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主夫がおうちでセラピストしています「在りし日の人間関係不得意」

2007年にAQUA MIXT(アクア・ミクスト)自宅サロンをオープン。
エンジェルオラクルカードの創始者であるドリーン・バーチュー女史の「エンジェル・セラピー・プラクティショナーⓇ」コースに参加するためにカリフォルニア州のラグーナビーチへ行く。以降、おうちでセラピストをして14年が経ちました。

男女関係の機微、親子関係の相互理解を促進させるカウンセリング・ヒーリングセッションを提供し続けて十数年…。

ヴィジョンは「多くの人が上機嫌で生きる世界をつくること」 です。

にんげんって何だ?

幼い頃、人間って不思議だなぁと思っていました。
特に両親が毎晩のように夫婦喧嘩をして、傷つけ合うさまを見ていたので、

「愛し合って結婚したのに、どうして傷つけ合うんだろう?」

という矛盾が理解できませんでした。
(思えば、矛盾じゃないのかもしれないけど…)

好きな人の顔を殴ったり、お尻を蹴り上げたり…
翌日には、母のあざだらけの顔を見ることになります。

母のために、ガスコンロを新調した父に、彼女は「不便だ!」と文句を言い、その文句に父が怒り出し、暴力を振るうといういつものやりとりに、

「言葉があるのに、どうして、お互いを理解し合おうとしないのだろう?」

と思い続けました。
(思いを言葉にする難しさを僕が大人になって思い知るのですが…)

その幼少期の「不思議」「疑問」「怒り」が、セラピストを目指す大きな要因でした。

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にんげんって何だ?怖い!→人間関係不得意

そのうち、自分の中にも矛盾を見出します。

小学生高学年になり、本当の氣持ちと表に出す言葉にズレを感じ始めるのです。

「嫌い」「嫌だ」という氣持ちを表現すると、クラス全体を考えた場合にそぐわないのでは?
「好き」という氣持ちをあの子に伝えたら、それを拒絶されたときに恥ずかしいのでは?悲しいのでは?
自分がこうしたいという思いを表現すると非難されるのでは?仲間はずれにされるのでは?

そのような思いで、本当の氣持ちと表現する氣持ちにズレがどんどん生じていきました。

とても仲良くしていた女の子の友だちが僕のいないグループの中で、僕の悪口を言っていたことを回り回って聞くことになりました。

本当は一緒に遊びたくない…という内容でした。

一緒に楽しく遊べていると僕は思っていたのに、本当は嫌だったなんて…、
とてもショックで、彼女に話しかけられなくなり、こちらから無視してしまうような形になりました。(本当のところはどうだったんだろう?)

思えば、お互いに「言いづらいこと」を出し合うようなコミュニケーションが出来れば良かったのですが、そこまでの技術や度胸はありませんでした。

そういう胆力を誰かに教えてもらえたら…
自分に正直になって他人とわかり合えたら…

というのも、今の僕の仕事への情熱につながっています。

「にんげんこわい」「にんげんうそおおい」

これが、自分にも友だちにも見出してしまったわけです。
「人間関係不得意」の始まりです。

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人の矛盾が生み出す美しさよ

その僕が今では「おうちセラピスト」として、多くの人と交流し、「癒やし」「つながり」「おもいやり」「氣付き」「応援」「感謝」「本音」を分かち合うようになりました。

人の矛盾には美しさがあり、愛おしいものだと感じています。

それは、ある「ものの見方」を得たからです。

それは何だと思いますか?

矛盾を創り出した、その人の人生の物語を分かち合うことの素晴らしさが今のセラピストとしての喜びのひとつです。

その喜びを味わって14年が経ちました。

その喜びを味わえば味わうほど、自尊心も周りの人たちへの感謝も高まりました。

これからも、

自分に正直に生きたい
本音を大切にしたい
家族に対してありのままの自分で接したい
いつもご機嫌で過ごしたい
美味しい食事を家族に提供したい
ふかふかのおふとんで眠りたい
洗濯物は外に干したい
果物を躊躇なく買いたい
(特にシャインマスカットや桃、いちごのあまおう)
家族が笑っているように、クライアントにも笑って欲しい
ずっと中二病でいたい

そんな正直な氣持ちを持って歩んでいきます。

人間関係不得意が、実は多くの祝福を得る入り口だったとは今になって感謝しています。

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