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幸せかどうかは、自分次第であるという話

アリストテレスの格言。

Happiness Depends upon Ourselves. 
- 幸せかどうかは、自分次第である

先日、難病で入院している知り合いのNさんから届いたクリスマスカードに
書いてあった言葉です。

聞いたことがある言葉だったけど、この言葉に彼自身が強く勇気づけられたのかと思うと、魂が揺さぶられるような高揚感を覚えました。
この病気のおかげで、彼の人生は予定変更、方向修正を要されることもあり、検査通院のはずが数値が悪くて、突然の数ヶ月に及ぶ入院ということもあり、今回もまさにそうでした。

そんな風に病気のケアを最優先にしないといけないNさんの生活だけど、彼はいつも穏やかで明るいのです。
アートがとても得意なクリエイティブな世界に生きている人で、今回の入院中に描いた作品は100作以上。
さらに、病院で患者さんやスタッフの方のために病院内で絵の個展を開き、すっかり満喫してるんです。本来そういう場所ではないのですが、スペースさえあれば、そしてその目的が有意義なものならば可能ですよね。
なみに治療の方の話は一切聞いていません笑。

Nさんの言葉と院内での生き生きした生活をカードで読んだ時、コーチングの用語、リミティングビリーフを思いだしました。
リミティングビリーフとは制限を作り出したり、物事の捉え方をネガティブに傾ける思い込み・固定概念のことです。
簡単にいうと「自分はこれがしたいけどXXだからできない。」に代表されます。

Nさんは「病気だから」「生活が制限されてるから」「ベッドの机は狭いから」「病院だと周りの騒音があり集中できないから」「本来病院は治療する場所でエンターテイメントは相応しくないから」「病人はなるべく余計なことはしないでゆっくり休んでるものだから」なんていう、自分のやりたいことに対するリミティングビリーフがまったくないばかりか、どんな環境、状況、体調でも、自分を満たす(幸せになる)方法を探究する心理的柔軟性が半端ない人なんだと感じました。

幸せかどうかは、自分次第である。
自分が不自由なく満たされている時には、響かない言葉。
それでも私たちは人間ですから、
ネガティブな感情、突然の病気、事故、別れなど、様々なコントロールできないものを体験します。
そんな時でも、"自分にとって"有意義な人生を送ること(幸せ)を制限しているものがあるとすれば、それはあなた自身(の考え)だということかもしれません。
そして、"あなたが"幸せかどうかの判断も、あなたの考え方で決まるということです。あなたの人生だからです。

Nさんクリスマスには退院できるようです。

メリークリスマス!



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