自ら選ぶ自分の2019年のベストnote
今年に書いたnote記事の整理も兼ねて、手前味噌ながら今年最も多く読まれた自分の記事を上位5位まで紹介していきます。
1位 1000リツイートを超えると「彼ら」は一気にやってくる
2019年のアクセス数:約1万1700件
公開日:2019/8/13
リツイート数が1000を超えると批判的なリプライや引用リツイートが突如として増える。
この不自然な現象をTwitteユーザは感覚的に理解しているのではないだろうか。この記事ではこれまで漠然と理解されていたこの現象を事実に基づいて正確に解き明かした。
分析対象にしたのは、2019年8月10日に札幌で行われた「ヤジも言えないこんな世の中じゃ...デモ」。このデモ行進の様子をデモ当日の10日にツイートしたところ、リツイート数が1000を超えた翌11日早朝、突如として批判的なリプライや引用リツイートが急増した。
そこでツイートに対するリプライと引用リツイートを2つ(ポジティブな反応、ネガティブな反応)に区分し、それぞれの反応数の推移を1時間単位で24時間にわたって算出し、直感的に理解できるグラフで視覚化。このグラフによって、リツイートが1000を超えたタイミングで起きた状況がいかに不自然であったのかを浮かび上がらせた。
2位 【NHKの真っ赤な嘘】2019年3月1日小川淳也議員による根本厚労相不信任決議案趣旨弁明を伝えるニュースウォッチ9
2019年のアクセス数:約8500件
公開日:2019/3/5
2019年3月1日衆議院本会議にて根本厚生労働大臣の不信任決議案が提出され、立憲民主党・小川淳也議員が約1時間49分に及ぶ趣旨弁明を行った。
しかし、当日夜のNHKニュースウォッチ9によるこの趣旨弁明の放送内容は真っ赤な嘘と言って差し支えないほど、事実と乖離していた。
具体的には、小川議員の演説内容と水を飲んだタイミングについて、小川議員を貶めるような映像編集やナレーションを意図的に行なっていた。
そこでこの記事では、NHKがついた真っ赤な嘘を事実に基づいて視覚化し、NHKの悪意を明らかにした。ちなみに、「真っ赤な嘘」という刺激的な表現を用いたが、この点について反論する者は一人も現れなかった。なぜならば、誰も擁護できないほどに、誰の目から見ても明らかなほどに、NHKの放送内容は真っ赤な嘘だったからだ。
3位 【信号無視話法】2019年3月22日 NGT48山口真帆さん暴行事件調査報告書 AKS記者会見
2019年のアクセス数:約5100件
公開日:2019/3/23
2019年3月22日午後、NGT48を運営するAKSは山口真帆さん暴行事件の第三者委員会による調査報告書について記者会見で説明。記者会見開始から40分ほど経過した頃、事件の被害者である山口真帆さん本人が会見内容に反論するツイートを投稿し、会見の質疑に大きな影響を与えた。
この記事では、これまで国会答弁を視覚化してきた「信号無視話法」の分析手法で、約2時間55分に及んだ記者会見の質疑を視覚化した。具体的には、会見に出席した3名(松村取締役、早川支配人、岡田副支配人)の中で大半の回答を行なった松村取締役の回答を山口さんの反論ツイートによる影響を加味して分析した。
4位 【横浜市長リコールへの道】一発リコールと二段階方式の比較
2019年のアクセス数:約3300件
公開日:2019/9/9
2019年8月22日、横浜市の林文子市長は突如としてカジノを含むIRの誘致を正式に表明。これまでの「IR誘致は白紙」発言は市長選挙に勝つための方便だったと判断せざるを得ない言動が続き、横浜市民からは林市長に対するリコール(解職請求)の動きが始まった。しかし、政令指定都市である横浜市の場合、市長のリコールに必要な署名数は約49万筆(横浜市の有権者 約300万人に対して、6人に1人に)と多い上、その膨大な数の署名(名前だけではなく、住所、生年月日、押印なども含む)をたった2ヶ月で集めなくてはならず、ハードルが高い。
そこで、れいわ新選組・大西つねき氏(横浜市在住)はいきなりリコール(市長の解職請求)するのではなく、二段階方式(住民投票条例の制定→市長の解職請求)を提案している。この記事では2つの案(一発リコール、二段階方式)を可能な限り、客観的に比較して、それぞれのメリットとデメリットを整理した。
✳︎このリコールを巡っては現在進行形で状況が動いており、今後記事をさらに更新する可能性あり
5位 【文字起こし】枝野幸男魂の3時間大演説(2018年7月20日 安倍内閣不信任決議案)
2019年のアクセス数:約2300件
✳︎この記事の2018年のアクセス数は約11万3000件。2019年の1位(約1万1700件)のアクセス数より10倍も多い。
公開日:2018/7/20
✳︎完成は2日後の7/22
事実上の会期末を迎えた2018年7月20日、野党は安倍内閣不信任決議案を提出し、否決された。この趣旨弁明で立憲民主党・枝野代表は不信任理由を7項目に分けて、2時間43分にわたって演説した。これは今年5月25日に同党・西村ちなみ議員が厚生労働大臣不信任決議案の趣旨弁明で記録した2時間6分を上回る最長記録である。しかも、簡単なレジュメはあったようだが、原稿を事前に用意しておらず、ほぼ即興でこの長時間をしゃべり切った。
この記事では、この趣旨弁明44776字を演説当日夜から順次公開し、演説2日後の7月22日夕方に完了。これがネットで拡散され、翌月の書籍「緊急出版!枝野幸男、魂の3時間大演説 『安倍政権が不信任に足る7つの理由』」出版へと繋がった。
2021年4月をもって、noteの更新を取りやめました。 現在はtheLetterで情報発信しているので、よろしければ登録をお願いします。 https://juninukai.theletter.jp/