餃子の王将でメニューの数が日本一多い店舗と言えば、ご存じ宝ヶ池店(京都市・左京区)。TVで王将ネタをやると毎回登場するお馴染みの店舗だ。そんな宝ヶ池店に異変が?!
宝ヶ池店のオリジナルメニューを全部食べた記事はコチラ↓
・宝ヶ池店 近年のオリジナルメニュー
ウインドウには「当店が王将でメニューが1番多いお店です!」のパネルが掲げられている。
そもそもの前提として、餃子の王将は各店舗の店長さんに裁量権があり、地域や客層に合わせた独自メニューを自由に作ることが許されている。
では、近年の宝ヶ池店のオリジナルメニューがコチラ。
凄い昔のメニューは写真撮ってないけど、数年前のメニュー表はこんな感じ。
少し最近のメニュー表。ちょっとずつメニューが減少。
2024年8月23日時点のメニュー表は、さらに減少。ここ数年オリジナルメニューが減少傾向にあった。
・大阪のメニュー数が多いFC一派
一旦話は変わって、
大阪に餃子の王将のFC店を経営する、株式会社SDKキッチンさん
(日本橋でんでんタウン店・せんば南本町店・北浜道修町店・大国町難波中店・天満橋OMMビル店・信濃橋本町通り店)のグループがある。
そんなSDKキッチンさんのFCグループ。こちらもオリジナルメニューが多い。
多少の違いはあるが、6店舗共通のオリジナルメニュー表。その他、セットメニューが各店の地域に因んだネーミングで若干異なる。
宝ヶ池店の近年のオリジナルメニュー減少傾向もあり、あれ?SDKキッチングループのメニュー数、宝ヶ池店を超えてないか?説が急浮上。グランドメニューを省いた近々のお互いのオリジナルメニューの数をざっくり数えてみた。(2024年8月23日時点のメニュー)
宝ヶ池店のオリジナルメニュー 55品
SDKキッチングループのオリジナルメニュー 55品
宝ヶ池店はデザートに力を入れており、シューアイス4種・プレミアムアイス3種を7品換算で数を稼いでいる。チューハイをオリジナルでカウントするのか、JSMを換算するのか、双方を比べるのは中々難しく今回たまたま同数であったが、もしかするとSDKキッチンさんが超えてるタイミングもどこかであった可能性もある。SDKキッチンさんでスジャータのアイスを置いてた時期もあるので僅差の勝負だ。
夏メニューから秋メニューに変わるタイミングで動きがあるかもしれないので改めて調査しようとしていた矢先、宝ヶ池店に変化が!
・王者 宝ヶ池店に異変?!
先日9月24日、ちょうど1ヶ月ぶりに宝ヶ池店へ。
もしメニューに動きがあるとしたら、10月の秋メニューに変わるタイミングかな?と、いつも通り来店すると…?!
オリジナルメニューが激減しているではないか!!この1ヶ月のどこかで換わったようだ。オリジナル餃子1品、飯類4品、麺類は1品に。人気メニューに絞ったカタチだ。
そして、
「当店が王将でメニューが1番多いお店です!」のパネルも外されている!料理数日本一ウリから脱却し、路線変更したようだ。近年徐々に減らしてきたので、また一気に増える事は無さそうだが、今後の動きにも注目である。なので、TVで宝ヶ池店のメニュー数日本一ネタはもう無いということだ。
ということで、ほぼ同じくらいの数であったSDKキッチンさんのグループがメニュー数日本一の新王者になるのでしょう。1つの店舗だけでなく6店舗存在するので、この店が日本一です!と表現しづらいところもあるかもしれないが。
餃子の王将の面白みの一つとしてFC店の個性にあると思うのだが、王将さん的にはその辺はあまりTV等では取り上げて欲しくなさそうな空気を感じる。それは、王将は他のレストランチェーン店と違い各店舗で料理人が調理をしている。昔は店舗によって当たり外れ(美味い不味い)があり味にばらつきがあった。これは前・大東社長もインタビューでそう言う声があることを認めている。それを無くすべく調理道場を作ったり味の均一化に努め、現在の安定した味になっている。そういう過去があるせいか、TVでは個性的で変わった事をしている(直営と違う事をしている)FC店をあまり扱って欲しくなさそうな印象を感じる。大体登場する店舗は、関西は空港線豊中店、宝ヶ池店。関東は水道橋店、浮間舟渡店あたりの直営店が毎回登場する。あとは人気メニューランキング、王将用語・東西の天津飯のタレの違い、調理道場、料理アレンジ辺りがお馴染みの流れである。逆に言うと、その面白さが世間にバレずにすんでいるともとれるか。
例外で、出町店(FC)の皿洗いでメシ代無料や、閉店した時は人情味溢れ話題性も高く、その後の「いのうえの餃子」開店も含め関西ローカルのニュースで多く取り上げられたりした。
・選ばれし精鋭たち
そんなわけで生き残った、かにあんかけ炒飯とあぶりチーズ餃子を注文。選ばれし精鋭なだけあって、完成度も高く美味い。
昨今は「ナチュラルチーズトッピング🧀」+189円が公式に実装されたので、通常餃子にトッピングすることでチーズ餃子にすることは可能だが、宝ヶ池店のは、餃子とチーズの間にマヨネーズが塗られ旨味が倍増、チーズの塩みもありタレ無しで美味い。まぁ、追いチーズも可能ということか。
さて、メニュー数最多路線から降りた宝ヶ池店。デザート系のオリジナルメニューは引き続き多い。果たして今後どんな動きを見せるのか、引き続き注目である。
※instagramで投稿しているものを再編集しつつ、こちらに移していくので過去のアーカイブが含まれます。そのため、現在閉店した店舗、無くなったメニュー、来店当時の価格表記になることをご了承下さい。
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