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1ヶ月かけて100円をザクザク貯める

ポイ活をしていると、ポイントが「ザクザク」貯まるという表現を目にする。

おそらく「金貨がザクザク」「大判小判がザックザク」のイメージかと思う。
アプリの中で、ポイントが貰えるときにコインが飛び出るアニメーションがあったりもする。
しかし、ポイントは現金のように支払いに使えるとはいえ、実体のないものだから、ザクザクとした質感を持つことはない。

しかも、ポイントを貯める行為は、主にクレジットカードやキャッシュレス決済に付随する特典となっていることが多い。
大判小判どころか、チャリーンともしないものを使う場所にザクザクが出てくる。
財布をあけて硬貨を触る事が全くない日が続いていっても、やはりザクザクが付きまとう。

将来的にキャッシュレス化が進み、形のある現金を目にすることが稀となったとき、「ポイントがザクザクって、何のこと?」と思う人もいるかもしれない。
パソコンソフトで、データ保存を表すマークがフロッピーなのが、若い世代には由来が分からないそうだ。それでもそのマークは生きながらえている。
一歩、ビデオデッキの「巻き戻し」は、昨今の動画ではもはや巻いて戻すものがないので「早戻し」と言い換えられた。

「ザクザク」はどちらの道を辿るのだろうか。

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