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ChatGPTと顧客の声を分析のトレーニング - EdTech GAI Lab

アンケート結果の集計・・・めんどくさいですよね・・・
特に項目設定を間違えて、フリーテキストでしか無いケース、泣く泣く人の目で分類したり集計して眠れない夜もあったんじゃないでしょうか。
AIに助けてもらって快適な睡眠を得るための力を得ましょう・・・!
(GPT4を利用しています)

ダミーデータの生成

# プロンプト例
フリーテキストで記入される顧客満足度アンケートを集計する練習をしたいです。
ダミーデータを10件ほど作ってくれますか?

# 結果
ちろん、フリーテキストで記入される顧客満足度アンケートのダミーデータを10件作成します。以下は例として作成したデータです。

サービスは良かったですが、価格が少し高いと感じました。
商品の品質がとても良く、スタッフの対応も素晴らしかったです!
価格に対しての満足度が低いです。もう少し安くしてほしい。
全体的にまずまずでしたが、店内の清潔感が足りなかったように感じました。
スタッフの対応が非常に親切で、次回も利用したいと思います。
...

という感じで今回もダミーデータを作ってもらいます。
普段から集計をしている人はこのまま分析に進んで良いのですが、慣れてない・または初めてのケースでは「どういう分類ができるか」という観点の時点でわかりにくい・思いつかないと思います。
そういうときは素直に練習したい旨を伝えてみましょう。

# プロンプト例
このデータを利用して顧客の満足度分析の練習をしたいです。

# 結果
もちろん、顧客の満足度分析の練習を行うための基本的な手順をご紹介します。

1. テーマの分類
フリーテキストのアンケート結果から得られる情報を分類します。以下のようなカテゴリに分けると分析しやすくなるでしょう。

サービスの質
商品の品質
スタッフの対応
価格
店舗の状態(清潔さ、場所など)
その他のコメント
2. 各テーマの分析
各カテゴリに関連するコメントを分析し、顧客が何に満足しているか、不満に感じているかを特定します。

例:

サービスの質:多くの顧客がサービスの迅速さや効率性に満足している。
価格:価格に対する満足度が分かれている。一部は価格が高いと感じている。
3. 評価の集計
各カテゴリでの満足と不満の数を集計し、全体的な傾向を把握します。

4. 可視化
結果をグラフやチャートで可視化すると、一目で分かりやすくなります。バーチャートや円グラフなどが役立つでしょう。

5. アクションプランの提案
分析結果をもとに、サービス改善のための具体的なアクションプランを提案します。

例:

価格に対する不満が多いため、価格戦略の見直し
スタッフの対応に満足している顧客が多いため、この点を強化
まとめ
顧客満足度のフリーテキスト分析は、多角的な視点から顧客のニーズや感じを深く理解する強力な手法です。テーマの分類や分析の深化など、工夫を凝らすことでより精緻な分析が可能になります。

これらのステップを参考にして、分析を進めてみてください。何か具体的な質問やサポートが必要であれば、お気軽にお問い合わせください。

さすがですね・・・分析のステップまで教えてくれました。

分析の依頼

これに沿って分析・分類を依頼してみましょう。

# プロンプト例
テーマの分類を実施し、ポジティブ・ネガティブでも集計してください

# 結果
もちろんです!40件のフリーテキストのアンケート結果をテーマ別に分類し、ポジティブ・ネガティブの意見も集計してみます。

サービスの質
ポジティブ: 9件 (迅速な対応、スムーズなサービスなど)
ネガティブ: 1件 (対応が遅いなど)
商品の品質
ポジティブ: 11件 (品質が高い、多様性があるなど)
ネガティブ: 5件 (品質が期待以下、古い商品など)
スタッフの対応
ポジティブ: 13件 (親切な対応、フレンドリーなスタッフなど)
ネガティブ: 3件 (対応が冷たい、改善が必要など)
価格
ポジティブ: 7件 (価格がリーズナブル、価格に対しての満足度が高いなど)
ネガティブ: 5件 (価格が高い、透明性が欲しいなど)
店舗の状態
ポジティブ: 1件 (店内の雰囲気が良いなど)
ネガティブ: 2件 (清潔感が足りない、場所がわかりづらいなど)
その他のコメント
ポジティブ: 0件
ネガティブ: 0件
まとめ
サービスの質、スタッフの対応において、顧客からのポジティブなフィードバックが多くあります。
商品の品質には満足と不満の意見が混在しており、特定の部分について改善が必要かもしれません。
価格に対する意見も分かれており、価格戦略の見直しを検討する価値があるでしょう。
この分析を基に、サービス改善やマーケティング戦略の策定など、具体的な行動を計画することができます。何か他にご質問やお手伝いできることがあれば、お気軽にお知らせください。

ざっくりこれを見ただけでも

・サービスの質・商品の質・スタッフの対応についてのコメントが多いこと
・概ね全体的にポジティブが多いこと
・それぞれの項目でなにが要因でポジティブな評価になっているのか

がわかりますね。この時点でも十分何をすべきか思いつきますが、アクションプランも何なら作ってもらいましょう。

効果的なアクションプランを得る

# プロンプト例
これらをより改善するためのアクションプランを作成してください

# 結果
~ 割愛 ~ 

これだけだとかなり長文で出してくるので必要なものを優先度をつけてもらいましょう。

# プロンプト例
これらの優先度を決めたいです。効果的な上位の3つを提案してもらえますか?

# 結果
1. スタッフの対応
理由: スタッフの対応に対するポジティブな評価が多いため、この強みをさらに伸ばし、ブランドイメージの向上につなげることが可能です。
アクション: 優秀なスタッフへの報奨制度、全スタッフへの接客トレーニング。
2. 商品の品質
理由: 商品の品質に対しては満足と不満の意見が混在しているため、品質の一貫性を保つことで顧客満足度を向上させるチャンスがあります。
アクション: 供給元の見直し、品質管理プロセスの強化。
3. 価格
理由: 価格に対する不満も一定数存在しており、価格戦略の再検討や透明性の向上は、新規顧客の取得やリピート購買の促進に寄与するでしょう。
アクション: 価格戦略の再検討、顧客への価格説明の強化。
これらの優先項目は、顧客満足度の向上、リピート購買の促進、ブランドイメージの強化に大いに寄与すると考えられます。各アクションを計画的に実施し、効果を測定することで、組織全体のパフォーマンスの向上が期待できるでしょう。

何か他にご質問やお手伝いできることがあれば、お気軽にお知らせください。

これでやることが決まりましたね。
改善を実施後にまたアンケートを取って再度分析を依頼して改善のサイクルを作りましょう!

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