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英語学習、伸び悩む時・上達を感じられない時の突破口を見出す方法

Photo by yeshimss on Pixabay

英語学習、義務教育〜高校・大学と人並みにやってきて、社会人になっても割と頑張っている方だけど、あまり上達を感じられない...自分は英語や語学に向いてないのだろうか...年齢のせいで記憶力が落ちているのだろうか...。

今日は、伸び悩む原因とその突破口を考えてみたいと思います。

🐥この記事を書いているJunのプロフィール🐥
英検®︎1級合格17回, TOEIC®︎990点18回, TOEFL®︎ iBT104(MyBest scores110), 英語発音指導士®︎, スペイン語少々, アルク「英検®︎1級合格マップ」著, 英語ジムらいおんとひよこ代表, 高校でアルゼンチン1年留学

まずは、英語学習を進めている中で伸び悩む原因は何があるでしょう?

🐥原因1. 必要十分な学習時間・頻度が確保できない

何年も勉強しているのに全然うまくならない
TOEICスコアが上がらない
英検?級に合格できない

時間が単純に足りない、ということがとても多いと思います。

目安としては
🌱仕事の日は2時間勉強をする
🌱休みの日は5時間勉強をする

くらいでしょうか
もちろん、多ければ多いほど良いです。

でも、仕事やプライベートで、これだけの時間が取れない方もいるでしょう。その場合は、毎日やっているかを考えてみてください。

つまり、週に7日勉強する日があるかどうか、です。
🌱仕事の日は30分勉強をする
🌱休みの日は2時間勉強をする

これくらいなら、どうにかして捻出できますか?

✔︎ 英語の勉強をお休みする日はありません。
✔︎ 1年365日英語をやっているかどうかを、考えてみてください。

1秒も英語に触れない日があると、
前日までに学習した内容の定着率も下がります。
英語の感覚が鈍くなります。

もし、英語に触れない日が何日も続いてしまうと、
サビつきはどんどん進み、取り返すのに膨大な時間がかかることになります。

🐥原因2. 学習方法が定まらない

次に、あれもこれもと手を出して、
いろんなセミナー・勉強会に参加して、
その度にやる気にはなるけれど
すぐに目移りしてしまって、

「あっちの方が自分にあってるかも」
「こっちの方が効率的かも」
「あの新刊気になる」

シャドーイングがいいと聞けばやってみて
海外ドラマを見ればいいと聞けば観てみて
文法書の通読をやってみたり
新しい本が出たら、手持ちのを中断して買ってみたり

でも、どれも、1週間もしないうちに疲れてしまう。
次のものに興味が湧いてしまう。

SNSのタイムラインの見過ぎかもしれません。
自分への自信のなさから目移りするのかもしれません。
または、先人への信頼の低さから続かないのかもしれません。

1つ決めたら、最低でも3ヶ月はやってみる。
半年、1年とやってみて、そこで、やっと自分に合わないかどうか判定をする。

それまでは他のやり方が目に入らない工夫をするとか
他のやり方を一切無視することも必要です。

もう少し、今やっていることに自信を持って、続けてみてください。
どんな方法であれ、どの書籍を使っていても
継続が結果につながります。


🐥原因3. 学習に最適な環境を用意できない

これは大きな悩みですね。
特に現在の自粛期間には環境の確保が、平時以上に難しくなっていると思います。

通常であれば、図書館へ行く、カフェへ行く、など工夫ができました。今はどこも閉まっているし、家族全員が自宅に毎日朝から晩までいる、というところも多いと思います。

今の自粛期間だけではなく、小さい子どもがいたり、介護している親族がいたり、狭い家でプライベートな空間がない、など、物理的な問題が避けられない場合もあります。

物理的な面を変えられないなら、時間的な部分を工夫するのはいかがでしょう?家族が寝ている間に、静かな時間を確保します。

ひとりになれる部屋があれば、その部屋で。

ない場合は、散歩も兼ねて外へ出て、人気のない公園で、
✔︎ シャドーイング(これならテキストや書籍が不要です)をやってみる
✔︎ 語彙学習ならアプリを使うこともできます。
✔︎ 例文暗唱なら、Googleドキュメントやスプレッドシート にまとめておいて、外からスマホでアクセスすることもできます。

