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【備忘録】にんげんっていいな


1. コード

オリジナル


リハモ

実際はパワーコードで弾いたり三和音で弾いたりしてます。

ロックっぽさを意識してちょっとだけリハモしてみました。
あとオリジナルはサビのメロディが結構下で歌いにくかった&明るい雰囲気にしたかったのでキーGから5度上のDにサビで転調してます。
転調先は無伴奏でサビだけ好きに歌った時のキーを採用したんですが、たまたま転調しやすいキーだったのでそのまま自然転調しています。

2. 歌詞

高校生の頃位に作った(替え歌した)ものです。
元々は最後が「でんでん電光朝露」だったんですが、わかりにくいと思って変更しました。
3番「帰ろ」より「還ろ」の方がよかったかも。まぁいいや。
一番アフリカ、二番沖縄、三番日本のイメージです。

敵兵見ていた かくれんぼ
お尻を出した子 一等兵
夕焼けこやけで また明日 また明日

いいないいな にんげんっていいな
おいてけぼりの ほかほか死体
子どもが死ぬのを 待ってるんだろな
ぼくは帰ろ 日本へ帰ろ
でんでん伝染病で バイバイバイ

神様見ていた 大戦争
アメリカ元気だ 一等賞
夕焼けこやけで また明日 また明日

いいないいな にんげんっていいな
みんなでなかよく 集団自殺
僕を殺すの 待ってるんだろな
ぼくは還ろ 日本へ還ろ
でんでん殿下のために バイバイバイ

いいないいな にんげんっていいな
みんなでなかよく 特攻隊
あったかい爆風で 眠るんだろな
ぼくも帰ろ お空へ帰ろ
でんでん電報打って バイバイバイ

3. 編曲

フツーのパンクロックです。
ギターと歌が下手すぎて苦労しました。
でもギターは打ち込みじゃあなーと思っていたら、DTMから離れて十年近く、今はすごいの出てるんですね。
セッションギタリストシリーズなんですが、普通に生っぽいし自分で弾くより全然使える。でも自由度はそこまで高くなくて、音源というよりはフレーズ集に近い印象です。ループ素材とかはリズム以外で使うの負けだと思ってますが、これなら許容範囲なので今度使ってみます。ギターも歌も練習する気は起きないので最新技術万歳です。

今回改めて学んだことは休符の大切さです。ブロック間やフレーズ間の間ってやっぱ大事ですねー。ずっと鳴りっぱなしの楽器は鳴っていないのと同じと誰かが言っていました。存在がなくなったときに初めて存在に気付くと。
ほんとそのとおりだと思ったので次からは意識していきたいです。

4. ミックス

一番苦労したし一番時間かかりました。
昔から大の苦手です。
Cubaseのコントロールルームでリスニング音量管理できるの本当に便利です。これで大分捗りました。これが無いとミックス途中ですぐクリップして余裕なしになります。
とりあえず今回学習したことメモ↓

⑴ まずアレンジ

コレがめちゃくちゃ重要で、しかもここでダメだった時は後から作業戻るのが死ぬほどめんどくさいので、最初から気をつけて組み立てていきたい。
音域とタイミングが他の楽器となるべく重ならないようにするだけですが、気を抜きがちなのがそもそもの音色選びです。
中音域大好き人間の自分は好きな音色ばっかり使って最後に音が団子になってることに気が付くという失敗を良くします。学習しない。だって中音域気持ち良いんだもの。

あと、ギターのレコーディングは最初多少ズレててもメロダインとかで修正すれば良いやと思ってましたが、和音をメロダインかけると(ポリフォニックモードなのに)なぜか使い物にならないレベルで音質が劣化したので最初から録り直しました。
さらに、ちょっと弾くとチューニング少しズレることに初めて気付いて、一フレーズごとにチューニングするようにしました。ついでにオクターブチューニングも結構ズレてることに後から気付いたので再び録り直し。ラインで録って、アンプシミュはhelix native使いました。
タイミングはAudioWarp(ワープクォンタイズ)で多少修正してます。便利だなー。

