見出し画像

日経チャレンジ=企業は持続的な収益力のための投資戦略を=

2023.3月期の決算が好調だった企業が多いようです。
企業の収益力の高まりが感じられる一方で、その「利益」をどう使っていくか??が問われています。

1.好調だった2023.3月期決算発表

企業の収益力が向上している。3月期決算で15日までに発表を終えた上場企業の純利益合計は、前期比2%増となった。最高益の更新は2期連続である。売上高の伸びは、前期比16%と大きく伸びた。円安による追い風や、コロナウイルスの収束に伴う経済の正常化などにも起因する。一方で優れた製品やサービスが顧客から支持され、値上げが受け入れられた企業が増益幅を拡大したのが目を引く。

2.収益力を活かすには

2期連続の純利益向上は、コロナ渦においても企業が収益力の基盤を作り上げた結果だと言える。この収益力を活かして、将来の収益源を探し続ける投資の手を止めてはいけない。新たなビジネスへの挑戦が欠かせない。注目すべきは世界のスピード感と投資額だ。米マイクロソフトは、AIに100億ドルの資金を投じている。人材への投資も不可欠だ。優秀な人材は、成長実感が伴う環境とそれに見合った報酬を求めている。日本の賃金は1990年代から伸び悩みを続けている。「安いニッポン」から収益力が高いビジネスが生まれることは考えづらい。持続的なビジネスの発展を目指すべく、企業は資金の使い道を検討すべきだ。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?