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【テスラモデル3購入】EVが向いている人/向いていない人チェックリストを作ってみた

前回の記事で、ガソリン車と電気自動車のメリット・デメリットを比較し、両者(車)の特徴を簡単に言うと、

ガソリン車=航続距離を気にせずエネルギー補給も迅速だが、維持費高い

電気自動車=維持費安いが航続距離(車種による)とエネルギー補給(充電環境による)ストレスがある場合も

とまとめました。

電気自動車購入をしようとした場合、懸念の一つである航続距離は、スペックの高いクルマ(例えばテスラモデル3ロングレンジorパフォーマンスなら550km超)を買えばだいたい解決するのですが、充電環境は自分だけでは解決できない場合もあります。

つまり「電気自動車を購入するときに最も重要なポイントは充電環境である」と言えます。

ということで、充電環境の基本を押さえつつ、電気自動車が向いているひと向いていない人を考察してみたいと思います。


日本の充電スポット数は約19,000拠点

まず、日本の電気自動車の充電環境ということで、充電スポットの数をみてみましょう。
GoGoEVによると、日本全国に19,293拠点のEV充電スタンドがあります。(2021/6/19現在)

スクリーンショット 2021-06-19 17.58.25


ちなみに、ガソリンスタンドは日本全国に28,000店舗以上あります。

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ガソリンスタンドに比べるとまだまだ数が少ないですが、結構たくさんの充電スポットがあるとも言えます。

ただ、電気自動車購入を考える上で考慮すべきは、日本中の充電スポットが多い/少ないといった単純な数の問題ではないのです。

というのも、充電スポットに設置されている充電器はどれも同じではないからです。

電気自動車の充電器は4種類

電気自動車の充電器は大きく分けて4種類あります。
充電器によって使える人充電スピードが違います。

(注)充電スピードについて
・満充電に近くなるとバッテリー保護のためスピードが落ちるので80%充電までの目安時間とした
・充電スピードは充電器のスペック、車種やバッテリー温度により異なる

■普通充電器
使える人:誰でも使用可能
充電スピード:遅い(80%充電まで数時間〜10時間以上)

■急速充電器(CHAdeMO)
使える人:誰でも使用可能
充電スピード:速い(80%充電まで数十分〜1時間以上)
注意点:他の人のために充電は30分を1回のみがマナーとされ、“おかわり充電”は推奨されていない。
参考:普通充電器と急速充電器(CHAdeMO)はGoGoEVで検索可能

■テスラスーパーチャージャー
使える人:テスラ車のみ
充電スピード:とても速い(80%充電まで30分前後)
参考:テスラ専用 スーパーチャージャー ステーション一覧

■テスラディスティネーションチャージャー
使える人:テスラ車のみ
充電スピード:遅い(80%充電まで数時間〜10時間以上)
参考:テスラ専用  デスティネーションチャージングステーション一覧

「充電器の種類✖️所在地」の組み合わせが重要

旅行の途中では、食事や休憩での数十分でたくさん充電できる急速充電器が必要でしょう。
一方、ホテルなどでは一晩中充電できるのですから普通充電器で十分でしょう。

先程、数だけの問題ではないと言ったのは、仮にガソリンスタンドと同数、いやそれ以上の充電スポットがあったとしても全て「普通充電器」であれば、旅行の途中での充電に何時間もかかることになり、全くお話にならない!ということになるのです。
*ちなみに、日本の充電スポットの7割超は普通充電器

ここで「日本の充電インフラの課題ガー」などと言うつもりはありません。

何が言いたいかと言うと、「行動範囲内に、どのような充電器が、どこに、どれだけあるか?」が電気自動車購入検討の上で最も重要ではないかと思うのです。

「充電器の種類✖️所在地」の良い例

ではどのような充電器がどこにあると良いのでしょうか。充電器の種類ごとにいくつか例を挙げてみます。

■普通充電器(テスラディスティネーションチャージャー含む)
普通充電器は充電スピードが遅いので、自宅もしくは長時間滞在する目的地にあり、「ついで充電」ができると便利です。
・自宅(最強:帰宅したらケーブルを挿し、朝起きたら満充電)
・勤務先(これも最強:出社したらケーブルを挿し、帰社時にほぼ満充電)
・ホテル
・日帰り温泉施設
・ゴルフ場
・商業施設
・公園

■急速充電器(テスラスーパーチャージャー含む)
急速充電器は滞在のついでというよりは充電のために立ち寄る感じなので、交通量の多い道路上にあると便利です。
・高速道路上のPA、SA
・道の駅
・主要幹線道路上の様々なお店

ご自身の行動範囲の中に、上記のような充電環境があればあるほどストレスなく充電ができるはずです。

では、電気自動車が向いている人(充電環境)と向いてない人(充電環境)をまとめてみましょう。

電気自動車が向いている人(充電環境)チェックリスト

□ 自宅に充電器を設置できる(主に戸建ての方)
□ 勤務先に充電器がある
□ 日常行動範囲内に急速充電器が複数ある
□ 日常行動範囲内にテスラスーパーチャージャーがある(テスラ車)
□ 近距離移動(通勤・買い物・送り迎え)がメイン
□ 長距離移動の際の充電計画を立てることが苦にならない
□ 充電中の時間(数十分)を有効に使えそうだ

ここでたった一つ言えることは、自宅に充電器を設置できる方、おめでとうざいます!問答無用で電気自動車が向いています!


電気自動車が向いていない人(充電環境)チェックリスト

□ 自宅に充電器を設置できない(主に集合住宅の方)
□ 勤務先に充電器がない
□ 日常行動範囲内に急速充電器がない(片道30分以上かかる)
□ 日常行動範囲内にテスラスーパーチャージャーがない(テスラ車)
□ 長距離移動(往復で航続距離を超える移動=経路充電が必要)が多い
□ 充電計画を立てるのがめんどくさい
□ 充電中の時間(数十分)をただただイライラして過ごしてしまいそうだ

いよいよポチる時が・・・

私の場合、下記のようになりました。
□ 自宅に充電器を設置できる(主に戸建ての方)
□ 勤務先に充電器がある
✅ 日常行動範囲内に急速充電器が複数ある
✅ 日常行動範囲内にテスラスーパーチャージャーがある(テスラ車)
✅ 近距離移動(通勤・買い物・送り迎え)がメイン
✅ 長距離移動の際の充電計画を立てることが苦にならない
✅ 充電中の時間(数十分)を有効に使えそうだ

集合住宅のため、自宅に充電器は設置できないものの、自宅近隣にテスラスーパーチャージャーが複数あるのと、その他充電スポットもたくさんあるのでなんとかなるだろうと思いました。

そして、長距離移動の懸念をできるだけ払拭するためにテスラモデル3の中でもロングレンジの方が良いだろうという結論になり、意を決してポチることができました!


実は・・・他の電気自動車は検討すらしなかった

ちなみに、私はテスラモデル3に試乗して、
・従来のクルマにない加速
・オートパイロット
・タッチパネルで操作する先進性、スッキリした内装
・スマホ連動
・おそらく同価格帯の中では航続距離が一番長い(ロングレンジ)
・どうせ国内メーカーはオプションで高くなるやろ(レクサスで学んだ)
と考え、買うならテスラと決め込み、他の電気自動車の選択肢を深く、いや全く検討しませんでした。

ただ、電気自動車購入検討中の方のには「テスラか否か?」で悩んでいる人も多いかもしれません。

テスラはいろんな意味で尖ったメーカーなので人を選ぶ面があります。

次回は、自動車及びメーカーとしてのテスラの特徴について書いてみようと思います。


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