客観視を身につける
この間、
「どうやったら自分のことを客観的にみることが出来るんですか?」
と聞かれて咄嗟に上手く答えることが出来なかったのでそのことについてまとめてみた。
まず「主観」と「客観」で何が違うのか。
字のままの意味で、
主観は自分自身の考えや感情、自己評価のこと。
客観は周りからみた評価や誰がみてもそう思うこと。数字で表せることなどと言える。
全ての物事を主観でしか見られなくなると、視野の狭い人になりかねない。
この客観視するということは身につく能力だと思う。
その上で、この能力を身につけるためには2つのポイントがあるかな。
1. 感情のコントロール
まず一つ目は「感情のコントロール」を身につけること。
どんな感情でも強く出ると、主観的な見方になってしまう。
特に「イライラ」などマイナスの感情は、冷静に考えることを妨害する。
だから、感情の波を激しく持っているよりも、一定範囲に留めておく方が冷静に自分のことが見えてくる。
さらに自分自身がもった感情について「なぜ」を考えること。
「なぜ今怒っているのか」
「なぜ不満なのか」
楽しいとかプラスの感情ではそこまで深く考えないことも多いけど、
マイナスの感情ほどその理由を知ることが大事になる。
2.内向きと外向きのベクトルをもつ
内向きのベクトルは、自分のキャパやこなせる仕事量を把握するなど、自分の中にある指標を定量化することや、1. で述べたその時の感情を考えることがあげられる。
自分自身のことを言語化できるかかな。
また上記とは反対に、外向きのベクトルも客観的にみる1つの要素としてある。
これは周りと比較することで、得意なこと、苦手なこと、好きなこと、嫌いなことが見えてくる。
ここで注意したいのは、
「優劣の比較」ではなく
単純に「事実の比較」をしてほしいこと。
周りと比べて、
〇〇が出来るけど、××は苦手だな
とか
〇〇苦手と思っていたけど、意外出来る方だったんだ。
という風になる。
そのようにしてコミュニティーや会社での自分の立ち位置を考えると、
どうやって貢献できるかを考えられるし
進む方向もみつけやすくなる。
このような客観的な見方が強い人は、物事をマクロに考えるのが得意で、組織や物事のバランスの調整役になれるかなと思う。
一方で、主観的な考えが強い人がダメなわけではもちろんない。
主観的な人は、やると決めたら突き進み、
人から何を言われようと気にせずやり通せる良さがある。
だからこそ、お互いをカバーしあうのが大事だなーと最近は感じる。
見方が似たような人といると楽だけど、
そうでない人とも協力した方が面白いことが出来る。
If you wanna go fast, go alone.
If you wanna go far, go together.
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