オンライン英会話で何を話せばいいのかわからない時の対処法
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オンライン英会話が続かない。
いつも同じ話ばかりしている。
上達を感じられない。
あまり楽しくもないのに作り笑顔で話している。
自己紹介だけはスラスラ言える。
オンライン英会話で、こんな悩みを持っている方いますか?
長く続けているのに効果を感じられず、そのためにテンションが上がらず、でも、楽しそうなふりをしている。時々イヤになり、キャンセルをしてしまう。それはそれで支払済のレッスン料を自ら捨ててしまったようなものと、自己嫌悪になってしまう。
なんて、ここまで悪循環に陥ってしまっていると、なかなか抜け出すのも一苦労に感じているかもしれません。
実は、私がこんな状態でした。割と最近まで。
なので、ここから抜け出す方法を本日は書いておきます。
*私はオンライン英会話は今はキャンブリー🦜(=cambly)で受講しているので、この経験に沿って
🌱「効果的に会話をする」
🌱「話題を見つける」
🌱「建設的なスピーキングレッスンにする」
ためのコツを順にみていきましょう。
ただ、その前に一番重要なのは、レッスンを受講するときの心構えです。
心構えです。
先生やスクール任せにしないで、自分から、レッスン受講料以上の内容になるような工夫をするのがベストです。その方法について、いくつかご紹介します。
🐥語彙本・表現集や英語学習本を利用する
普段の勉強で使っている本で全然良いのですが、語彙の本や表現集・例文集の本を手元において、その中の単語・表現を使うぞ!と心に決めてからレッスン受講をしましょう。
私の場合は、1100 Words You Need to Know を普段、語彙強化のために例文暗唱をしているので、その週に暗唱をしている語彙や表現を英会話中に無理にでも使うようにしています。
また、この本は洋書なのでちょっと意味が取りづらい部分があったり、辞書で調べても、違いがわからない場合は、その質問を先生に投げてみたりします。
先日は、例えば、alleviateとattenuateの違いについて質問してみました。
また、逆に先生に「最近何覚えたの?」って聞かれたので「最近はねぇ、、cacophonyとか〜」っていうことを少し話題にすると、そこから先生の方で話を広げてくれます。これで、cacophonyという単語は私の中で、単なる"聞いて意味のわかる・読んで意味のわかる"受動語彙から→能動語彙へ徐々に変わっていきます。
何を話せばいいのかわからない、というのは、おそらく、天気の話や最近の流行や、趣味の話などに限ってしまうから、話すことがなくなるのであって、毎日自分が英語を勉強しているなら、その語彙本・表現本の中に出てきた内容について質問をしたり、知識の補強を先生にお願いするだけでも、何か別のことについてだらだら話すよりは全然身に付く力が違ってきます。
他には、私は読んでいる英字雑誌(National Geographic やScientific American)も話題にします。「最近、こんな記事を読んだんだけど、〜って書いてあったの」と、自分なりの解釈や要約を先生に聞いてもらうと良いです。先生の方も、どんどん会話を広げてくれます。
どんな本でも雑誌でも、小説でも良いです。
私はたまたま例文暗唱に使っている本や読んでいる英字雑誌ですが、ご自身の毎日の勉強で大きな割合を占めているものを利用すると良いでしょう。
🐥事前にリクエストしておく
予約時点で、何をしたいか書き込める「備考欄」みたいなのがあるスクールが多いと思います。camblyも予約時に先生へメッセージを残すことができます。その時に、「覚えた表現を使いたいから聞いてね」「今日は〜について話したいの」っていうメッセージを残しておくと、先生によっては予習をしてくれる人もいます(←予習する先生は希少ですが)。
「今日何話す?」という最初の会話を可能な限り減らして、30分程度の限られたレッスン時間を有効に使うことができます。
camblyなら、ディスカッショントピックを予約画面でも選ぶことができます。例えば、
Large or small companies
のようなトピックだったり
Never satisfied
のようなものまで多岐に渡ります。
最近、イディオムのレッスンがとても上手な先生に当たって、その先生の時は、ネイティブ特有の表現についてひたすら30分話すこともあります。この時は、受け身にならないように気をつけることが必要ですが、最初にリクエストしておくことで、「何を話せばいいのかわからない」という悩みはなくなり、レッスン時間がきたら、とにかく相手の話を聴くこと・自分からの発話を多く確保することに専念できます。
🐥つまらない先生に当たった時の保険を準備する
お気に入りの先生を見つけておいても、それでもどうしてもスケジュールやその他の事情で、ちょっと微妙な先生や、単に相性のよくない先生に当たることはあります。
この時でも、同じ約30分のレッスンを無駄にしないように、保険をかけておきます。つまり、どの先生と話す場合でも、話のネタが尽きないトピックリストを利用することです。
トピックリストはネット上にたくさんあります。例えば、
・Conversation Questions for the ESL/EFL Classroom
・ESL Discussions
・101 ESL Conversation Topics to Break the Silence [2020]
みたいなサイトです。
先生が知っている場合もあるし、オンライン英会話スクールによってはこれを自社ウェブサイトのリンクに載せてあるところもあるでしょう。
あまり話の弾まない先生に当たってしまったとしても、このような尽きないネタを利用して、上から順にお互いに回答するなんてことをしていけば、自分の考えを出力できるし、その過程でどんな語彙を使うか表現を使うかトレーニングできます。
以上です!
人は、成長を感じられることで、効果を感じらることで、さらなる「やる気」が出るものだと思います。
ちょっとした工夫で、レッスン時間約30分を濃厚な学びの時間に変えられます。
ただ会話するだけでは、その「満足感」は得づらく、自発的に、「これについて話したい」「これについて聞きたい」と思うことを利用します。「会話」という概念にしばられず、今、勉強していることや読んでいる本を使って、自分の中の思考を整理し、英語でアウトプットすることが「満足」につながります。
そのための、事前リクエストであったり、不運な時の保険です。*不運と言っても、たまたま当たった先生がとても素晴らしい場合も多々あります。
英会話レッスンを中身の濃いもの・充実したものにするのは受講者側のひと工夫でどうにでもなります。
受け身をやめて、自分から行動することで変わります。
これらの方法のうちで、いくつか、または一つでも取り入れてみて、オンライン英会話でのスピーキング練習がうまくいくといいですね!他にも良いアイディアがあったら是非、教えてください。
お読みいただきありがとうございました!
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