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算数の先取りをはじめた

小3次男の近況の話です。

ちょっとプライベートが忙しくブログやSNSがご無沙汰になってしまいました。この先もユルユルと更新していくので、興味があればフォローいただければと思います。

そもそも算数の先取りは必要なのか?

小2まで我が家は先取りなし方針、ほぼチャレンジタッチのみで来ていましたが、改めて予習シリーズを見て、これに先取りなしで乗っていくのは大変なことだと感じました。改訂されてこの傾向はさらに強化されたと思います。

兄のときもそうでしたが、中学受験勉強がいざ始まると、とにかく塾のペースについていくだけでも大変という家庭が多いのではと思います。これは、学校で習うような新しい単元が出くるのと同時に、入試レベルに近い問題までがその週の同じ単元に提示されるからだと考えています。わずか一週間の中で、新しい概念を理解し、定着させ、それを応用するところまで引き上げるというのはかなりの無茶に感じます。

成績上位を取るためには応用問題まで解ける必要が出てくるわけですが、概念理解があやふやなままに難しい問題にあたっても時間を浪費するだけになります。ただ、基礎固めが重要とはよく聞きますし正しいことだと思いますが、毎週・毎月のテストを考えると、基本問題だけ解けるようになっても成績はせいぜい真ん中がいいところでしょう。そして上位クラスの子との差は開いていく一方になります。一週間で応用まで持っていける地頭の良い子もいないことはないでしょうが、成績上位の子の多くはどこかで何らかの先取り学習をしている(だから応用までいける)というのが今の現実じゃないかと思っています。

こう考えるとやはり先取りしていくしかないというのが結論になるのですが、とはいえ、小4スタートでも既に20年前よりかなり前倒しなのに、さらに受験勉強を前倒しするのが本当に子供のためになるのか?という疑問も沸きます。下手をするとここから大学受験まで10年近く勉強漬けになる子もいると思いますが、それが良いことだと自分はどうしても思えないし、安易な先取り競争に乗るのも個人的にあまり面白くないです。

公文や算数塾に通う、トップクラス問題集を家庭でやるなど、定番と思われる選択肢は色々あると思いますが、小3からでは今さら感もあるし、何となく私の好みにも合わないので、独自路線を設定することにしました。

小学校内容を先取りする

というところで、じゃあできるだけ無理をせず先取り効果を得るにはどうするのが良いのかについて考えてみることにしました。

結論から言えば、小学校で習う内容を先取りするということに落ち着きました。その考え方の背景はこんな感じです。

通常、中学受験カリキュラムは新小4からスタートするわけですが、ここでの前提は小3までの学習が終わっているということになります。なので、特殊と言われる中学受験算数とはいえ、小4〜小6の間に小学校で習う内容もカリキュラムには含まれることになります。例えば、小数・分数・面積・立方体は小4、倍数と約数・体積・多角形・円・立体・速さは小5、分数のかけ算わり算・割合・比・場合の数は小6という感じで、小学校の学習範囲として設定されています。

これらを小4・5で前倒し学習しながら、それぞれの分野で捻った問題にまで対応できるようにしていくのが中学受験算数だと言えます。兄のサポート時はとにかくカリキュラムについていくことに必死で気付きませんでしたが、普通に学校でも習う内容と、そこへ上乗せする分の2段階が塾の学習内容であるという整理をすると、少し見え方が違ってきます。

この全てを1週間の学習の中で身に付けさせるところに無理が生じると感じているので、これを分離して小学校内容を先取りすればいいんじゃね?というのが今回の仮説です。スパイラル方式と言われる塾カリキュラムに、前倒しで1スパイラル入れるイメージで考えます。

具体的には、予習シリーズのカリキュラムが始まるまでに、(可能であれば)6年生までの学習範囲をざっと勉強してみます。そのベースの上に塾内容を載せていくことで、1週間の学習をスムーズに回せるようになるのではという目論見です。

小3の脳で小5・小6の内容まで理解ができるのかという一抹の不安もありますが、公文で高校範囲までやってる子の話も聞くので、それに比べればまあ何とかなるかも?と期待してみます。まあダメなら軌道修正すればいいでしょう。

とりあえず小3範囲は終わった

ということで5月くらいからボチボチ始めましたが、7月までで小3範囲が一旦終わりました。メイン教材はスタディサプリ、あとは定着のため、ちびむすドリルから適当にプリントを印刷してドリルにしています。

勉強を教えるのは面倒なので、やることだけ決めて自分で取り組ませてみましたが、明確に躓いたのは次の2点でした。

  • かけ算の筆算

  • わり算

この辺りは計算ルールの部分なんで、知らなければできないのは当然といえば当然です。小3までのスタサプは授業ではなくただの問題集なんで、とりあえずYouTubeなどで解説を見せつつ、ドリルで定着させることで乗り越えていきました。

ちなみにチャレンジタッチも併用してきましたが、完全に用を終えた感があるのでここらで解約し、夏休みからはスタサプ授業で本格的に先取りかなといったところです。

お金をかけない中学受験ができるか

上の通り、月数千円のチャレンジタッチのみ費用を支払ってきましたがそれも解約したので、現時点ではスタディサプリのみが学習の課金対象となります。

小4以降も通塾なしを志向(試行)していこうと思うので、大きくお金をかけない中学受験を模索していくことになります。実際のところ金銭面が主目的ではなく、塾の非効率さがイヤなだけですが(この辺は別の機会に書きたい)、結果的にお金をかけずに中学受験するというスタイルを実験・実証していくかたちになるだろうと思います。

本当にこのやり方がいけるのかいけないのか、気になる方は今後ともチェックしていただければと思います。

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