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おすすめ学習グッズ

この記事では、我が家で使って特に良かったものをご紹介していきます。


学習タイマー

学習タイマーって何?と言う話ですが、要するにストップウォッチのことです。キッチンタイマーと同様のものですね。

これは実際に受験勉強をやってみないとイメージできなかったのですが、家で勉強する際にタイマーを使うことは意外と多いことがわかりました。

例えば、日々の計算ドリルなどは10分など時間を決めてやった方が効果が高いし、問題集でも時間設定がされているものもあります。我が家では四谷大塚の週テスト過去問をやるために毎週必要でしたし、時間設定されていない問題集でも時間を決めないとダラダラやって時間ばかりかかるなんてこともありました。

そんなわけでほぼ必須となったタイマー、我が家ではキッチンタイマーやからスタートしてスマホで代用するなど色々経由しましたが、最終的にこれに落ち着きました。

雑誌などによく広告が載っていたので割と早くから存在は知っていましたが、その値段を見て「いやタイマーごときにこの値段は高すぎでしょ」と敬遠してきたものでした。

その代わりにとりあえず家にあったキッチンタイマーを渡して使っていましたが、とりあえず用は足せていたものの、毎日使っていると壊れるのも早いのが安物の特性だったりします。

2つほど壊したあと、スマホのストップウォッチ機能などを経由して、結局辿り着いたのが学習用に特化して作られたこのスタディタイムでした。やっぱりキッチン用はキッチン用であって、勉強には勉強用に設計されたものを選ぶべきで、学習効率を考えるならこんなところでケチるべきではないというのが最終的な結論になりました。

キッチン用タイマーに比べたときの良さは次の通りです。

机の上に置いたときに安定していて使いやすい

キッチンタイマーは冷蔵庫の横など垂直な壁にマグネットで貼り付けることが想定されていて、机の上で邪魔にならないはじの方に置くと時間が見えづらかったり、何かの拍子に机から落としたりします。ボタンを押す際も安定しないので両手を使って本体を押さえながら設定するなど効率が悪いです。

それに対しスタディタイムはそれなりの大きさがあることもあって安定していて、盤面がナナメにこちら側に向いているため見やすく、置いたまま片手でボタン操作もできるので使っていて無理がありません。

カウントアップができる

勉強時のタイマーの使い方として、10分などと決めてカウントダウンするケースだけでなく、ゼロからスタートして何分かかったかを計るカウントアップのケースもあります。

特に朝学習の計算ドリル系は、カウントダウンするより何分かかったかを毎回書いていって過去と比べた方がモチベーションになるということに途中で気付きました。時間が指定されているドリルでなくても、ダラダラ勉強にしないために何分かかったかを計ってやる気をキープさせるというのはありだと思います。

キッチンタイマーでもカウントアップできるものはありますが、見た目の格好良さ優先で切り替えるのに一手間かかったりするものも多く、スタディタイムの方が直感的で使いやすくなっていました。

ちょっとした使い勝手の違いですが、ちょっと面倒と思うようなことが勉強に向かう気持ちを下げていたりすることもあるので、タイマーに限らずですが、勉強を始めるためのハードルになるようなものはできる限り排除していくのが結果的に親の負担を減らすことになると感じました。

音でなく光で通知もできる

タイマー時刻を知らせる際に、アラーム音ではなくピカッと光ることにより通知してくれる機能があります。これはおそらく図書館や自習室など、音が鳴ると他の利用者の迷惑になるような環境で使用することを想定していると思いますが、我が家では自宅でも使用していました。

子供の性格にもよるとは思いますが、音が鳴ると当然ですが親にも終わったなというのがわかるわけで、どうやら息子はそれが嫌だったらしく光の通知を使っていました。うちは反抗期というほどには成長していない感じでしたが、それでもひとつ終わるごとイチイチ様子を見にきて口出されたらウザイという気持ちもわからないではないので、良かったのだと思います。

まとめるとこんな感じです。

  • 机の上に置いたときに安定していて扱いやすい

  • カウントアップができる

  • 音でなく光で通知もできる

タイマーとしてはやや値がはりますがとてもおすすめできます。キッチンタイマーの形をしたものを学習タイマーと名付けて売っているものもありますが、卓上で安定しないものは個人的にはおすすめできません。

反対にこのスタディタイムの残念なところを挙げるとすれば次の2点ですかね。

  • 時計が電波時計でないのでずれる

  • 目覚ましアラームがアナログなので実用性がない

せっかく時計が付いているので、この値段なら電波時計を入れて欲しかったです。またアラームも付いていますが、普通のアナログ目覚まし時計のため、セットする時間がアバウトなので、勉強開始時間や終了時間の通知に使えないのも残念なポイントでした。

この辺が改良されて、タイマーにもアラームにも使えたら最強だと思うんですがいかがでしょうか。まあそこは目をつぶってでも、とりあえずおすすめはできるのでここで取り上げました。

プリンター

そもそも中学受験にプリンターは必要か?

