旅のはじまり

2004年6月から12月まで、バックパッカーひとり旅をしました。長めの卒業旅行のような気持ちでカナダをスタート地点にして、キューバから南米、ヨーロッパをめぐる旅。予算は100万円ほどだったように記憶しています。バイト代や、小さい頃から貯めていたお年玉などをかき集めました。大学のときに交換留学をしたので学部生活は5年間、大学院も含めると学生生活は計8年と長めでした。そろそろ働かねばと思いつつも、「どこかに勤めたら長旅が出来なくなる」と考えて、思い切って旅立つことにしたのでした。


最近、実家の片付けをしていたら、当時の日記が出てきました。
何度もバスに乗り遅れそうになっていたり、いろいろ失くしていたり、「あほやなー、わたし」と思うことばかり。でも、たくさんの人に助けられて旅ができてたんやなぁ、としみじみ感じます。たぶん二度と会うことがないし、お礼を言うこともできない人たちばかりだけど、形にして残しておきたいな、と思うようになりました。


当時は「この日記を手に、いつかまた同じ旅をしたいなぁ」と夢見ていたのですが、いやいや、40代も半ばを過ぎるとそんな体力も気力もない...。日記を綴り直すことで、再び旅気分を味わえたら。そして、このnoteがどなたかの旅への後押しになれたら嬉しいです。