ボーカルもメロダインかけてます。ARA初めて知ったけど便利すぎる。もうインサートで使うことはないでしょう。
元の素材から良くする方が良いのは重々承知ですが、腕前的にしょうがない。

⑵ 定位

Cubaseでセンドで送る際のパンを変えられたり、「パンのリンク」設定もできるのは知っていましたが、今回じっくり検証してみました。
ちなみに送り元のトラックがモノラルだろうがステレオだろうがFXチャンネルはステレオで作ってます(少なくとも空間系の場合)。
また、余談ですがwavesのmono to stereoタイプはモノラルトラックに挿してステレオ処理する時に使うものですがcubaseではチャンネル設定で片方切らないといけなくてちょっとめんどいので基本使わないようにしてます。

検証して一番の疑問点はセンドパンを振っても返ってくる音は普通にセンターから出てくるということ。もしかして今までコレが原因で団子になりやすかったんだろうか。
リバーブプラグインの画面を見ると、入力はRだけになっているのに出力はLR同じくらい出ています。また、アーリーリフレクションだけにするとパンが反映されたので、おそらくリバーブのプラグインが原因ですね。つまり、リバーブはそもそもあちこちの壁からのたくさんの反射音をシミュレートしているんだから、右も左もないわけです。部屋の中で右側に向かってギター弾いても残響は全体から返ってくるのが当然っていうのと同じ話ですね。アーリーリフレクションだけの時にパンが効いたのはそういうことでしょう。
なお、Cubase付属のプラグインを使ったらセンドパン効きました。多分高度なシミュレートをしていないからだと思います。
なので解決策としてはDAW付属やモノラル対応のプラグインを使うか、もしくはインサートに挿すか(パンとレベルメーターはチャンネルの一番後ろに位置してるらしい。→プリだろうがポストだろうがパンは最後に効く。)です。もしくはFXチャンネルのパンを振ることも可能ですが、パンが違うトラック毎にFXチャンネル作らないといけなくなるので意味ない気がします。
今回はパン振りたいリバーブは全部インサートに挿しました。
元音RでリバーブLに振りたいとかの特殊な場合はインサート以外の方法じゃなきゃだめですね。

ギターは最初遠慮してLRそれぞれ85くらいにしていたのですが、100まで広げました。それどころかbrainworxのbx1でM/S処理(サイドの高音域持ち上げ)かつstereowidthを134%にしています。
ドラムのオーバーヘッドとシンバルはwaves S1で最大まで広げてます。
昔はこういうのやりすぎはダメと思ってビビってほとんどしませんでしたがもっと早くしとけばよかったです。

キックとベースはコンバインパンでLRをどちらもCにしてみました。完全にモノラルになります。ベースはしないほうがよかった可能性もありますが(bx1で低域だけモノラル化できるし)まぁ良いでしょう。

あと全体をbx1でstereowidth105%してます。

⑶ EQとComp

EQについてはとにかく鬼のように高音域あげまくってます。特にギター。
昔はEQはカットが基本、ブーストは+3dBを基準に多くて+6dB、頑張っても+9dB位までのイメージがあったのですが、今回は12dB持ち上げたりしてるのもあります。で、フェーダー下げてます。こっちの方がわかりやすい。
でも改めて聴くと高域ちょっと持ち上げ過ぎな気がしてきた。

コンプは音量ならしたり、アタック感の調整したりというイメージが強いですが、コンプかかる部分とかからない部分の関係で音域も変わってくるんですよね。難しいけど楽しい。

あと、センドで送ってパラレルでコンプかけたりしてます。今までインサートでしかしたことなかったけど、微調整が効く感じ。
また、キックとスネアはレイヤーしたりしてます。今まではこういうのになんだか抵抗があったんですが(だって普通ドラムは1台で演奏するものだし)、狙った音が作りやすかったです。一つの音だと抜けてこないスネアにアタック強い高めの音重ねてみたり。良いとこ取りできるの便利。

一度アップしてからやっぱり他のプロの曲と違うことに気付いてボーカルとギターソロの音量小さくしてからリミッターかけたのに差し替えました。


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