【感想】前田先生「防災教育」学習会
実習生のさちです。
前田先生の「防災教育」学習会をアーカイブ視聴して考えたことを共有させてください。
私は、もとから防災教育に関心があり、ボランティアやスタディツアーで何度も気仙沼市唐桑の方に足を運んでいます。そこで震災当時にボランティアをしていた方や、被災した方々と今も活動をしています。
被災した方と話している中で、「津波てんでこ」の話を聞きました。その時は車いすの方を助けようとして複数の方が津波の被害にあってしまった映像を見せていただきました。特別支援教育を専攻している身としては、かなりの衝撃で、てんでんばらばらに逃げなければならないのもわかるが、実際自分がその場にいたら絶対に無理だと思ってしまいました。
今回の前田先生の授業の中でもその点について触れられていました。児童がてんでんばらばらに逃げなければならないという知識面での理解にとどまらず、実際そんなことは可能なのかや、家族はどのような行動をするかまでリアルに考えられていることに感動しました。そしてそれを引き出して、かつ授業の軸がぶれない前田先生の授業に感銘を受けました。
防災教育の難しさは、想像することが難しいこと、児童によって危機感などのとらえ方が多様であること、恐怖心のみをうえつけ行動に結びつかないことにあると考えています。そのなかで今回の授業のように、児童が前向きに考え自分ならどうするか、親はどうするか、を具体的な場面で想定する授業は勉強になりました。自分も経験したことがない中でいかに中身のある防災教育ができるかこれからも勉強を続け、様々な世界を見ていきたいです。
実習生 さち
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