これについては私も最初は懐疑的でした。一応写真印刷用のA4プリンターは家にあったし、わざわざ受験用に買う必要があるのかと。中学受験の先輩家庭にブラザーが定番と聞いたときも全くピンときませんでした。

そして終了後のいま言えるのは、自信を持って YES!最大の理由はこれです。

過去問を大量印刷するため

そして、

本番の入試問題はB4かA3だから

です。

赤本(過去問本)に付いている解答用紙を拡大コピーするだけならコンビニコピーでも良いのかもしれませんが、せっかく受験前の貴重な時間を使って過去問をやるのに、本のまま解くのではもったいないです。

過去問演習は単なる問題演習時間ではなく、志望校の問題に対する感覚を研ぎ澄ましていく時間と考えた方がよく、個人的には受験勉強の中でも一・二を争うくらいの重要な学習だと感じました。それを、ちょっとした手間やお金を惜しんで分厚い本のまま片手間で解く、というのは本当にもったいないです。問題用紙も解答用紙も可能な限り本番に近付け、本番に近い緊張感の中で取り組むことで効果を最大化させたいです。

ありがたいことに、四谷大塚のWebサイトには、本番入試問題をそのまま取り込んだPDFを公開している過去問データベースがあり、無料で利用できます。ここからPDFをダウンロードしてきて印刷するのですが、元がB4サイズの問題を印刷するにはA3まで対応したプリンターが必要となるわけです。そもそも問題用紙がA3の学校もあります。

ちなみに四谷大塚の過去問データベースでは、複数回入試の学校でも1日目の問題だけだったり、年度によって抜けている問題も多々あるので、赤本は赤本で必要ではあります。

ちょっとしたひと手間で本番を模した過去問演習ができるので、こちらもご参照ください。

プリンタを本当に必要とするのは6年後期の過去問演習の期間ですが、いずれ必要にはなるので、早めに導入しておけば、問題集をコピー(スキャン&プリント)して解き直しに活用したりといくらでも使い道はあるのでオススメです。

どのくらい印刷するのかの目安として我が家の実例を。過去問演習前に500枚組のB4用紙5セット分を買ったのですが(在庫の問題で5セットのものしかなく)、結局、入試期間だけで3セット(=1500枚)使い切りました。単純に必要な枚数だけでなくミスプリントしてやり直しのようなこともあるので、意外に印刷枚数は多いです。残ってしまった1000枚はもはや全然減らないのですが、入試までの期間は本当に毎日印刷してフル稼働だったと思います。ご参考まで。

オススメのプリンター

まず我が家で購入したのはこちらですが、中学受験の定番と言われている通りで、まあ選んで間違いはないと思います。

トレイが1段のものか2段かで迷うと思いますが、A4とB4、もしくはA3とB4など、複数の用紙サイズを使うケースは結構あるので、迷ったら2段をオススメします。一般的にはB4サイズの過去問が多いですが、国語の解答用紙だけA3だったり、聖光学院のように全てA3サイズの学校もあります。我が家は普段使いのA4とB4をトレイに常設し、たまに必要になるA3用紙は上部後ろにある多目的トレイという感じで使いわけていました。

他社でも類似の複合機はあり、機能も大差ないので好みで選べばよいと思いますが、選ぶ際のポイントだけ書いておきます。

【プリンタ選択のポイント】

  1. A3サイズ対応であること

  2. シンプルな4色インクであること

  3. オートシートフィーダー(自動原稿送り)が付いていること

1.は上に書いた通り、B4印刷が必要なためです。

2.は写真用プリンタにある綺麗な印刷のための6色など多色インクではなく、シンプルな4色インクが良いということです。受験期は大量に印刷しインクコストもばかにならないので、綺麗さより印刷コストや壊れにくさを重要視して選んでおいた方がいい気がします。白黒文書ならブラックインクだけを使うかと思いきや、濃淡を出すためのグレーはカラーインクが同量ずつ使われることになるのでインクコストは意外にかかります。

