夜の切れ目

ひとりきりの室内。

あたりは静かだが、時計の短い針はもう下を向いている。

閉めきったカーテンの隙間から弱い光がもれている。

今は何をしてたんだっけ?   昨日は何をしてたんだっけ?

小さい画面をぼーっと眺めているその間にも、

カーテンの向こうはどんどん明るくなってゆく。

どんなに情けなくても、どんなに楽しくても、

これで "昨日" は終わりだ。

また、今日が始まる。

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