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観劇 noteその1「直撃!ドラゴンロック~轟天」

劇団☆新感線
「直撃!ドラゴンロック~轟天」

一発目は絶対コレを書かないと!( ゚Д゚)
私の中でトップクラスのバカ舞台(褒めてます)

当時、関テレの深夜枠
広報か何かの時間帯を持っていて
いのうえひでのりさんが橋本じゅんさんに
モノマネさせてドラマのパロディを作ってた
(10001回目のプロポーズとか、もう誰も愛さないなんて言わない等)
ある日「明日までに千葉真一になって来い」と
ムチャ振りされたところから誕生したらしい轟天

この作品の主役、剣轟天は
千葉真一主演映画、「激突! 殺人拳」剣琢磨の丸パクりで
大きい芝居の殺陣もふざけて膨張している様にも見えるが
実際、本家の顔芸も凄い事になっているので一見の価値あり
後から映画を観た私ですが後半は手に汗握るシーンの連続なのに
轟天を観たばっかりに ずっと笑いを堪えないといけない刑に処されましたw

ただ本家と大きく違うところは
千葉真一の剣琢磨は「格闘一筋の殺し屋バカ」に対して
橋本じゅん演じる剣轟天は「欲にまみれた ただのバカ」という
致命的な差はありますが たまに似てるので困りますw

新感線の好きなネタモノが組み込まれやすいキャラ
いのうえひでのりさんの演出には濃い特徴があり
一部はカッコイイ方の舞台「いのうえ歌舞伎」にも引き継がれている

逆に言うと轟天はバカなお芝居ばかりしてるので舞台ラストの対決シーンではマトモにアクションしていて
轟天がカッコよく見えるという ちょっとしたマジックにかかります

この舞台を例えるとどうなんだろ・・
「80年代の週刊少年ジャンプにありそうなギャグ漫画」的な?w
・友情(目的の為に利用)
・努力(きっと過去 頑張って修行してたんだろう)
・勝利(目に余る反則技ばかり)
一応、3つ揃ってます

ストーリー?
聞く?(笑)

世界最強になれるという「轟天の書」を
所持する格闘家 剣轟天
それを狙った女泥棒と世界征服を企む軍団との奪い合い(3行w)

途中、轟天を狙って
当時20代後半の山本カナコさん演じる「コギャル」が乱入してくるけど
・・もうこのコギャルが最高(*´▽`*)
客として観に来てた古田新太は劇団員としてあかんけど耐えれず爆笑したという

敵のボス役に橋本さとし
当時の新感線でのラスト公演
この後、どんどん出世して大舞台役者になる
私の中ではずっと「=テリーボガード」
橋本じゅん餓狼SP、KOF94まではアンディボガードだったので
この舞台のラストは実質「兄弟喧嘩」
最後の超必殺技をお楽しみに!

そしてこの轟天にはもう一つの楽しみがあり
副音声が超絶に面白い
いのうえ歌舞伎系には副音声が無いから貴重な会話
橋本じゅん、橋本さとし、粟根まことの暴露話の連続

全く本編の関係ない話が半分以上
主に橋本さとしの悪口www
NHKのプロフェッショナルのナレーターが
先輩にボロカスに言われる副音声www

他では聞けないトークですね(笑)

今では超ベテラン、いろんなドラマ映画に出ているメンバーが
こんなおバカな舞台に全力で演じてるのは貴重なのは間違いない

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