こおり

日々のつぶやき

こおり

日々のつぶやき

最近の記事

「春、お前ってやつはさぁ」

春が始まった 東北の春はいつもマイペースにのんびりやってくるものだ。 ある日はほのぼのとした、まさに春うらら。 春霞のなか、のどかに縁側にでも座ってみる。 ある日は暖かさを吹き飛ばすような春一番。 新芽も、桜も、やる気も全て吹き飛ばされてしまう。 ある日は冬に逆戻りするかのような、冷たい雨が降りしきる。 そんな日には、石油ストーブを焚き、上で温めた白湯を飲み、来たる春に備える。 ただひたすらに熱く、じりじりと焼き尽くされるような夏とは違い、 山々が色とりどりに燃え、徐々に色

    • 「多様性」

      昨今、「多様化」が叫ばれる時代となってきた。 働き方にはじまり、生き方、暮らし方 様々な分野において「多様性」と呼ばれるものが「提示」されてきた。 ありがたいことに、「多様性」とやらは 私たちが様々な場面で「生きづらさ」を抱えているものとして 我が物顔で様々な方略でアドバイスをしてくる毎日である。 お酒をたくさん飲むのも、少ししか飲まないのも、全く飲まないのも、むしろ会にすら参加しないのも「多様性」 男らしい服装も、女らしい服装も、フォーマルな服装も、先進的な服装も 大食ら

      • 薄氷の上を歩いていく

        私は社会人として働いている。 今、私は持病を二つもっている。 そのため、誰にも話していないが「普通」に働くことがままならないこともある。 周りの人に恵まれ,自分自身我慢強いこともあるのか、今はなんとか働けている。 今の環境が心地よい。 職場で働けていることに喜びを感じる。 人と関わることが楽しい。 紛れもない、正直な気持ちである。 しかし、同時に 周りと同じように働けない、 今の働き方は続けられない、 他に人と関わる方法があるのではないか。 日々答えのない疑念に苛まれる日

      「春、お前ってやつはさぁ」