コンタクトレンズを念入りに洗った
朝起きると、まずコンタクトレンズをつけなければ、何もできない。ちなみにハードレンズである。
ある土曜日、その日も例によってコンタクトレンズをつけようとすると、ケースの中にない。
昨夜のことを思い出す。疲れきって、レンズを外さずにそのまま寝ちゃったんだっけ?すると、まだ眼の中にあるのか?
鏡を見ても、白目に張り付いているわけでもなさそうである。
外す時に無くしたのか、流してしまったのか、昨夜のことをちっとも覚えていないので、もうどうしようもなく、再発行してもらうことにした。定額制プランなので、破損なら無料交換、紛失なら安価で再発行してもらえるのである。
眼科の開院時間まで時間があったので、布団のシーツの洗濯をした。洗濯機から取り出して干すくらいの視力は残っている。しかし眼科まで辿り着けるだろうか?
すると、洗濯機の中にキラリと光るものが。コンタクトレンズだ。1回の洗いと2回の濯ぎ、脱水を経てもまったく傷も付いておらず、元気な姿であった。
つまりは、寝ぼけて布団の上でレンズを外し、朝までそのまま放置していたらしい。そしてシーツごと洗濯機にイン、というわけだ。
念のために眼科に行き、コンタクトレンズごと診てもらう。レンズに損傷はないが、プランに基づき交換しておきましょう、とのこと。
「洗濯機でレンズを洗ったケースは初めてですね」そうでしょうね。
再発行代を払わずに済んでラッキーと思いつつ、残りの土曜日を楽しんだ。
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