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「夏の魔法」

 初夏の日差しが、鎌倉市の街角を温かく照らしていた。高校2年生の晴人は、図書室でひとり、夏休みの計画を立てていた。そこへ、クラスメイトの美月が現れた。

 「晴人くん、夏休みは何か予定あるの?」美月は好奇心いっぱいの目で晴人を見つめた。

 「えっと、特に何も…」と答える晴人に、美月はにっこり笑って言った。「じゃあ、私と一緒に夏祭りに行こうよ!」

 「えっ!?」晴人は驚いた。美月と二人で夏祭りなんて、想像もしていなかったからだ。

 夏祭りの日、二人は浴衣を着て出かけた。晴人は美月の浴衣姿に心を奪われながらも、照れくささから目をそらした。

 祭りの夜は魔法のようだった。屋台の灯り、花火の輝き、そして、美月の笑顔。晴人はふと気づいた。この瞬間が、青春の一ページになると。

 「美月、今日はありがとう。すごく楽しかったよ。」晴人が言うと、美月は優しく微笑んだ。

「私も、晴人くんと来れて嬉しいよ。これからも、一緒に楽しい思い出を作ろうね。」

 二人は手を取り合い、星空の下、未来への約束を交わした。


 この物語もお楽しみいただけたら嬉しいです。他にご希望があれば、どうぞお気軽にお申し付けください。😊ではまた! 早川怜

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