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Jumping islanders 36

1,全てが狂った。全てが元通り。


2022年あけましておめでとうございます。

無事に20歳になることができました。

バンドに出会って5年

自分の曲を作り始めて3年になります。

音楽に触れて

人前に立って

憧れて

落ち込んで

その中で出会った

虎之介という人物の話をしたいと思います。

2.僕が何を叫んでも

「僕が何を叫んでも戦争は終わらないんだろう。」

なんて言葉

最初は大袈裟だとおもった。

こんな平和な毎日。

戦争なんて昔の話だし、今はもう関係ないものだと思ってしまった。

虎ちゃんがHIZAKURIGE としてライブするから

見に行ったのはもう3年も前の話になる。

3.THE GAIN

中学生からバンドやってるヤベェやつがいる。

The GEINっていうらしい。

高校1年バンド始めたての俺は嫉妬しかなかった。

いつか一緒にやりてぇな。

なんのコピーしてるんだろうなと思った。

hopeでの初ライブ。まさかの対バン。

学校の先輩たちと足並みそれえてステージに立てるそれだけで嬉しかった。

俺らはトッパーでライブってこんな感じなのかで精一杯。その後のThe GAIN

虎ちゃんがステージに上がってからhopeの空気が変わった。

忘れもしない。

一曲目basket case/Greenday

ピンスポがギタボに当たって、パワーコードと虎ちゃんのしゃがれた歌声。

Do you have the time…

めちゃくちゃな歌詞に歪みすぎなギター

チューニングすらあってなかったのを覚えてる。

だけど、
堂々とステージ上に立ってまっすぐな目で歌っているステッカーだらけのレスポールに頭をぶち抜かれた。

気づいたら楽屋に行って話しかけていた。

高校は高専に入って俺らと一緒に音楽やろうぜ。

彼は高専には入んなかった。

音楽部のない高校に入って1から始めたいとのこと。

少し残念だったけど、それも彼の選んだことだからと思った。

4.HIZAKURIGE


それからしばらくして

2019年12月なんだ屋で

HIZAKURIGE のライブがあった。

安い楽器と高校生4人

初心者の友達と新しく組んだと聞いていた。

技量云々よりもバンドがしたいという気持ち

が全開の前傾姿勢だった。

Boling for soupのコピーとオリジナル。

バンド組んですぐオリジナルはすげぇなと思いながら

数曲の中で少し引っかかった曲があった。

「僕が何を叫んでも戦争は終わらないんだろう」

そんな歌詞書くのか。

俺には関係ないねくらいでしか思わなかった。

それから3年経った今

彼はその歌で多くの人を魅了している
まさか
自分が生きてる間、他の国で殺し合いがあるなんて思いもしなかったし、それがなかなか終わらないことも。

ウクライナロシア問題。

簡単には目を逸らせないのはわかってる。

テレビでは連日報道されて、確実に無視できない。

だけど遠い国でのこと。

俺らには関係のないこと。

日をを増すことにそう思い始めてる人もいるのではないかと思う。

5.戦争は終わらないんだろう

3年前

虎ちゃんは世界のどこかで
争いが起きて悲しんでる人がいることを知ってた。

悲しんでる人の味方であることを歌で示していた。

「歌詞なんてリスナーのものですから」って言われた覚えがあるけど

弱い者の味方であること。

それを歌にできること。

何より作り手が強く思っていなきゃいけないこと。

自分の弱さを知ってるから書ける歌詞である

そんな人間性と歌詞に俺は強く心を打たれた。

6.結

同じバイトしたり、桃鉄したり

時には一緒にブルーハーツのコピーをしたり。

お笑いと映画と音楽が好きで

暇な時に連絡したくなるのが虎ちゃん。

そんな彼が

The GAIN、HIZAKURIGE 、人類

いろんな名前で等身大を表現してきた。

また彼のライブが見たい。

彼の言葉を正面から受け止めたい。

進化し続ける彼をそばで見続けたい。

そして、虎之介に負けない

優しい音楽を俺も作っていきたい。

心の底からそう思った。

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