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好きってなに?

私は、第一印象主義である。
第一印象で、全てが決まる。

この人、好き、ずっと好き。
この人嫌い、ずっと嫌い。よいとこみても、「誰にでも取り柄があるよね」で、興味なし。

自分の周りの人はこれで、すべて決まる。
だから、好きじゃないのに付き合えない。
そして、好きな人と結婚した。一生絶対に好きである。

ただ、食べ物と、タレントを好きになるのはこの限りではない。
食べ物の好き嫌いが酷い。親兄妹は、好き嫌いが無く、健やかに育ったのに、とにかく、キライなものが多くて、食べれるものを挙げたほうが早いぐらいだ。

そして、おいしい、と思うと、ずっとそればかりを食べ続ける。一生これで良い、と思う。ただ、だいたい2年ぐらいで急に、飽きる。
たとえば、ケンタッキーのビスケット、ばかりを食べ続ける、はちみつが美味しい。偏る。でも、それしか食べたくないのだ、それが大学のときかな。2年で終わりを迎えた。

次はスタバのカプチーノ。それだけでよい。3食スタバのカプチーノ。
雪が降ろうとヤリが降ろうと買いに行って飲む。それも2年ぐらいである日、もう飲みたくない、とブームが去る。

その後毎回、カレーのナン、 スンドゥブチゲ、ソイジョイ、チキンカレー、餅、きなこ、オリーブ、三角餅 豆カン・・・
一点ものを飽きるまで食べる。で、飽きる。

食べ物だけではない。誰かのファンになる、本当に大好きになる、
窪塚洋介、中国の俳優、いまはアイドル。
本当に、好きになる。会いにはいかない。ずっとネットで見ている、映画を見る、ドラマを見る、、
でもこれも、ある日、なんで好きだったんだろう?と不思議に思うぐらい冷める。ドット冷める。

飽きっぽいわけではない。

要は、思ってたよりも、頭が悪かった、
とか現実を突きつけられると、どうもダメのようだ。

昔若いころに、本当に有名なミュージシャンと知り合い、
その人のつてで、大好きで大好きで大好きな人と出会えた。
そして、彼も私を好きになってくれた。

毎日のように、仕事帰りにご飯を食べて、映画見に行ったり、
良い店で食事していると、だいたいの人がその人に気づく。
私には関係ないので、声掛けられたり、サインを求められたりする。
「プライベートなので」と、断る彼。
ここが好きだってばれちゃうと、お店に迷惑がかかるから。とね。

なんとなく、キョロキョロきょどっているのを見て、なんか違う、と思い始める。
別荘も持っていた。連れていかれて、ピアノを弾いてくれた。
私が寝るまで、作曲していた。

私は、彼に憧れてファンだったけれど、今ここにいる彼は、違う人と考えるようになった。そうでなければ、がっかりしてしまう。

そして、若い何もできない私を、ずっと眺めてて、
ずっとそばにいて欲しい、と言ってくれた。

でも、有名人で毎日曲つくって、ツアーに行くような人と私は釣り合わない。
あたしのどこが良かったのか、そして、彼が私を好きになればなるほど、
会わなければ良かった、と思うようになった。

体の関係は、21歳だった私は未経験。
それを話したら、じゃあ、無理しないでいいから。
と言ってくれた。

そんな芸能人いるのか、と思った。手籠めにされると思ったから。

ってことで、彼のことは今でも好き。活動もしている。
一生頑張って欲しい。
あのとき、いろんなものグッズ、できたてのアルバム、チケット、
何でも買ってくれた。それにも、腑に落ちなかった。
いや、行きたい時は自分で買う、などと言ったこともある。
そしたら、毎日来てほしいんだよ。って。うーん。

何度も電話くれる。
だんだん、押しが強くなって、ちょっと木本悪くなってきた。
電話に出なくなった。
最後の電話は、きっとあなたを心から愛してくれる人が
いるはず。
もちろん、私にも。
でも、たぶん、あなたは私じゃないし、私はあなたじゃない。
現実的な私。繊細な彼。
本当に、何でも純粋に捉えてしまう。

冷たい別れになってごめんね。

さよなら、
あなたは、わたしの青春そのもの。まじそれな。

恋愛体質ではないので、四六時中相手のことを考えていられないのだ。
会社に電話かかってくる、これが迷惑だった。仕事場です。
向こうはどんどんかけていいよ、スタジオここだから。と。

環境が違いすぎる。

なかなか、恋愛はむずかしい。
あたしは、思った。わたしがさっぱりし過ぎだと。なんてこった

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