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ノルディック複合・全日本選手権〜話題性の重要さ〜

今季のスキージャンプの国内戦。葛西さんが出場しているので、心なしかメディアの量が多かったです。

メディアを引き連れ、少しでもスキージャンプに関心を向けることができる。それも葛西さんの偉大さの一つです。

国内のジャンプ選手で、これができるのは高梨沙羅と葛西さん、小林陵侑くらいでしょうか。。。

全日本選手権

皆川体制になってから、全日本選手権の「価値」をあげようと

施策を講じて来ました。

このような計画を発表したり

アルペンスキーやクロスカントリーには、全日本選手権の優勝者や上位者に

オリンピックや世界選手権の出場権を与えていました。

その恩恵を受けたのが宇田崇ニです。

一方でスキージャンプとノルディック複合は、それらに比べるとやや劣ります。

そもそも、全日本選手権をサマージャンプで行っているスキージャンプ競技。

#サマージャンプ

優勝すると1ピリオド分のワールドカップの出場権をもらえます。

#まだいい

問題はノルディック複合。なぜか従来と変わらず

未だにタイトルとは名ばかりで、意地とプライドを賭けた戦いなだけ。

遠征中の選手は当然参加しません。

スキージャンプとコンバインドは、シーズン中の試合数が多く、世界でも戦える競技なので

ワールドカップとの絡みがり、非常に難しい立場にあるので、致し方ない面もありますね。。。

コンバインド2連戦

試合内容としては2試合とも上位争いは白熱し、面白いものでした。

レースに関しては、見事な上位争いを演じ

表彰台に上がったこの2人が

事細かに書いてくれるでしょう。。。

しかし、この2試合の優勝者の名前を検索して出てくるのは

2試合でこれだけ。。。

寂しい。

特に2試合目は全日本選手権。

歴史と名誉ある試合。

オリンピック時には「お家芸」と呼ばれるほど

かつては注目を集め

現在も、渡部暁斗さんが2大会続けてメダルを獲得している

冬季五輪で数少ないメダル獲得種目です。。。

寂しい。。。

おそらく、スキージャンプも葛西さんと遠征メンバーがいないと

このようになってしまうのではないでしょうか。

「スポーツの価値」「スキージャンプの価値」「ノルディック複合の価値」

「価値」が下がっているのは間違い無いでしょう。

選手も連盟も、「価値」をあげられるようにしなければ

競技の未来はないでしょう。

ただ、大会そのものに「出場権」を賭けさせたりすることは

「選手」にできることではないので、そこは連盟に頑張ってもらうしかないでしょう。

メスを入れて、少し改善した「皆川体制」ではなくなってしまいましたが、どうなっていくのか注目です。

選手もできることを頑張っていくのは大事ですね。

#できることとは

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