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【マイファーストウクレレ#2】どんなタイプのウクレレを購入するか 〜サイズの違い

◉ウクレレには色んな種類があります。

ひとくちに「ウクレレ」と言っても様々なタイプがあります。様々な大きさと弦の数によって大別されるわけですね。
用途や場面など使われ方は様々です。
基本的には大きく分けて以下の3タイプの大きさのウクレレがあります。
小さい順に
・ソプラノウクレレ
・コンサートウクレレ
・テナーウクレレ


以上の4タイプの他に複弦タイプ(6弦・8弦・12弦なんてのもあります)、更にロングネックタイプ(ソプラノボディにコンサートネックやテナーネックを装備したウクレレ、コンサートボディにテナーネックのウクレレなどがあります。ちなみにテナーボディにソプラノネック、、というのは見たことがないのであまり実用的ではないという事でしょうか、、汗)等々様々なウクレレがあります。
細かく言いますとテナーよりも大きいサイズのバリトンウクレレ、ソプラノよりも小さいピッコロウクレレや、コンサートとテナーの中間サイズでミニテナーなってモデルもありますが、ごく一般的に弾かれているサイズは上記3サイズと言えます。その他のサイズのウクレレはあまりにも煩雑になりますのでそれらの「派生機種」はまた別の機会にお話したいと思います。

◉日本におけるウクレレのイメージ


日本を代表する老舗メーカーKIWAYAのロングセラーソプラノウクレレFS-5


日本においてはウクレレといえば(意識している・いないに関わらず)、ソプラノウクレレをイメージされる方が多いような気がします。
ハワイでももちろんソプラノウクレレは愛用される人も多いですが、例えばウクレレを弾きながら歌を唄う(弾き語り)というスタイルにおいては実は複弦ウクレレやテナーウクレレを使うプレイヤーが多いのです。単純に音量的な問題が大きいようですね。ライブにおいてギターやベース(特にハワイアンにおいては12弦ギターのような大変音量がある楽器が使われることもしばしば)に負けない音量が複弦ウクレレで獲得出来るという切実な事情があるのですね。
もうひとつ単純に物理的な弾きやすさ、という点でテナーウクレレが愛好されているという事もあるのではないでしょうか。

ハワイアンウクレレの雄 カマカの大人気テナー HF-3


ウクレレという楽器はそもそもフレット間が大変短い(狭い)楽器です。そのために色々と考えて弾かなければならない点が多いのです。そのまま漫然とギターやベースのように弦を抑えても(ギターやベースが漫然としている、という意味ではありません)、音がまともに出ないことが多いです。これは上記の通りフレットが狭いゆえの独特の「指を逃がす」というフォームが必要だからです。そう、「小さければ小さいほど難しいのです」。
実はココが多くの初心者の方が勘違いしているところなのですが、狭いがゆえにウクレレはソプラノウクレレが一番難しいです。
私のところにウクレレの購入の相談をなされる方の多くが「最初は小さなウクレレで、、」とおっしゃいます。しかし私に言わせてもらえば上記したようにウクレレは小さい方が難しいです。ですので私はコンサートサイズやソプラノボディ+コンサートネックのウクレレをオススメすることが多いです。最初から少し難しいソロウクレレを弾いてみたいと仰る方にはテナーウクレレもオススメしているくらいです。
ソプラノサイズのウクレレを購入しようとなさる初心者さんに「なぜソプラノサイズですか?」と尋ねてみるとだいたいの場合「指が届かない」とお答えになります。しかしよく考えてください。女性やちびっこのギターやベースのプレーヤーがたくさん動画をネットにアップしているではないですか。子供の指でギターやベース弾けているのですから(多少短いということはあるかもしれませんが)ウクレレで、まして大人の指で届かないはずがありません。天才プレーヤーと呼ばれる子どもたちは最初から「届かない・無理だ」という先入観がないため、指が届くようにちゃんと合理的なフォームを身に着けています。「小さいもの=簡単なもの」という先入観をまず捨て去りましょう!
弾きやすさとは別のお話として単純にソプラノウクレレのほうが比較的お安く求めやすい傾向にはあるので、「とりあえずこの価格くらい(ソプラノの価格)なら試しに購入してやってみよう」という方も多いかと思います。この価格面に関しては確かにその通りですね。ソプラノウクレレは多くのメーカーやルシアー(工房)がまず作ってみるというモデルですので大変多くのウクレレが売られています。ボリュームゾーンとしては
ソプラノ:6 コンサート:2.5 テナー:1.5
位の割合になるのではないでしょうか。
やはりウクレレ=ソプラノという流れになるのは致し方ないところもあるのかなとも思います。
ですが皆さん最初にウクレレを購入なさる時は私の話を思い出して、ひとつ上のサイズのウクレレを購入なさってみてください。きっとまた違ったウクレレワールドが拓けてくることと思います!
私個人としては上述したソプラノボディのコンサートネックのウクレレがいいとこ取りのモデルとしてオススメです!!

私も愛用するKeliiのソプラノロングネック 暖かいホロホロとした音色です







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