見出し画像

初めての青春18きっぷの旅③ 由布院編 全国旅行支援 予定外の大分県へ

小倉で朝を迎え、東横インにて簡易的な朝食を終えた後は最終目的地である博多へ。

博多では2泊する予定。
本日の予定は決まっていないが、まずは宿泊予定のAPAホテル&リゾートにバックパックを預かってもらいに。

荷物が減ると、自由で開放された気分となる。時間が許す限り遠くへ遠くへと行きたいという欲求が生まれてくるのだ。

この日の行き先は、ひとり旅をする女性のYoutubeで見た由布院へ決定した。10時過ぎの博多発のJR在来線に乗れば3時間程度で到着できるようだ。

青春18きっぷの3回目を小倉〜博多間で使用したため、この日もJR在来線を利用して回りたいという気持ちもあった。

出発前にあらかじめ帰路を調べたところ、帰路は乗り継ぎが悪くJR在来線の利用で約5時間を要するため、考えた末に高速バスを予約。

博多から由布院へは

博多→久留米→日田→由布院

このルートで、3回の乗り換えを行った。1日目、2日目と同様に乗り換えは向かい側ホームに停車中の電車に乗り込むだけなので非常に分かりやすかった。

JR久大本線 日田行き

特に日田〜由布院間のJR久大本線の車窓から眺める景色は、わたしをうっとりとさせるものだった。

黄色、緑、えんじ、ブルーと様々な自然が生んだ色素が目に飛び込んでくる。

電車は2両編成で入れ替わり、立ち替わり、常時15人程が乗車していた。
半分は住民、残りの半分は観光客のようだった。

この車内では、音楽を聴いたり、動画を見たりして時間を潰す必要は一切ない。目に映るカラーが、風景がわたしの目を楽しませてくれた。

JR久大本線からの景色

由布院に到着したのは、13時30分を過ぎていた。まずは、観光名所として知られる金鱗湖(きんりんこ)へと向かう。

驚いたことに、由布院は外国人観光客ばかりであった。その重面の多くは韓国人で、中国語、タイ語を話す団体もいた。コロナ流行前ほどでは無いが、インバウンドで活気を取り戻しつつあるようである。

今でも都内では、外国人観光客の姿は少ない。理由こそ分からないが、彼らは旅行先として関東は選ばないようである。

駅前を歩いてまず思ったこと。
由布院も他の観光地と同様、食べ歩きスポット化されているようだ。

金鱗湖は、由布院駅からのんびり歩いて15分程度の場所にあった。

湖の横にある天祖神社は、湖の中を立つ鳥居が印象的だった。

鳥居のてっぺんには黒い鳥が羽を休め、毛繕いをしている。
その姿は、この湖の主であるかのようだった。

天祖神社から眺める湖

こんな風景を見ながらのんびりと散策しているとあっという間に、高速バスの出発時刻に。

高速バスの利用者も9割以上がインバウンドの旅行客であった。日本人は2名程で、地元民なのかどちらも博多駅到着を待たずに途中で下車していった。
不思議な感覚となる。

博多駅に着く頃にはすっかり夜になっていて、大都市のネオン輝く街に変化していた。ギラギラした街という印象がわたしの中に残った。

太宰府の旅に続く。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?