自己紹介～金融とマーケティングについてお話していきます～

ざっくり経歴

理工学部化学科を卒業後、外資系企業でシステムの世界に10年、そして日本のベンチャー企業でマーケティングの世界に10年、その間「金融」に関わり続けて今に至ります。

大企業にて

新卒で入社したHP(ヒューレットパッカード）では、エンジニアとしてメガバンク、証券会社などで、主に金融機関のシステムを作っていました。仕事内容は、先方の課題を抽出し、見える化し、最後にIT化していく仕事です。重要なのはお客様のビジネスの背景を理解すること。職場はお客様先だったため、ほぼ自社にいることがありませんでした。ちなみに2001年の段階でノートパソコンでリモート作業をしていたのは、先進的だったかもしれませんね。

プロジェクトマネージャーなどを担当すると、一国一城の主です。ステークホルダーマネジメントや収支計算すべてやらないといけないです。大企業ならではの組織での動き方の多くを学びつつ、チームのパフォーマンスを上げるというのはベンチャーっぽい働き方でした。

HPでは、大企業ならではの「ステークホルダーマネジメント」や「法人向け営業」といった事だけではなく、「チームビルディング」「ロジカルシンキング」「ファシリテーション」などその先のキャリアの礎になるスキルを身に着ける事ができました。興味は、チームで働くこと、お客様に”結果”が出ることに移っていき、最終的には自分自信で”結果”、”手ごたえ”を感じたいと考えるようになっていきました。

ベンチャー界隈に

もともと10年で転職しようと考えていました。ITはこの先必須というのは確信していましたし、10年でその道のプロになれるという変な根拠と、上述した”手ごたえ”感を感じたかったのがきっかけです。

そこで出会ったのが、ライフネット生命です。創業者の一人である岩瀬さんのブログで見た「日本で初めての”ネットで生命保険を作ろう”」というコンセプトが面白いと思って応募し、ご縁をいただきました。

外資系の大企業からベンチャー企業に転籍して、そこで働く人の”質”違いに大きな刺激を受けました。自分がライフネット生命に入ったのは、立ち上げ後数年、まだIPO前でした。これまで自分が仕事したことないような人たちばかりで、毎日学びの連続でした。HPも優秀な人ばかりでしたが、大企業とベンチャーの人材の質の違いを目の当たりにしました。HPは1～10を加速させるのが上手です。またオペレーショナルエクセレンス、つまり業務の標準化、コスト削減などにかけてはプロです。一方のライフネット生命は0～1、新しい何かを生み出す力が圧倒的に強く、会社が一丸となって前進しているという実感がありました。

マーケティングって面白い

初めはシステムで転職したものの、さらに手ごたえを感じたいと考え、マーケティングの部署への異動を希望しました。

ライフネット生命では、システム企画部に配属後、マーケティング部WEBチームにて、ウェブマスターを担当しました。その後、お申込みサポート部部長として、CX（カスタマーエクスペリエンス）の強化に取り組みました。今でいうインバウンドセールスチームの立ち上げや国内生保初のLINEサービスの立ち上げ等にも従事して、仕事の幅を広げ、マーケティングに深く携わらせていただきました。

自分探し

気が付けば７年経ち、創業者のお二人がそれぞれ退任。会社は大好きでしたが、潮目を感じて自分も新たな活動の場を求めることにしました。正直どうしたもんかなという感じでした。自分が一生懸命にやれるものが何か掴み切れておらず、自分探しをしていました。ビジネススクールにも通い始めました。仕事は友人の会社に拾ってもらい、マーケ部の立ち上げをやりました。CMOとして、役員を経験できたこと、B2Bマーケティングや採用マーケティングなどのスキルを身に着けました。しかし、この期間、何よりも大切だったのは「自分を知る」という事だったかもしれません。自分の中にあった素材が、調理されたというか。40歳過ぎたおっさんが自分をわかった期間でした。

そして2019年。現在CMOを務めさせていただいている日本クラウドキャピタルに入社しました。

そして、今

全ての経験、全ての出会い、全ての想いが、今に繋がっています。自分は本当に共に働く人に恵まれてきたと思います。共に創り上げながら、たくさんのことを学ばせてもらい、会社を去ってもなおつながりのある方々が今もいて、話を聞いてもらったり、ありがたいアドバイスをいただいたりしています。お客様、関係者、同僚、全てを含めて”人”を大切にして仕事をしていきたい。この想いは揺らぐことのない私の軸だと思います。

アウトプットをして自分を鍛えるとともに、誰かの役に立てばいいなーと思い、少しずつコンテンツをアップしていきたいと思います。

読んでいただいてありがとうございます！