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英検1級・TOEIC990点満点のその先

画像:Radosław CieślaによるPixabayからの画像

「英検1級、やっとスタート地点」
「TOEIC990点、英語基礎をクリア」

こんな感じで言われることもあったりなかったり。
これは達成した時に、実際に達成した人が感じることだと思います。その意味では、半分本当かなと思います。

🐥この記事を書いているJunのプロフィール🐥
英検®︎1級合格17回, TOEIC®︎990点18回, TOEFL®︎ iBT104(MyBest scores110), 英語発音指導士®︎, スペイン語少々, アルク「英検®︎1級合格マップ」著, 英語ジムらいおんとひよこ代表, 高校でアルゼンチン1年留学

一つずつ考えてみましょう。

🐥英検1級、TOEIC990点がスタート地点ではない理由

もちろん、もう、国内英語試験の最高峰である英検の最上位の級を取得したんだから、それは「スタート」ではなく「ゴール」であるべきです。
(国連英検特A級はもっと難しいけど知名度で劣るため英検を最高峰とさせていただきました💦)

TOEICも、進級・進学・就職・転職の際に重視され、本屋に行ったらTOEIC本が所狭しと並んでいる、国内の状況を考えると、そのTOEICで満点をとることというのは「スタート」ではなく「ゴール」です。

それ以上、何を目指すことがある?

っていう感じですね。
この2つだけで、「英語ができる」証明には十分すぎるほどで、
「英語ができる」証明だけではなく、1級合格までの、あるいは、TOEIC満点までの、必要とされる学習量・時間・努力を考えると「努力を継続して目標を達成できる人」という、人間的な付加価値も生まれます。

国内での英語が重視される職場では、一目置かれるでしょうし、転職の際にも有利になることでしょう。

このことから、「スタート地点」ではなく「ゴール」なのです。

🐥英検1級、TOEIC990点がスタート地点である理由

一方で、この目標を達成したタイミングでの英語力を考えると、国際的には第一線で活躍するレベルには程遠く、英語会議や通訳など太刀打ちできないことがまだまだたくさんあるでしょう。

だから、ここからがスタートなのです。

ここまでは資格試験での結果を出すことに努力を、時間を費やしてきました。

それはそれで素晴らしい。


でも、それだけでは、このグローバル化が進む社会で、国内だけではなく国際的なことまで視野を広げ「地球」で活躍することを考えると、実質的には世界共通語である英語を自由自在に扱えるほどのレベルを目指して(到達できないにしても、少なくとも目指して)いかないと、成功へのハードルが高くなります。

英語ができなくても世界で活躍している日本人はいますが、英語が高いレベルでできた方が、あらゆる支障がなくなり、言語的なストレスが少ない方がビジネスにおいて他のもっと重要な部分へエネルギーを回すことができます。

英語は、やっぱり「言語」なので、「ツール」としての扱いであって、他の専門分野(医学、法律、科学、IT、などなど)の知識も並行して必要になります。この自分の専門分野を世界の舞台で生かすためには、英検1級、TOEIC990点を踏み台とした、さらに高いレベルの英語力が必要になる、ということ考えると、やはり「スタート地点」なのです。

🐥英検1級、TOEIC990点が基礎英語力クリアな理由

「英検1級、TOEIC990点!はい!これで、基礎英語力クリアできた!次は応用レベルだ!」

これは、達成した人がほぼ全員感じることでしょう。

✔︎文法レベルは基本的なことはわかるよ
でも、込み入った文法のことはわからない

✔︎語彙も1級合格できるくらいは知ってるよ
でも、英字雑誌とか読んでても知らない単語はまだまだあるよ

✔︎英検1級やTOEICではリスニングは大体全問正解するよ
でも、海外ドラマは聞き取れないよ

という感じで英検1級、TOEIC990点があっても、まだまだできないことの方が多いと感じます。

その意味で、「やっと基礎的な英語力がついたレベルである」と感じざるをえないのです。


🐥英検1級、TOEIC990点が基礎英語力クリアではない理由

基礎力というのは言い過ぎで、
やっぱり英検1級、TOEIC990点が「基礎」だったら、
準1級やそれ以下、TOEIC900点やそれ以下はどうなるんだ!?

ということになるので、やっぱり「基礎」というよりは「中級レベルの英語力」「中の上」「上の下」くらいになるのでは?と思うこともあります。

これは、もう一度、国内事情を考えると、英検1級、TOEIC990点があれば、英語を教える仕事に就きやすくなります。通訳ガイドなども目指しやすくなります。

他人に英語を教える、他人を英語で案内する、
こんなことができるのは「基礎力」を超えてる証拠です。

こんな感じで、両方の側面から考えてみると、どちらも正しいこと、または、どちらもちょっと大袈裟なこともわかります。物事には2面性または多面性があります。

「英検1級、やっとスタート地点」
「TOEIC990点、英語基礎をクリア」

どこかでこんな言葉を見かけたら、様々な角度から考えてみるのが良いと思います。

🐥英検1級、TOEIC990点の、その先

英検1級、TOEIC990点をとってから、さらに英語学習を継続していると、まだまだ伸びていきます。

私も英検1級、TOEIC990点を初めてとった頃は、全然本当に英語ができるとは言えない感じでした。(今もそれほどできるわけではありませんが)

🌱最近は、海外ドラマも慣れ親しんだものやキャラクターを知っているものなら、字幕なしで、(忙しい時は画面を見ずに)耳から聴いてわかるようになりました。

🌱英字雑誌、洋書を読むことが苦痛ではなくなり、
内容そのものを楽しめるようになりました。

🌱発音矯正、シャドーイングを経て、ニュースやYouTubeの英語なども字幕なしで、音の欠落や音のつながりまで大体わかるようになったので、内容の理解だけではなく、知っている単語ならスペルまでわかるくらいには聞き取れます。

英検1級、TOEIC990点のその先は、さらに広い世界が待ってます。英語学習がさらに楽しくなります。

英検1級、TOEIC990点までが大変ですが、私のような凡人でも達成できたのですから、誰でも手に入れることのできる資格です。

ちょっとした努力 × 継続

だけです。

持って生まれた才能も不要です。
英語圏の滞在経験も不要です。

英検1級、TOEIC990点をまずは取ってから、それ以降のゴールや目標を考えるのも悪くないと思います。

短期集中でさっと取ったら別のことにエネルギーを割くことができます。
たかが資格、されど資格です。

もし、英検1級、TOEIC990点欲しいな〜と思ったら、
躊躇なく、
一直線に
頑張ってみてください!

応援してます!

英検1級・TOEIC990点を手に入れたその先の未来には
もっともっと楽しい英語の世界が広がっています。

以上です!
英検1級もTOEIC990点も、それぞれ15回以上取得したことある経験から、考えてみました。


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