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「俳人はガーデナー?!」俳句初心者が俳人となる、その日までの記録(俳句はチューリップを数えるのお話)

「ガーデナー」

庭を造る人。
庭を造形空間として設計し制作する人。

樹木や植物の生育、
庭石、池、水路、芝などを、
定期的に管理する専門家をいう。


俳句を学び愉しむところ、

「森ジムへようこそ
お越しくださいました」

またお目にかかれました、
いつもお読みいただき、
ありがとう存じます。

本日は、俳句の「カタチ」について、
お勉強いたしましたことを、
お話いたしたく存じます。

この記事を、お読みのお方様の中には、

「カタチ」?

「カタチは、五・七・五とか?」
「上五・中七・下五とか?」
「季語を必ず使うなど?」

この辺のお話は、もう…と、
おっしゃるお方様が、
多いことと存じます。

けれども、
俳句初心者のわたくしのこと、
やはり何事も、「カタチ」が大事、
「カタチ」からということで、

俳句の指南書、藤田湘子先生のご本、
「新 20週俳句入門
第一作のつくり方から」の、

第4週と5週のお話に、
おつき合いくださいませ。


藤田先生のご本を読み進めてまいりますと、時折「そうだったんだぁ…。」と、

日々、「*言の葉Days*」に、
俳句を投稿する身としては、

恥ずかしくなってみたり、
初心者ゆえ仕方ないと、
開き直ってみたりしつつ…。

そんなこんなで、
最近、特に心に沁みましたお言葉が、
こちらでございます。


「俳句は一息の詩である」

「俳句はタテ書きの文学である」


俳句はタテ書きにして味わったとき、
ほんとうのよろしさが分かってくる。

上から下へ読み下したとき、
文字の後ろにかくれた作者の思いが
伝わってくる。
(新20週俳句入門 藤田湘子著より)

俳句を取り上げるテレビから、
俳句へ入門した、わたくしとしては、

「区切るように表記する」

そんなやり方に慣れてしまい、
ひたすらに区切りながら、

まさに「カタチ」、
「五・七・五」にこだわりながら、
作っている…。

一息に愉しむ余裕がない…。

そして恥ずかしながら、
「鑑賞」の心得も薄く、

藤田先生のおっしゃる、
「一息の詩」を愉しむには、
程遠いところにいる初心者でございます。


けれど、わたくし心に決めました。

「区切る人生」は、
もうお終いにいたします。

これからは、
「一息に」でまいります。

思えば、今までの人生、
良きも悪きも色々なことがございました。

ひとつひとつを「区切り」ながら、
思えば、あの時は失敗したな…、
あのやり方は成功などと評価し、
自分を責めたくなる時がございます。

けれど、「一息」に見てみれば、
それは人生において、
必要で大切な出来事のひとつひとつでございました。

「一息」に、

「区切らず」に…。

受け入れながら愉しみながら。


という訳で、
「*言の葉Days*」の俳句も、
これからは、一息に表記してまいります。

「いまさら…ですか?」

俳句を嗜まれるお方様は、
そのようにお思いになられることと存じます、(お時間をおとりし申し訳ございません💧)


「俳句」のある「暮らし」をはじめて、
季節は夏から秋へ、
そして冬を迎えようとしております。

季節の移ろいに、
心のまま思いますのは、


「俳句」とは、
「庭」のようなモノではないかということで…。
自分だけの「庭」。
なにもない殺風景な「庭」に、

季節の空、風、動植物、心、
暮らしそのものを設えてゆき、

その時ばかりは、
何者にでも成りきり、

夢を叶えたり、

自分を励ましたり、

誰かに愛を伝えてみたり、

思い出を残してみたり、

自分を整え、
自分だけの「庭」を造ることを愉しむ、

「俳人」とは、

「ガーデナー」ではないのでしょうか?

昨日よりは今日、
美しい「庭」を造るため、

美しい季語を学び、
自然を敬い観察し、
取り組むことをやめない。

「生きることに鍛錬する人」


そのようなことを思いながら、
本日は最後に、

俳句を作るうえで、
大切な「五・七・五」の数え方について、ご紹介いたしたいと存じます。

文字の音数の計算についての、
お話でございます。

☆長音(ちょうおん)
「アー・ヨー・カー」などは、
一音で数える。

☆拗音(ようおん)
「ちゃ・しゃ・きょ」などは、
一音で数える。

☆促音(そくおん)
小さく書く、「つ・ツ」は、
一音で数える。



藤田先生のご本には、

「チューリップ」を数えなさいとあり、

「チュ・ー・リ・ッ・プ」、
つまりは五音となります。

迷ったなら、
「チューリップ」を数え、

日々「美しい庭」を造るため、
鍛錬することを、
ここにお誓い申し上げて、

今日はこれで失礼いたします。

「えっ!」
「もうお終いですか?」

そのようなお声が聞こえてまいりますが、「ムリは禁物」。

「大切なのは信じる心」。

自分を信じ素直に、
ムリをせず、心地よくが一番。


本日もおつき合いを、
ありがとうございました。

お相手は、わたくし、
森八七菜でございました。

また、ここ「森ジム」で、
お会いできますように…

ごきげんよう☘

🌷 参考資料 🌷

「新20週俳句入門 
第一作のつくり方から」藤田湘子著

ふうちゃん様 イラストより
いつもありがとうございます☘


🌷 追記 🐝))

11月に入りましてから、
寒暖差の激しい毎日に、
皆様、お変わりございませんでしょうか?

秋がゆき、暦の上では冬と申しましても、紅葉する木々も少なく、
気ばかりが急くようで…。

秋の空に浮かぶ浮雲のような、
そんな心持ちの日々を過ごしております。

そんな中の早朝散歩は、
日に日に夜明けが遅くなり、
私の住む街の日の出は、
6時半頃となりました。

日暮れもまた早くなり、
16時半を過ぎると、
だんだんと暗くなり、
17時前に太陽は隠れてしまいます。

夏の早朝には聞こえた、
朝食の支度の音や暮らしの音が聞こえなくなり、

街そのものの、
目覚めが遅くなっていくようで、
冬というのは、
人々の暮らしまで変えてしまう、
そんな力があるのだなぁと…。

見上げた空には、
夏の朝には見えなかった星が輝き、
まるで宇宙散歩のようで、

秋の香りも消え、
虫の声も止み、
静けさと闇が街を包み、

世の中を独り占めしながら、
ひとり歩く時間は贅沢です。

素敵な出会いに感謝して、
勝手なフォローやスキボタンをお許しくださいませ…。

いつもありがとうございます。
そしてこれからも、
よろしくお願いいたします。

            深謝☘
































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