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アーチを鍛える



次男は足の痛みと腰痛で随分と苦労してきた。
たまたまご縁ができた大阪天満のCAMINO(スペイン語で道という意味)というシューフィッターのマイスターが経営されている靴屋で次男は足裏の診断をしてインソールを作ってもらった。
そのシューフィッターの方からは次男は土踏まずがあまりない状態(いわゆる扁平足)でそれが原因で足の痛みや腰痛を招いていると説明を受けた。
その方もご自分の足裏で長年、苦しみ、ご自分で研究を重ねてシューフィッティングの道を進まれたようだ。

私も2年前からCAMINOシューズは履いていたが、特に今まで靴で困った経験はなかったため、足裏の診断やインソールの作製はしなかった。
今回、次男の変化を目のあたりにして、私も足裏診断をしてもらった。
その結果、思いがけないことに私は次男以上に土踏まずがなく、歩く際に親指が使えておらずやはり腰や首にしわ寄せがきているという診断であった。

振り返れば私もストレスが重なったりすると腰痛や眩暈などの神経系異常に悩まされていたが、他の施術師や先生からは古い打撲、ストレス性と診断されてきた。
土踏まずのアーチの状態も腰痛や神経症状等に影響する要素の一つであることは間違いないと感じたので、私も予防的にインソールを作製してもらった。

また、座る時間が長い生活習慣の場合は、足裏にインソールが働かなくなるため時々、靴を履いて10分でも立ったり歩いたりすると血液の循環が維持されるとアドバイスも受けた。

その靴屋はいつも大阪のおばちゃんで賑わっている。
長年、歩けない状態だったが、この靴のおかげで本当に楽に歩けるようになったんと二足目、屋内用のスリッパを作りに来られている。
店には未だ2,3回しか行ったことがないがいつもおばちゃんたちの喜びの声に溢れている。
CAMINOはTVにも登場したり、お客さんの口コミでその良さが伝わり、特に足裏診断によるインソール作製は今は要予約になっている。

https://camino-original.com/




この足裏の診断を受け、4年ほど前に知って、しばらく続けていた足指を開く「ひろのば体操」をまた再開しはじめた。
ひろのば体操もやはり土踏まずを鍛える感覚があるので、以下の動画で指を挟む位置や時間を図りながら毎朝、はじめた。(月乙女であるためか、タイマーできっちり時間を計って行うということが苦手で、今までは適当な時間間隔でやっていたのだ。


https://www.youtube.com/watch?v=_JdeCrlixYg



家の中での移動も同じ特注したインソールのスリッパを履くのがいいとは思うが、スリッパまで新たに作製はできないので、お手軽なAKAISHIのスリッパ(アーチを鍛えるためのもの)を購入した。
これがアーチを刺激してとても感覚的には気持ちがよく、我家では愛用し始めた。

https://akaishionline.com/af/roomshoes/?utm_source=yahoo&utm_medium=cpc&utm_campaign=06_roomshoes&yclid=YSS.1000353191.EAIaIQobChMIhY3G382k9gIVmF1gCh3oOgIaEAAYASAAEgK0JPD_BwE


その後、長男もCAMINOで足裏診断を診断してもらったところほぼ私と同じレベルであったようだ。たまたま長男が家に帰ってきたので私、長男、次男のCAMINOを一列にして撮影。
思いがけず土踏まずの筋肉の働いているレベルは 私 = 長男 く 次男 であった。ちなみに土踏まずがないほどインソールは盛り上がる。

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インソールやひろのば体操で本来の土踏まずの筋肉の動きを繰り返していくと、本来の土踏まずの筋肉の動きを意識でき、それによってしだいに土踏まずが働いていないと違和感を感じるようになってきた。

親子で私が一番酷い土踏まずの状態で、その状態に気がつかないまま年を重ねてしまったが、これからは、日常の中でアーチを鍛えてこの新しい感覚をどんどん目覚めさせていきたいと思う。

次の其角の句は「足の心を足のうら」と読んでおり第二の心臓と言われている足の裏と人の心とを重ねている。

散る花や足袋をへだつる足の心


人間は多くの動物と違って、歩くことができるのは足の裏の働きがあるからこそ。同じように脳や自我の暴走を俯瞰した目で見つめていく心の在り方が問われてくる。
その足と心がとても象徴的に響きあってくる



土踏まず見せ合ふ親子春の山

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