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眺めるという所作

本駄ブログにおいて何度か書いているのが、雑誌との関わり。
要約すると、学生時代を中心に雑誌の全盛期で情報の殆どを雑誌に頼っていた時代があったということなのだが、俺が特別だったということでもなくそういう時代だったと思う。
それが、ウエブ上の情報、動画に情報に取って代わられ、並行して書店の激減。雑誌自体も紙から電子データへ移行、、、。
もう、この流れに抗うことは出来ないというのが現状。

そんな中、俺自身は2誌の定期購読に加え、BRUTUS、CASABRUTUS、Pen、ENGINEあたりを拾い買いしているというのが現状。
ただ、最近雑誌を眺めると、その立ち位置が変わりつつあると感じていて、、、、、。

立ち読み(手にとって中身を確認する正当な立ち読みね。(^^ゞ)した上での購入が前提なので、俺の場合本屋の存在がマスト。
ちなみに、定期購読の2誌は内容に関わらずいわゆるサブスクで入手している。
通勤路界隈に本屋はほぼ壊滅していて、唯一の本屋は職場最寄り駅の無人店。

正直味気ないけど、あるだけでもありがたいというのが実情。
ここも、採算あってるのか正直疑問。

で、
なにが変わりつつあるかと感じるかといえば、、、、、。
例えば、おまけ付きとかそういうのではなくて、全般的にムック化しつつあるというか、例えば写真のクオリティーを上げているというか、眺めるという要素に特化しつつあるというか、所有欲をくすぐる方向に行っているというか、、、、、。

電子ブック化に抗っているというか、、、、。
例えば、この昆虫特集の写真の美しいこと。
蔵書したくなる。

今回試しにこの昆虫特集を電子ブックでも購入してみたのだが、解像度は体感上印刷物を凌駕していて美しい。
ただ、眺めるという行為には圧倒的に不向きだし、そのそも所有欲を充足するものでは当然ない。

何れの雑誌も同様の傾向で、そのクオリティー向上の代償として高価にはなっている。
でも、この戦略は正しいと思っている。
てか、それに乗せられているんだけどね。(大笑)

これって、音楽のサブスク対策(業界の対応というより、オーディエンス側の願望と思うんだけど)で、これが面白いことにCDに戻らずレコードが生産され売れるようになりつつあるとの、同様の傾向な気がするのよ。

じゃあ、実際今後どうなる?
近い将来、雑誌の古本市場が高騰するんじゃないかと予想する。
今、雑誌の発行部数は圧倒的に減っているハズで、紙の雑誌で欲しいと思う人が今後増えていくんじゃないかと、、、、。
今でも、高騰とは言わないけど、古雑誌はそれなりの単価で取引されてるのね。

別に、高騰を狙って収集する気は無論ないんだけど、雑誌を老後の楽しみにしようと思っている俺にとっては、こうやって興味ある内容の雑誌を収集するというのは貴重なミッションな訳だ。(*^_^*)






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