映画「少女邂逅」感想
いじめられていた少女が一人の転校生との出会いをきっかけに変わっていく話。
紬ちゃんがほんと魅力的すぎて終始ため息出ていた。
モトーラせりなちゃんか、、、。
主人公のみゆりが自我を取り戻していく話だけど、
最後のリストカットをするところ。
これまでは死ぬ勇気なんてなかったけど
最後のところで確実に彼女は死と向き合っていたし本当の意味で空虚な気持ちに苛まれていたんだと思った。
あの糸が切れたのはなんだったの?
彼女の中で沖縄行きが途絶えたことを示す描写と
二人の関係が途絶えた瞬間も含んでいたように感じる。
ミユリは確実に紬の孤独を知ったはずなのに最後まで目を背け、
結果彼女の死のみを聞かされた。
何度も出てくる夢の中のような回想シーンはミユリの潜在意識だと思う。
本当は本質に気がついているけど自分を守ってなんとか保つことに必死だった。
多くの人間がそうするように。
この映画は高校生の女の子の感情の宝箱だった。
高校時代を思い出す。
いじめこそなかったけど、目配せ、あなたは鈍感だからって言うレッテルを貼って優位に立つ。自分の価値を仕切りに相手に確かめる。
自分の価値を相手に測られてたまったもんじゃないよ。
今なら言えるんだけどね。
そんな青春の中の大きな出来事。
この作品はなかなかに衝撃だった。
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