは、英語学習を進めている中で伸び悩む原因は何があるでしょう?
🐥原因1. 必要十分な学習時間・頻度が確保できない
何年も勉強しているのに全然うまくならない
TOEICスコアが上がらない
英検?級に合格できない
時間が単純に足りない、ということがとても多いと思います。
目安としては
🌱仕事の日は2時間勉強をする
🌱休みの日は5時間勉強をする
くらいでしょうか
もちろん、多ければ多いほど良いです。
でも、仕事やプライベートで、これだけの時間が取れない方もいるでしょう。その場合は、毎日やっているかを考えてみてください。
つまり、週に7日勉強する日があるかどうか、です。
🌱仕事の日は30分勉強をする
🌱休みの日は2時間勉強をする
これくらいなら、どうにかして捻出できますか?
✔︎ 英語の勉強をお休みする日はありません。
✔︎ 1年365日英語をやっているかどうかを、考えてみてください。
1秒も英語に触れない日があると、
前日までに学習した内容の定着率も下がります。
英語の感覚が鈍くなります。
もし、英語に触れない日が何日も続いてしまうと、
サビつきはどんどん進み、取り返すのに膨大な時間がかかることになります。
🐥原因2. 学習方法が定まらない
次に、あれもこれもと手を出して、
いろんなセミナー・勉強会に参加して、
その度にやる気にはなるけれど
すぐに目移りしてしまって、
「あっちの方が自分にあってるかも」
「こっちの方が効率的かも」
「あの新刊気になる」
シャドーイングがいいと聞けばやってみて
海外ドラマを見ればいいと聞けば観てみて
文法書の通読をやってみたり
新しい本が出たら、手持ちのを中断して買ってみたり
でも、どれも、1週間もしないうちに疲れてしまう。
次のものに興味が湧いてしまう。
SNSのタイムラインの見過ぎかもしれません。
自分への自信のなさから目移りするのかもしれません。
または、先人への信頼の低さから続かないのかもしれません。
1つ決めたら、最低でも3ヶ月はやってみる。
半年、1年とやってみて、そこで、やっと自分に合わないかどうか判定をする。
それまでは他のやり方が目に入らない工夫をするとか
他のやり方を一切無視することも必要です。
もう少し、今やっていることに自信を持って、続けてみてください。
どんな方法であれ、どの書籍を使っていても
継続が結果につながります。
🐥原因3. 学習に最適な環境を用意できない
これは大きな悩みですね。
特に現在の自粛期間には環境の確保が、平時以上に難しくなっていると思います。
通常であれば、図書館へ行く、カフェへ行く、など工夫ができました。今はどこも閉まっているし、家族全員が自宅に毎日朝から晩までいる、というところも多いと思います。
今の自粛期間だけではなく、小さい子どもがいたり、介護している親族がいたり、狭い家でプライベートな空間がない、など、物理的な問題が避けられない場合もあります。
物理的な面を変えられないなら、時間的な部分を工夫するのはいかがでしょう?家族が寝ている間に、静かな時間を確保します。
ひとりになれる部屋があれば、その部屋で。
ない場合は、散歩も兼ねて外へ出て、人気のない公園で、
✔︎ シャドーイング(これならテキストや書籍が不要です)をやってみる
✔︎ 語彙学習ならアプリを使うこともできます。
✔︎ 例文暗唱なら、Googleドキュメントやスプレッドシート にまとめておいて、外からスマホでアクセスすることもできます。
らいひよの生徒さんの中には、(平時ですが)カラオケルームや防音のネットカフェを利用したり、それが叶わない場合は、駐車場の一角で、などどうにかして時間的・物理的問題を少しでも減らして英語学習している方がいます。
自分だけで解決できない場合も多い部分ですが、「その手があったか!」というアイディアで解決している方もいるので、意外な方法をググってみたり、SNSでフォロワーさんのアイディアを募ってみるのも良いですね。
🐥原因4. 本当は上達していることに気づけない
本当は上達してるんじゃないですか?
この疑問を自分に投げかけてみましょう。
・知っている単語、先月より増えてませんか?
・英語を読む速度、以前より速くなってないですか?
・問題集の正解数、増えてないですか?
・前にはできなかった、こんなこと↓↓↓ができるようになってないですか?
・自動詞、他動詞がわかるようになった
・関係代名詞の非制限用法がわかった
・ライティングで接続詞がうまく使える
・オンライン英会話で、覚えたばかりの表現が使えた
・会話中にunlessが使えた、仮定法が使えた
・ドラマ、ニュースがちょっとだけクリアに聞こえる
たぶん、自分へ課すハードルが高すぎるのです。
ちょっとしたことでも、頑張ったことを認めて
ここまでの成長を振り返ってみてください。
時間を確保し
目移りせず
環境を工夫し
英語の勉強を続けているなら
絶対に、変化は起こってます。
気付いてないだけです。
それなら、自分でちゃんと気付いてあげることでクリアできます。
これが、TOEICスコアや英検合格のような結果としては、まだかもしれません。でも、ちょっとした向上を見つけられたら、次の1歩はさらに大きなものになります。
🌱雪だるま式に知識は増えていきます。🌱
英語の勉強、(英語以外の何でも)って、
知識の積み重ねでもありますが、
それは単に知っていることが増えていくだけではなく、
点と点が繋がる部分で、さらに大きくなります。
点が増えても大した変化が見えないかもしれませんが、
やればやるほど、点と点がつながり、全体の面積は広くなります。
自分で、成長を気付いてあげることで、
この「接続」も加速し、さらに知識が積み重なります。
🐥原因5. 結果を焦りすぎ
ダイエットでも英語でも同じですが、
焦りすぎな方は多いですね。
これは「原因4」の自分で自分の成長に気付いてないことに関連しますが、3ヶ月やってみて、何も変化がない、と悩むより、それを半年・1年続けてみて結果が出るかを見てみましょう。
TOEICスコアとか、そんなにすぐに上がりません。
英検も上位の級になると、そうそう簡単に合格できません。
それが「普通」です。
インターネットやSNSのタイムラインを見ていると、
○ヶ月で200点アップ!
○ヶ月で英検1級合格!
なんて華やかな達成が目に飛び込んできます。
全体のほんの一握りです。
でも、彼らは目立ちます。
比較すると、疲れます。
自分だけできないのか、
なんで自分は結果が出ないのだろう、
と悩みます。
でも、数ヶ月で結果を出している人たちは少数派と考えましょう。
逆に、1年2年かけてTOEIC目標スコア達成した人や英検合格した人は、それをわざわざツイートすることは少ないから目立たないのです。実際にはこっちの方が多数派です。
一部の目立つ他人と比較することなく
🌱 機が熟すのを楽しみに
🌱 淡々とコツコツと
今目の前にあることを積み重ねてみてください。
以上です!
「なんでこんなにできないんだろう」
「向いてないのかな」
と、思っている方がいたら、
✔︎ 足りないのは何か
✔︎ 改善できるポイントはないか
✔︎ 本当に他にやりようはないのか
✔︎ 少しも上達してないのか
✔︎ 長いタイムスパンで見てどうなのか
ちょっとだけ考えてみてください。
どこかにお悩み解決のヒントが転がっているかもしれません。
向いてないってことはありません。言語なので。
年齢を理由に覚えられないってことはありません。
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