3.はなしでもいけなくはないですが、両面コピーや冊子のスキャンで重宝します。例えば問題冊子や問題集をコピーしたりスキャンして使いたい場合に、1ページずついちいち原稿台に載せてコピーなどやっていたらそれだけで1日終わってしまいます。受験勉強は親も含めて可処分時間をいかに有効利用できるかが勝負なので、問題集などもバラしてオートシートフィーダーに突っ込んであとはコピー機にお任せという使い方ができるのがベストです。

【あって良かった機能】

  1. スキャン to クラウド

  2. スキャン時の白紙除去/地色除去

必須ではないですが、上の機種(MFC-J6983CDW)を使っていて良かった機能です。

1.は、Google DriveやOneDrive、Dropbox、box、Evernoteなどクラウド上のファイル保管サービスへスキャンデータを自動アップロードしてくれる機能で、いちいちUSBメモリなどで運ぶことなくPCへファイル転送がスムーズにできます。これは他社製品でもいまは当たり前のように付いていそうなので、この機種に限った機能というのではなさそうですが便利です。

2.は何枚もスキャンしたときに裏が白紙だった場合に除去してくれたり、薄く色のついた紙をスキャンする際に地の色を除去してくれる機能です。スキャンを多用しなければ不要かもしれませんが、我が家ではお下がりで頂いたプリント類に青地のものがあったりしたので結構使えました。

【どっちでもいい(あったら便利)】

  1. カラー印刷

  2. FAX機能

1.受験用途だけを考えれば必須ではない気がします。たまにカラー印刷の入試問題があり、声教の過去問でもカラー問題だけネットからダウンロードする形態になっていたりしますが、稀なのでそこだけコンビニとかでもやれなくはないと思います。まあ上の機種など今どきのインクジェット複合機なら普通にカラー機を選ぶことになるので関係ないですが、文字印刷がより綺麗なA3モノクロレーザープリンターを選ぶというマニアックな選択もありかもしれません。ただ家庭用レーザープリンターだとコピーやスキャン機能がないので微妙ですが。

2.は皮肉です(笑)。我が家のように固定電話回線がない家庭は使用できませんが、いまだにFAXで答案などのやり取りをする塾があったので、塾によっては使う機会があるかもしれません。

あとインクコストですが、こちらの大容量タイプのインクセットを6年生の1年間で2セット使いました。つまり2万円分くらいインク代に払っていることになります。使ったのは過去問だけではないですが、大体の目安にしていただければと思います。

番外編

一時期だけ大量に使うことが想定されその後不要になる、ということならレンタルが一番コスパが良いことになります。その意味ではこのサービスは検討対象になるでしょう。

最短一年からという縛りはありますが、月5000円程度でインク代も込みというのは、業務用コピー機としては破格です。家庭用コピー機を買うよりは高くなるのと場所を取る問題はありますが、印刷品質や便利さ、トラブル時の対処などを考えれば、十分検討に値すると思います。

個人的には印刷品質の面で、業務用コピー機に興味津々です。

印刷用紙

印刷用紙は、我が家ではこれを使っていました。

両面印刷したときに裏写りするのが嫌で、他の用紙よりも厚みのあるこれにしていましたが、冊子形式に折ったときにはその分かさばる感じにはなります。本番の用紙を見るともう少し薄い感じで多少裏写りもあったので、本番に近づけようと思って選ぶなら、今はこっち↓かなと思います。

100枚売りなのでだいぶ値段は高くなりますが、使ってみた中では紙の感触と印刷品質は一番良いです。まあ1000枚以上使うことを考えるとちょっと高いので、使いどころを選ぶかもしれませんが。

文房具

文房具は色々好みがあると思いますが、特に良かったものを厳選してお届けします。

小学生学習字消し

消しゴムはもう間違いなくコレです。

知り合いからお下がりで頂いたプリント類の書き込みを消すときに、大量の消しゴムを使って実践しました。親世代で定番だったモノから消しカスがまとまるやつまで色々試した結果、マイベストはこれです。

良かったポイントを挙げるとこんな感じ。

  • 程よい硬さで疲れない

  • 割れない

キャラクターものはそもそも消えないので論外としても、硬い消しゴムだと消え味が悪く、逆に柔らかいと疲れます。この消しゴムはその感触が絶妙でしっかり消せます。

そして最大のポイントは割れにくさです。ほとんどの消しゴムがしばらく使っているとどうしてもケースとの境目から割れてしまいますが、この消しゴムは割れることがほとんどなく、最後まで使い切ることができます。

