俺たちの中学選択!
さて、みなさま。今回はサクラノートさんのご主人(以後は「お父さん」と表記します)から見た中学受験のその後のお話しです。
私とお父さんはプロレスが好きという共通点があります。
お父さんの好きな技は「セントーン」です。その辺りと以前の対談の様子はこちらからご覧ください。
さて、今回も色々とお話を伺いました。まずはこんな質問から・・・
1️⃣中学受験の良かったところを改めて振り返る
・毎日楽しそうに学校に通っている姿を見ると非常に相性の良い学校に出会えたのだなと思っています。
・そして中高6年間、高校受験を経ることなく友達や先生と過ごしたり好きなこと(今のところ野球)に没頭したりできる環境は改めてありがたいと思っています。
・家族での共通体験。2年冬からの4年間。山あり谷あり色々ありましたが振り返って共通の会話ができることは大きいかなと思っています。
・キョウコ先生と出会えたこと。受験後もこのように連絡を取り合ったりできるのはとてもありがたいことだと思っています。
2️⃣今なら言える「あれは必要なかった」こと。「むしろやらない方がいいこと」
・すべてが今に繋がってるような気がするので「あれは必要なかった」とか「むしろやらない方がいいこと」というのは思いつきませんでした。
・しいて言うなら6年追い込みの秋、妻がおそらく受験ストレスから体調を崩し1か月ほど入院してしまったのでそこに対する回避策は何かあったのかもしれないなと思い出しました。
3️⃣心配が募りやすい親御さんへ二学期から入試終了までのアドバイス
・それぞれのご家庭の家族構成・方針等あると思っていて一概にアドバイスというのも難しいところなので、自分自身の持論で失礼します。
●中学受験はチーム戦。話し合い、助け合い、学び合う
●こどもは寝て起きたら成長している
●こどもは親の想像以上のポテンシャルがある
●親はそのポテンシャルを更に伸ばすか邪魔しないかの選択を…
●親こそ息抜き、趣味、楽しみを忘れずに
●勉強、運動、睡眠、食事のバランス大切
●中学受験は中学選択のバリエーションのひとつ、選択できることを楽しもう
●受験しそうな学校は直接見に行くべし、そして本人の感触を確かめるべし
●受験するのは本人、親は変わってあげられない
●最終的に入ることになった学校が正解
4️⃣お子さんの今の生活の様子
・めちゃくちゃ楽しそうです。学校のクラスも部活も。
・特に野球部は彼にとって非常に良い活動となっていると思います。仲間と楽しくやりながらもうまくいかなくて悔しい思いもしたりと。
5️⃣受験生の親を終えてみていま変化したこと
・家族、塾、キョウコ先生その他の色々な方との総力戦、チーム戦だった印象。
・家族それぞれの特徴を活かして臨むことができたので、自己理解そして家族のことを理解することができたかなと思っています。
・特に弱みを見せあって助け合う、ということができるようになってきているような気はします。(私は早々に指導ギブアップ宣言。直接の指導は長男に託す。)
まずは事前にお伺いした質問に答えていただきました。
それをもとにもっと細かいお話をしたんです。そう、プロレスの話も含めてかなりの白熱トークでした。
その中で最も私が興味を感じたのは「中学受験という言葉を再定義する」という言葉でした。
確かに「中学受験」だと「試験を受ける」という意味合いが強くなりますよね。しかし、そんな小さな問題でしょうか?
そこですよ。
そこが強調されてしまうとお子さんの人生の何かがちょっと歪んでしまうかもしれませんよね。そこでお父さんが提案したのが
「中学選択」という言葉でした。
これならば試験を受けるという小さな問題ではなく、子どもの人生のターニングポイントをより大きく捉えることができますよね。言葉の意味が広がります。
ということはやることが変わってきます。
お子さんの意思と、周りの環境をまずは把握してその中で最良の選択をするわけです。
「中学選択」はお子さんの意思のほかに、適性、住んでいる地域など環境の認知、理解が必要です。「場」を含めて選択する。学力にとどまらず大きくお子さんの人生を捉えるということです。
選択肢の中にはもちろん公立の中学も含みますし、海外を視野に入れることもできます。
お子さんだけではなく親御さんもご自身のことをよく把握する必要があります。親御さんの自己理解、これも「中学選択」では重要なファクターになってきます。
だって「中学受験」じゃなくて「中学選択」だから。
お子さんの選択する人生によっては親御さんの生活も変わりますもんね。その変化を受け入れられるのか、どういう条件下なら最大のパフォーマンスができるかを考える必要がありますから。
そして「中学選択」は選択した後も正解はないのです。
たとえどんな事があっても
「選択したら結果は受け入れる」という覚悟
も必要です。
お子さんだけがその結果を受け入れるのではなくて家族全員で受け入れるということが必要ですね。それぞれの立場でそれぞれが新しい選択をした家族の出した結果を受け入れるのです。
ですから、お子さんの成績が上がった下がったとか。塾の先生がこういったとかにいちいち心を揺らすことなく「家族のロードマップを作る」という作業が必要です。
どういう状況なら、どういう選択ができるのか
選択した結果を受け入れられないならプランBも辞さない、
それでいいじゃないですか、一度きりの人生を人のことをヤイヤイ言って終わるんじゃなく、大事な人の並走のために使えるほうがいいじゃないですか。
前へ、前へ行きましょうよ。
変化しましょうよ!
だって俺たちの「中学選択」じゃないですか!
というお話しを伺って、胸が熱くなりました。
どれぐらい熱くなったかっていうと2017年に内藤哲也がG1クライマックスで優勝した時ぐらいの熱さぐらいです。
「新日本プロレスの主役はオレだ」とリングにマイクをたたきつけたあの時の熱さです!(伝われ!)
まあ、プロレストークはともかく「中学選択」となってくると私たち「中学受験」のサポーターは大きく認識を改めないといけませんね。勉強だけじゃなくて「選択」についても支えられるように学ばないといけないです。
私ももっと精進しなければと思いました。
私も「選択」に関して必殺のサポートができるように頑張ることにします。
ちなみにお父さんはこんなことをおっしゃっていました。
僕の必殺技は「車での送迎」です!
カッケー!!!!!!
というわけでお父さんとキョウコ先生は今日からもそれぞれの「中学選択」をする人々をいろんな角度からサポートします。
というわけでここでプロレス風にこの記事の「入場(退場)テーマ」をお送りします。
※プロレスでは試合に勝つと退場時にも勝ったレスラーの入場テーマを流します。
お子さんが入試の後に「入場テーマ」を聞けますように験担ぎです。
「前へ、前へ」という歌詞に注目ですよ!
お父さん、ありがとうございました。次はツー太くんと3人で後楽園ホールに行きましょう!男と男の約束ですよ(笑)。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?