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'22 Yuki Yoshikawa × Julia Moli

東京在住のフローリスト、Yuki Yoshikawaとの共同開発花器。
陶土には一般家庭から出た廃陶磁器が20%含まれる。
日本の陶土は枯渇に向かっており、昔に比べ質は低下しており、「10年もたない」と言われてからもう3年が経っている。

廃陶磁器粉末をあしらったサンプル品
廃陶磁器をいかに面白くデザイン的に装飾するかも
今後の課題のひとつである。
白濁釉
ジャリみたいな粒が、廃陶磁器の粉末
コンポート型、サンプル色々
焼成前。黄土には廃陶磁器が29%含まれている。
原料置き場(一般家庭から出た廃陶磁器)ヤマカ陶料にて
埋立処理、もしくは路盤剤や骨材原料としてリサイクルされる
磁器と土ものに分けられる…こちらは磁器。
足元に装花レリーフを施したサンプル品、白土
黄土
梱包資材は全て自然に還るものを使用している
正円にならず焼き上がった花器
2022年、一般販売開始
稀に廃陶磁器の粉末より、溶け出た物質により黒子が生じる
オリジナルの印
フローリスト Yuki Yoshikawa
❶一般的な土よりも粘りの低い廃陶磁器混陶土は、1〜3月ほど寝かせておく。
❷土を揉み、空気を抜く作業。
❸ろくろにのせる。
❹3.5kg程の塊から4〜5個の器を形作る。
❺切り離し、数日乾燥させる。
❻荒削りし、印を押す。
※手製の道具(荒削り用)
まだ柔らかいうちに荒削りを行うことで時間短縮ができる。
削り前
削り後
この後、乾燥させ1230°で本焼きする
向かって左…焼成前
向かって右…焼成後
焼成後、土は焼き締まり収縮する。
脚元に廃陶磁器粉末の装飾

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