なぜ小学生という名前が付いているのかわかりませんが、中学生以降も本人が恥ずかしいと感じるまではおそらくこれでいく感じです。

芯が太めのシャープペンシル

4年生後半に中学校のグッズでシャーペンをもらってから、やたらとシャーペンを使いたがるようになりました。鉛筆の方がきちんと力が入って良さそうですが、まあゴリ押しするほど鉛筆の良さも語れないのでシャーペンOKにしました。しかし、4年生の段階では力が足りないせいかすぐに芯が折れてしまい、集中力が削がれ効率が下がります。

一般的なシャーペンは芯の太さが0.5mmで、これは小学生にはやや細すぎる感じです。そこで少し芯の太いものを買い与えたところ、折れることもなくなり無事使えるようになりました。0.7mmでも0.9mmでも大丈夫だと思いますが、我が家は0.9mmを使いました。

特にこだわりも何もないのですが、鉛筆のような書き味と銘打っていて値段もやすいコクヨの鉛筆シャープにしました。これで芯が折れることもなくなり、無事シャーペンでも問題なく学習を進められるようになりました。

6年生になる頃には貰い物などでいつの間にかシャーペンの本数が増えていて、気付けば0.5mmのシャーペンを使っていました。入試でも特にシャーペンNGの学校はなかったので、鉛筆はお守り程度に筆箱に入っていただけでした。

そんなわけでおすすめする具体的な商品などは特にありませんが、慣れるまでは太いものを使うことがおすすめです。あ、逆におすすめしないものはあります。

  • 振って芯が出てくるもの(うるさいのでテストなどで使えない)

  • 芯が回転するもの(芯が折れやすい感じ)

  • 芯が折れにくい機構もの(詰まったときに苦労する)

まあ使い方や感じ方に個人差はあると思うので話半分でいいと思いますが、結局シンプルなものが一番ではというのが私の結論です。その中で、太さや重さの好みに合ったものを探せばいいのではと思います。息子は中学校の名前が入った安っぽいシャーペンを、テストに合わせて使い分けていました。

コンパス

コンパスは小学校でも使うのですが、基本的には学校に置いたままになっているので受験勉強用にもひとつ用意する必要がありました。

シャーペン派におすすめなのはこちら。

シャーペンのコンパスがあるのか!と衝撃を受けましたが、たためば普通にシャーペンとしても使えます。まあほとんど使いませんでしたが。

コンパスとしての使い勝手は私はやや癖があると感じましたが(軸の部分が曲がる機構なので少し安定しない)、息子は特に問題ないと言っていました。自分が欲しいと言った手前、使いづらいとは認めたくなかっただけかもしれませんが。(その意味では、この手のものは本人が気に入るかどうかが重要かもしれません)

もう一つ難点があるとすれば、通常の長さの替え芯だと長すぎて使えないという点ですが、実際そこまでコンパスに出番がないのと、足りなければ芯を折って入れればいいので大した問題ではないと思います。

フリクションペン

もはやわざわざ紹介するまでもないほど有名ですが、最後はこれです。いわゆる消せるボールペンです。色んなバリエーションが出ていますね。

今どきの受験生には必須アイテムじゃないでしょうか。普通のボールペンで書いて間違えてぐしゃぐしゃ塗り潰すとか、昭和ですね。

テストでは使用禁止なので、あくまで参考書や問題集への書き込み用という感じです。予習シリーズや四科のまとめに書き込んだり、コアプラスや漢字の要などでできなかった問題にチェック入れたりなどが代表的な使い方のイメージですかね。

オレンジ色のペンも出ているので、それを使えばコアプラスのように赤シートで隠すタイプの問題を自作することも可能です。予習シリーズ演習問題集の「まとめてみよう」あたりはコレがいい感じです。

ちなみに摩擦熱でインクを消す(厳密には色が透明になるだけですが)仕組みのため、大量に消したい場合はドライヤーとか電子レンジを使うこともできます。紙がヨレヨレになるのでやりすぎ注意ですけど。

あと手動で消すやり方だと細かいところが上手くいかないので、ネットの情報を元に、100均の電動字消しをフリクション用にカスタマイズしました。ボタンを押すと先端が回転して摩擦を起こせるので、細かく消す場合には重宝します。

100均で売っている電動消しゴムを利用
1先端の消しゴムをフリクションペンのものに取り替えるだけ

作り方は簡単で、電動消しゴムとフリクション消去用ラバー(スペア)を買ってきて差し替えるだけです。 ↓こんなやつ。

ペンに付いているもので普通にゴシゴシやると印刷された文字を削って汚くなったりすることがあるので、書いた部分だけ細かく消すとかなかなか便利に使えると思います。

以上、おすすめ学習グッズでした。ちょっとしたことで勉強に向かうハードルが大きく変わってしまうのが小学生なんで、うまいこと効率化してやりましょう。



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