らいひよの生徒さんの中には、(平時ですが)カラオケルームや防音のネットカフェを利用したり、それが叶わない場合は、駐車場の一角で、などどうにかして時間的・物理的問題を少しでも減らして英語学習している方がいます。

自分だけで解決できない場合も多い部分ですが、「その手があったか!」というアイディアで解決している方もいるので、意外な方法をググってみたり、SNSでフォロワーさんのアイディアを募ってみるのも良いですね。


🐥原因4. 本当は上達していることに気づけない

本当は上達してるんじゃないですか?

この疑問を自分に投げかけてみましょう。

・知っている単語、先月より増えてませんか?
・英語を読む速度、以前より速くなってないですか?
・問題集の正解数、増えてないですか?

・前にはできなかった、こんなこと↓↓↓ができるようになってないですか?
 ・自動詞、他動詞がわかるようになった
 ・関係代名詞の非制限用法がわかった
 ・ライティングで接続詞がうまく使える
 ・オンライン英会話で、覚えたばかりの表現が使えた
 ・会話中にunlessが使えた、仮定法が使えた
 ・ドラマ、ニュースがちょっとだけクリアに聞こえる

たぶん、自分へ課すハードルが高すぎるのです。
ちょっとしたことでも、頑張ったことを認めて
ここまでの成長を振り返ってみてください。

時間を確保し
目移りせず
環境を工夫し
英語の勉強を続けているなら
絶対に、変化は起こってます。

気付いてないだけです。

それなら、自分でちゃんと気付いてあげることでクリアできます。
これが、TOEICスコアや英検合格のような結果としては、まだかもしれません。でも、ちょっとした向上を見つけられたら、次の1歩はさらに大きなものになります。

🌱雪だるま式に知識は増えていきます。🌱

英語の勉強、(英語以外の何でも)って、
知識の積み重ねでもありますが、
それは単に知っていることが増えていくだけではなく、
点と点が繋がる部分で、さらに大きくなります。

点が増えても大した変化が見えないかもしれませんが、
やればやるほど、点と点がつながり、全体の面積は広くなります。

自分で、成長を気付いてあげることで、
この「接続」も加速し、さらに知識が積み重なります。


🐥原因5. 結果を焦りすぎ

ダイエットでも英語でも同じですが、
焦りすぎな方は多いですね。

これは「原因4」の自分で自分の成長に気付いてないことに関連しますが、3ヶ月やってみて、何も変化がない、と悩むより、それを半年・1年続けてみて結果が出るかを見てみましょう。

TOEICスコアとか、そんなにすぐに上がりません。
英検も上位の級になると、そうそう簡単に合格できません。

それが「普通」です。

インターネットやSNSのタイムラインを見ていると、

○ヶ月で200点アップ!
○ヶ月で英検1級合格!

なんて華やかな達成が目に飛び込んできます。

全体のほんの一握りです。
でも、彼らは目立ちます。
比較すると、疲れます。

自分だけできないのか、
なんで自分は結果が出ないのだろう、
と悩みます。

でも、数ヶ月で結果を出している人たちは少数派と考えましょう。
逆に、1年2年かけてTOEIC目標スコア達成した人や英検合格した人は、それをわざわざツイートすることは少ないから目立たないのです。実際にはこっちの方が多数派です。

一部の目立つ他人と比較することなく
🌱 機が熟すのを楽しみに
🌱 淡々とコツコツと
今目の前にあることを積み重ねてみてください。

以上です!

「なんでこんなにできないんだろう」
「向いてないのかな」

と、思っている方がいたら、

✔︎ 足りないのは何か
✔︎ 改善できるポイントはないか
✔︎ 本当に他にやりようはないのか
✔︎ 少しも上達してないのか
✔︎ 長いタイムスパンで見てどうなのか

ちょっとだけ考えてみてください。
どこかにお悩み解決のヒントが転がっているかもしれません。

向いてないってことはありません。言語なので。
年齢を理由に覚えられないってことはありません。

お読みいただきありがとうございます!


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