見出し画像

【カフェ開業】♯6 内装、デザイン、パワポ ~いつかどこカフェ~

物件の契約が済むと、つぎに内装業者をさがすことになりました。

あいにくツテなどなかったので、ネットで調べ、「アイミツ」というサイトを見つけました。
予算、物件の仕様など希望の条件を伝えると、複数の業者に連絡してくれて、相見積もりを取ってもらえるというサービスでした。
ここまでは無料(というか最終的に契約した業者が値段に載せるんでしょうけど)だったので、とりあえず試してみるか、という気持ちで、早速アカウントを作成し、お願いしました。

中一日おいて、4社から連絡が来ました。
それぞれとやり取りをして、次の週に現地調査(現調)をしてもらうことになりました。
ちょうどお盆休みに差し掛かろうとした時期だったので、みんなその前に現調を済ませたかったようで、立て続けに予定を組みました。
なんだか、急に忙しくなってきたぞ。。

最初の業者さんが来るまでにまだ2日あったので、僕は「こんなお店にしたいんです」というコンセプト案を文章と写真を駆使してパワーポイントでまとめました。
というのも、同じ話を4回もするのがイヤだったし、自分自身考えを整理したり、伝え漏れないようにするには、なにかしら事前に渡しておいたほうがいいだろうな、と判断したからです。

Inked資料キャプチャ_LI

それまで自分が撮りためたお気に入りのお店の写真と、ネットからもイメージにあった写真を拾ってきて載せました。
コーヒーはスペシャルティコーヒーを主軸にして、その相方に複数の自家製プリンメニューを配して、とか、
店内はイタリアンバルのような、シックだけれども明るいイメージで、とか、
カウンターや席の配列の組み合わせを図面にして、僕なりに考えたものを3パターン程作成して、
なるべくわかりやすいように心がけ、10枚ほどの資料をパワポで作りました。
この資料を事前に送っておいたおかげで、その後の現調であんまり質問とか、こちらが喋ることって少なかったかもしれないです。


余談ですが、パワポはここ2年くらいで使うようになったのですが、とてもおもしろいですね。
紙芝居のように作れたり、なんならアニメーションもつけられるし。。
すっかりハマってしまいました。
それまでは、なんでもエクセルで資料を作る「エクセリスト」だったのですが、いまはなんでもパワポで作る「パワポラー」になってしまいました。
(ちなみに「エクセリスト」の前は、なんでも一太郎で作る「一太郎マスター」でした。。)

閑話休題かんわきゅうだい。 (←おぉ、ちゃんとルビふれたっ)


そんなわけで、連日現調に立会い、それぞれの内装業者さんと打ち合わせをしました。
現場の寸法を図って、電気や水道、天井裏などをしらべていました。
僕は、天井を抜いて少しでも高さを出したいと要望を出したのですが、実際調べてもらうと、抜いたところでそんなに高さが得られない、木造の梁があるので難しい、予算的に思っているほど安くはできない、など各社ともに否定的でした。
素人考えだと、天井を抜いたほうが安く上がるんだとばかり思っていましたが(その物件の条件によるそうです。新築で最初からむき出しのところもありますし)、まったく浅はかさを露呈したのでした。

3日かけて各社の現調が終わり、デザイン案と見積もりを作ってもらう手はずになりました。
およそ10~14日後くらい(お盆休み挟むからね)に出来上がる、とのこと。

ところが、そのうちの1社は数日後に連絡があり、「やっぱりウチでは出来ません」と言ってきました。
千葉の会社だったのですが、「施工業者が都内に行きたくない」とのこと。
どゆこと? そんなことある? なんかこちらに落ち度あったかい? 場所的なことなら最初っからわかっていたことだよね?
と、そのときは思いましたが、あとで思い返してみるに、ちょうどコロナの感染者数が爆上がりの時期だったし、老舗の施工業者らしく、(想像ですが)もしかしたらご年配の職人さんが多かったりしたのかしら、といろいろと考えてしまいました。
まあ、しかたないので丁重に礼を言って電話を切りました。
内装業者さんも各々カラーがあるもんだなぁ。。

残りの3社は8月末の〆切に向かって、デザイン・見積もりを作ってもらいました。
がんばれっ。がんばってくれぇい。。
僕の伝えたイメージから、プロがいったいどんなデザインをしてくるんだろう、とワクワクしながら待ちました。

画像2

画像3


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?