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素人のワイン造り (1)

もう9月も終わり、きょうから10月になりましたね。特に書きませんでしたが、9月はカリフォルニア ワインの月だったのです。気をつけていると何か関連のイベントがあったりするのかもしれませんが、多くはやっぱり商売ですからね、そういうものに乗せられないように用心しないと。^^

9月ということで僕が考えるのは、やっぱりぶどうの収穫です。ナパ バレーでは8月から収穫が始まりますが、最初はシャンパーニュ用のぶどう、それからソヴィニオン ブラン、シャルドネなどの白ワインで、それから徐々にピノ ノワール、メルロー、そうしてナパ バレーが誇る赤ワインのカベルネ ソヴィニオン。10月初めには収穫も 40〜50%は終わっています。ワインの出来はもちろんぶどう畑の整備から始まってぶどうの木の栽培、枝や蔓の剪定、病気からの保護などさまざまな作業、そして現場は畑からワイナリーの建物内部に移ってワインメーカーさんやワイン造りの作業に従事する皆さんの、さまざまな苦労の結果としてのものです。しかしやっぱり、最もエキサイティングなものは収穫でしょうね。(観光もこの時期が好まれるようですよ。)

実は僕はぶどうの木のオーナーなのです。そしてその収穫をやるのも今年で4回目でした。収穫したぶどうは最終的にはもちろんワインになるわけですが、アメリカでは、個人で一人10ガロン(38リットル)まではワインを醸造することが許されているのです。これはワイン ボトルにして 50本ですね。つまり計算上では1週間に1本の割合で1年間飲み続けられるだけの量になります。木がある場所はナパ バレー、その南側のカルネロス地区です。ここはピノ ノワール、シャルドネという品種のワインが高い評価を受けている地区で、僕が育てているのはピノ ノワールの木。ここではぶどう栽培業者が7エーカーの畑にぶどうの木を所有しており、僕はそのほんの一部だけの契約オーナーになっているということなのですが、でもとにかく一応はオーナーですからね、4本だけですけど。4本だけではありますが、年間の栽培作業にも従事しています、重要な時だけ。重要な時というのは初春の剪定、それから秋の収穫です。

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ところで、10月はテキサス ワインの月、ニュー ジャージー ワインの月なのだそうですよ。日本ではめったに見ることはないでしょうが、見つけたとしても引っ掛からないようにしてくださいね。^^

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