無料低額宿泊所リアル日記 DAY3

平成31年4月3日 水曜日 晴れ

朝の冷え込みが真冬並み。寒い。
アラームで目を覚ましたものの、二度寝。
4時50分のアラームでようやく起き上がれた。
3畳しかないから、布団を敷くことも上げる事も大変。
今日は午後から弁護士との第1回の面談。その前に住民票を取得して、ハローワークに行くことにした。
ハロワ前で一服。
そして、8時半過ぎに数年ぶりのハローワーク訪問。
そこで相談員に職業相談をしてもらおうと思った。しかし、順番が来た時に担当相談員に生活保護ならば生活保護課にいる就労支援担当とやってもらいたいと伝えた。だけど、一応ハロワカードと主治医に提出する意見書をもらった(精神障害者雇用用)
実家にちょっとしたものを頼み、後で近くの公園で合流することになった。
役所へ行き、住民票を取得。
さきほどの公園に行き、ベンチで待つ。
10分もしないうちに母がやって来た。怒られる。当然だ。だけど、頼んだ以上のものをくれた上に現金で1000円くれた。非常に助かる。
その足で彼女と会話しながら、整形外科に向かう。
しかし、大混雑。時刻は11時過ぎ。一応書類を提出して問診表だけ記入した。待ち時間がとても長くなり、1時を過ぎるかもと言われたので本日の診察は諦め、問診表だけ提出して戻ることとした。
コンビニでアンパンやらコーヒーやら買って中央公園に戻る。
桜の花びらを頼まれていたから、拾う。
それでもまだ時間があったから、求人検索でもしながら時間を潰すことにした。
腹が痛かったのでトイレへ。久々の快便笑笑
何気にスマホをチェックすると、1時間前に寮長から着信が…掛け直すと、
昨日の調査員との面談の報告をしなかったことやら色々と注意を受けてしまった。逃げたと思われたのかな。
時間より早めに弁護士事務所へ。
中は昔の不動産屋のような作り。名前を伝えると奥の部屋からこっちへ来いと。
中に入ると弁護士先生がいた。
電話の雰囲気で分かってはいたが、サバサバしていて、前置きがある説明を嫌がるタイプ。
負債一覧を提出。偽って借金してしまったと伝えると、詐欺みたいだなと苦笑いされた。
何やらギャンブルでの負債は管財人が必要で20万かかると言われた(のちに生活保護受給者は猶予と判明したが)
必要書類が山のように必要らしい。うち課税証明書は今取りに行ってくれと言われ市役所へ。300円。住民票取得と合わせて600円の出費は痛い。
戻ると、既に先生は警察でいう調書と負債一覧を作りあげていた。
法テラス利用の場合にはまず法テラスから送られる申し込み書と必要書類を提出して、初めて先生が動くとのこと。解決まで2〜3ヶ月かかると言われた。何故早くやらなかったのか…
必要書類で特に面倒なのが今月を含めた過去3ヶ月の家計簿みたいなのをつけなければならない事、銀行の出入金の明細1年分を用意しなければならない事だ。
今年に入ってから超自転車操業だったから書きようがないんだよ。ライフライン(電気水道ガス)の記録もつけなければならない。
汗をかきながら説明を矢継ぎ早に質問されて説明を受ける。まだ着手はしていないが、取り立てがあったら弁護士と相談中と言って構わないと言ってくれた。時折こちらの話に同調してくれた。まあ、この案件を引き受けてくれたのだろう。
弁護士先生だもんな。仕方ない。
帰り際に調査員と父に報告。
部屋に戻るとSさんは外出中だった。
部屋で各所に電話。過去の明細が必要だからだ。とある企業のカスタマーセンターは対応が悪い。お客様番号が無いと調べようがないの一点張り。Nガスはすぐに対応してくれるみたいだ。5時過ぎに寮長の部屋を訪ねたが不在。
すぐに晩飯タイム。
再び寮長の部屋へ行くも、先程と同じ留守の看板。
ちょうど現れたのが、眼つきがするどい若者。彼に聞いたところ、賄いの人に聞いてくれと言われる。
強面の賄いさんが、わざわざ部屋まで行ってくれた。寮長は電話中だったが、すぐに切り上げて対応してくれた。まずは午前中の事を謝った。そこまで気にするなよと言ってくれた。要点をまとめて話すのが苦手だから、紙に書いて読み上げようとしたら、法テラスという言葉でストップをかけられる。
寮長室に通された。皆に聞かれる可能性があるからだと。
法テラスの事、調査員から言われたことを話すと(初回支給日は寮長と一緒に来てもらいたい)それはウチは皆そうしていると言われてしまう。初回の支給日についてはケースワーカーから寮長へ話が行き、寮長からそれを伝える流れになっていると強めに言われた。
あと、携帯代の引き落とし不足分2000円について相談をすると、借用書を書かされた。それでパチンコに行くなと強く言われる。もし行ったら強制退寮になるだろうというようなことを強く言われてしまった。
要は信用がゼロどころかマイナスなんだろうなと痛感した。
部屋に戻ると窓をノックする音が。
先程の若者が寮長いるよと教えに来てくれたのだ。思ったよりもいいヤツかもしれない。
さっさと布団を敷き、歯磨きをして今日は終わり。
塀がない留置所といった場所だなと改めて強く感じさせられた1日だった。
テレビは警察24時笑笑 恐らくこの寮での視聴率は高いだろう。これで実話ドキュメントがあったら、もうそのもなのだよ笑
しかし、銀行へ出向くのは面倒だ。電車に乗って数駅。保護費が入らないと出かけられない。でも、早く揃えたい。そんな所だ。
明日は部屋で大人しくしていよう。
ってかもうタバコも買えない。
早く仕事を見つけてここを出たい。
慣れるしかないのか。

これが入所3日目の日記。
早く逃げ出したかった気持ちを鮮明に思い出させてくれた。

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