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ここからナパ バレー

ナパ バレーに入るずっと前に、「ここからナパ バレーに入りますよ」という印となる銅像が据えられています。それがこれ。

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ぶどうの房を圧搾している人ですね。もちろん現代の大手ワイナリーではこういう作業はしていません。ほぼすべて機械化されていますが、機械化されるまではこういう仕事を毎年やっていたのです。

この像が据えられてある丘はサンフランシスコから北へ約 46マイル(75 km)向かったところにあります。車で1時間くらい、サンフランシスコからフリーウェイ 80号線を走り、その支線となるハイウェイ 29号線に乗り換えると周囲の情景がぐっと近くなります。(ちなみに、フリーウェイとハイウェイの違いはご存知ですか?フリーウェイは左右に交差する道路がなく走っている高速道路、つまり free from crossing streets でフリーウェイ、ハイウェイは高速度で走る道路ですが、交差する道路もあるという高速道路、侵入車も対向車もあるので要注意です。)ここまで来ると道路の両側にはぶどうの畑も見られるようになります。気をつけてみるとワインを作っているワイナリーもあります。が、ここはナパ カウンティ(郡)に入っていますが、まだナパ バレーではありません。道路はすでに多くの車が走っていますが、多くはナパ バレーを目指す人たちでしょう、この 29号線がナパ バレーを通過するわけですが、そこを過ぎると山の中に入っていくばかりです。

今はまだ 29号線に入ったばかり、そこをしばらく走ると道路は徐々に高度を上げていきます。そして大きく左にカーブを切り始める、その正面の丘の上にあるのが写真の銅像です。少し離れているので小さく見えますが、実際には4mくらいの高さですから意外と大きいですね。この丘を上りきったところで両側の下方を川が流れていますが、これがナパ川。右側方向に行くとナパ バレーに続いていますが、ここから車は大きく右にカーブを描きながら丘を下り、ナパ バレーに入っていくことになります。

ナパ バレーは今でこそその名は知られて、年間の訪問客は 400万人に達し、ワインが好きな人々が一度は行ってみたいという場所になっていますが、さて実際にはどれほど知られているのでしょうか。これからナパ バレーのお話を思いつくままに、足が向くままに書いていきます。ワインを飲みながら、想像力を駆使しながらお付き合いください。

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