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春分図



春分が近づいてきた。2022年度の春分は3月21日0時34分。
春分図は太陽が牡羊座0度に入った時の天体図で、その年1年の運気が示されていると言われている。


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既にweb等で多くの方が鑑定されているが、2022年度の春分図は2室水瓶座と3室魚座の二つの個人に関わる部屋に惑星が集中している。
2室は金融や財産を表し、牡牛座の部屋でもありそこに水瓶座金星、火星があるので個人が水瓶的に自由に情熱的に楽しむエネルギーが生まれる。
そして3室は通信、交通、短い旅行を示し、双子座の部屋でもあるので、魚座水星、木星、海王星があり、近い場所への旅行やオンラインでの学びや芸術を通しての交流が活発化する感じ。
2室、3室とも5室の娯楽、子供、冒険の部屋の天王星の影響も受けるので家族でアウトドアで楽しんだりすることが増えそうである。

一方、2室冥王星はハウスカスプ土星であり、10室天秤座月と山羊座冥王星がスクエアであることからマクロ的にはウクライナの動向も含めて金融・経済システムの混乱に伴う仕事における葛藤や不安が大衆の中で強まっていく傾向にある。


さて今年の春分図を私のネイタルチャートを重ねて読んでみたいと思う。
昨年の春分図ではトランジット(以下、T)の土星と天王星がスクエアである中、T土星と私のネイタル(以下、N)水星がスクエア、T土星とN天王星が180度、T天王星がN水星とコンジャンクションと天体の惑星間での緊張と天体とネイタルの惑星との間でも厳しい緊張が生まれていた。
振り返れば昨年の元旦早々から原因不明の眩暈に襲われ、それ以降、春先まで突発性の眩暈に苦しんだ。(以前の投稿にも記載)
背景として過去から先延ばしにしていた親との関係性や三人の子の心身の不安定な状態であることもストレスとなり自律神経系に影響したのではと受け止めている。
20代で甲状腺疾患を患って生活を改善したのと同じようにこの眩暈をきっかけとして30年間飲み続けてきたお酒を半年以上やめた。(最近は松の葉を漬けた焼酎を薄い薄いお湯割りにして飲んでいる)
6室という健康の領域に働く天王星が今回も作用したのではと受け取めている。
ある意味ではサターンリターンの延長線で5室獅子座天王星に引火したような激しい葛藤の中にいた。



2022年度春分図と私のネイタルチャートを重ねた状態

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今年の春分図は昨年のT土星の位置にT火星(上図の赤丸)がおり、T土星とT天王星の緊張は和らいだ感がある。T天王星は当面、牡牛座に鎮座したままである。
反面、3室T天王星と6室N天王星がアパースクエアで神経疾患には継続して要注意。
また、T水瓶座火星、金星(合)でNの水瓶座ASCと合であり、情熱的なエネルギが高まる!
トランジットの場合は主に周期速度の遅い木星(12年)、土星(29.5年)、天王星(84年)とネイタルの惑星との0度、90度、180度を先ず見ていくとルル・ラブア先生の本では語られている。



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プログレス図はネイタルチャートから年齢の数だけ進ませた日のチャートでやはりその年の全体の星の運気を示している。
今まであまり見ることはなかったが、今回、春分図も合わせて2022年度のプログレス図も調べてみた。
6ハウス蠍座5度海王星を頂点として底辺は山羊座土星と乙女座金星、冥王星、火星でのミニトラインに注目した。
蠍座5度のサビアンシンボルは「大きな岩場の海岸」
がんとして動かない現実に対して大きな力を得て変えていこうというエネルギーが示されている。
山羊座土星に乙女座ステリウムの3つの惑星が蠍座海王星と協働するエネルギーが働く。
6ハウス蠍座海王星で、仕事面で直感や感覚を働かせていくことで山羊座、乙女座の地のエレメントからのサポートを受けて、成果を導いていけそうである。海王星は無意識の象徴でもあり、乙女座金星、火星などはトイレや部屋の掃除、心身へのケアを継続的に積み重ねていくことで気づかされることもありそうである。

2021年度前半は原因不明の突発性眩暈、後半は痒みと大変苦しんだ。
今年も6室N天王星にTの天王星がスクエアであり油断はできないが、プログレスでの6室蠍座海王星に乙女座と山羊座の惑星のサポートがあるので目の前の厳しい岩場のような状況に亀裂を生んで、そこに風や火が通っていくようなイメージを感じた。

春分を前に2022年春分図と春分図とネイタルを重ね、またプログレスチャートをはじめて紐解いてみた。
運気を観ていくことにおいても、チャートを通して自分の目がどこに着目し、そこからどういう切り口で読んでいくのかはそれぞれの読み手に任せらえており、そこに正しい、間違いはないように思う。
チャートを読むことを通して惑星やサインの働きと自分の意識を重ねていくことで私の現実を俯瞰して観ていける、結果として楽になっていくことを大切にしたいと思う。そして何しろ、ホロスコープを読むこととそれを文章で表現していくことを楽しんでいきたいと思う。



春分やルル先生の新装版

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