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観劇 noteその2「直撃!ドラゴンロック2・轟天大逆転 ~九龍城のマムシ」

劇団☆新感線

「直撃!ドラゴンロック2・轟天大逆転
~九龍城のマムシ」

直撃!ドラゴンロックの続編!

いのうえひでのりさんは前作の打ち上げの時に「これは3作までやる!」と宣言して必然的に生まれた作品

俗に言う「轟天2」あらすじは

何故踊る! 何故闘う!アチョーの雄叫びと共にあの轟天(橋本)が帰ってくる。
20XX年ネオ香港にそびえ立つ死亡の塔「ニュー九龍城」を舞台に渦巻く巨大でわかりやすい陰謀。
轟天の前に立ちはだかるロシア製サイボーグ戦士(三宅)、そこに現れる鋼鉄のピンポン玉を打ち込む謎の女(高田)と、つけ狙ううざったい殺し屋(池田)。
謎が笑いを呼び、戦いが笑いを呼んで、七転八倒、七転び八起きのクライマックスへ直撃する!
そしてやっぱり最後には、轟天はシリーズ最強の敵、香港マフィアのボス中のボス、ジョニーレッド・魔夢死郎(まむしろう)(古田)と対決!!
新感線大馬鹿アクション芝居の決定版!
お笑い度・アクション度200%UPでここに登場。
BAKA is BACK!!

・・・・というはっちゃけた遊びまくりな舞台

前作、「千葉真一のモノマネから生まれた剣轟天」物語上 何かを守り続けて戦っていたけど

今作はもう「轟天」としてキャラが成り立ってしまって人格破綻、正義の味方でも何でもない「自由に生きる変態」となってます

演じる橋本じゅん曰く轟天は「華か?餅か?」という選択でひたすら餅を選び続け楽をし続ける人生(笑)

前作をジャンプの3大要素で例えたけど

今作は古田新太曰く「バカでエロくて強い」という3つに変わっている(笑)

基本「目の前にいる奴は殺す」、でもやっつけたら「なんて酷いことを!?」と嘆き誰かに責任転換するという どこからツッコミ入れていいのか分からないくらいの破綻しっぷり

ふざけてんな〜(笑)と思いがちなんだけど 前作も今作も橋本じゅんの轟天への役作りで20キロ痩せるというロバート・デ・ニーロ並の努力もしてて だからこそ動けるし前作同様カッコ良くみえていまう

仲間の鉄腕イワン役の三宅弘城さん 高いアクション身体能力をみせに魅せつけ 側転バク転するんだけどタイツ姿なので 妙に腕が短くみえる! 本当に短いのかな?ドラマでは気になったこと無いのに この轟天2でめちゃくちゃ目立つ

そして今回悪役ラスボスの古田新太

初登場時に裸で股間に印籠くっつけて登場してくるんだけど 当初、出始めは「桃色侍」って名乗れ・・っていのうえさんに言われてたのに舞台上で頑なに「裸侍」と名乗り続け いのうえさんが折れたというエピソードがある(笑) 

裸なんだけど座頭市の歌パロをしつつカッコいい殺陣を魅せるので 結果的に面白カッコいいという印象が残る(笑)

同じ悪役で登場した粟根まことさんはこの前に髑髏城で演じた欄兵衛役で「えせヴィジュアル系」として引きずったネタを今作でも残している(他の髑髏城で欄兵衛は向井理やらカッコいい役者ばかり)

あとね 私はジャッキー・チェン全盛期の香港映画バカなんですが新感線にはほぼ毎回アクションクラブの川原さんが出演されていて今作もでポン・フェイフォンという役で出てますが もう正に見た目はリーリンチェイ(ジェットリー)の演じるワンス・アポン・ア・タイム・インチャイナのウォン・フェイフォン!(主題歌はジャッキー・チェンが歌ってる)

元々顔が似てるのか 動きにも気をかけていて激似!

轟天と戦うもんだから

千葉真一 対 ジェット・リー

という夢の対決になっている!(@_@;)

香港映画好きにもオススメします

この舞台から古田新太の奥さん(ダウンタウンごっつええ感じのあの女優)がジェット・リーにハマってワンチャイを観だしたらしいです

この轟天2はいろんな要素が多すぎて 思い出しつつ書いてますが たぶん半分くらいネタをフォローしきれてないと思います(笑)

うん、ネタ要素が多すぎて拾いきれないけど

橋本じゅん、三宅弘城と古田新太との対決は必見です ばりばりアクションカッコいいのに面白さも盛り込んでくるし

新感線らしい演出盛り沢山でこの時代の舞台観てる人ならたまらん終わり方します 

例えば 一番悪い奴を倒したら主役がお客さん側を見て「終わったな!」と宣言するとか

何故かラスト悪い奴らが改心して一緒に興行に出始めるとか(笑)見ていて飽きない(笑)

いや〜舞台ってホントに良いものですね〜(●^o^●)

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