【信号無視話法】内閣総理大臣記者会見 2020年3月28日 (新型コロナウイルス)
約1ヶ月前、全国の学校への一斉休校を要請した2月29日の会見では大手メディア5社(朝日新聞、テレビ朝日、NHK、読売新聞、AP通信)の質問しか受け付けず、まだ多くの記者が挙手する中、一方的に会見は終了。フリージャーナリスト・江川紹子氏が「まだ質問があります」と訴える中、そそくさと私邸に帰宅した安倍総理の姿に注目と批判が集まった。
これに対して、MIC(日本マスコミ文化情報労組会議)の南彰議長を中心にオープンな首相記者会見を求める署名が実施され、3月29日時点で4万筆以上が集まっている。
こうした動きの中、2020年3月28日に安倍晋三総理は首相官邸で記者会見を開催。首都圏を中心に感染者数が急増している新型コロナウイルス対策を中心に質疑に応じた。今回も質疑では大手メディアが中心に指名され、しかも安倍総理は下を向いて原稿を読みながら回答する場面が目立った。つまり、大手メディアの記者たちは質問の事前通告に応じていた可能性が高い。
しかし、先述の署名の影響もあってか、今回はフリージャーナリスト2名にも珍しく質問の機会が与えられた。この2名の質問は事前通告していなかったためなのか、総理は原稿を読むことなく自分の言葉で答えようとしていたように見受けられ、より具体的な回答を引き出せた場面もあった。
そこで本記事では、この記者会見におけるフリージャーナリスト2名と安倍総理の質疑を信号機で直感的に視覚化していく。具体的には、信号機のように3色(青はOK、黄は注意、赤はダメ)で視覚化する。
集計結果
質疑
*本分析の詳細は下記のリンク先に掲載
更新履歴
2020/3/29 12:14 新規作成
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