沖永良部島って知ってますか？

沖永良部島(おきのえらぶじま)って知ってますか？
口永良部島(くちのえらぶじま)は火山が噴火するニュースで度々耳にしますが、沖永良部島(おきのえらぶじま)は初めて耳にする方も多いと思います。
実はこの島、私たちの会社「ジェイエスティ」にとてもゆかりのある島なんです。

沖永良部島は、鹿児島と沖縄の間にある島です。周囲はわずか60km、時速60kmの車なら、1時間で1周することができるようなとても小さな島で、約13,000の人が住んでいます。島は雫が斜に飛んだような東西に長いカタチをしていて、ナイキのマークやオカリナの形に似ていると言われています。
鹿児島市から南へ550㎞、沖縄本島から北へ60kmと沖縄からのほうがとても近い島ですが、なぜか鹿児島県に属しています。550㎞といったら東京ー大阪間よりも離れているのになぜ沖縄県ではないのか不思議ですね。県境は海峡の境目説と、歴史的理由説がありますが、定かではありません。気候は沖縄と同じく1年中温暖な島です。

島の中には2つの町があります。東側が和泊町、西側は知名町で、東側の和泊町のほうが大きな町です。大きな町と言っても人口が少ないので町民はほぼ親戚か顔見知り、家に鍵をかけることはほとんどありません。学校は小学校が8校、中学が4校、高校は1校のみで、大学はありません。公共交通機関はバスのみ、バス停以外でも声をかければ乗り降りできるフリー乗降制のほのぼのした感じです。
都会への憧れや進路の選択肢などで、中学を卒業した若者は島から出るという選択をする子が多いですが、将来的に島の暮らしが良くて地元に戻る人も少なくないです。

また、沖永良部島は西郷隆盛が島流しにあって投獄された島としても知られていています。島津久光公の怒りにふれ薩摩藩の重罪人として沖永良部島に流刑、この地で牢居中に「敬天愛人」の思想を生みました。現在は西郷南洲記念館も建てられ、はるばる西郷隆盛の足跡を訪ねてこの島を訪れる西郷ファンもいます。記念館の中にはレプリカの牢屋も復元されています。
「敬天愛人」＝「天を敬い、己を律し、天の心を持って人を愛する」

島の特産品は主に南国フルーツのパッションフルーツやマンゴー、ドラゴンフルーツ、パパイヤ、サトウキビなどがあります。このほか永良部百合(ゆりの花)、菊の栽培も盛んで「フラワーアイランド」とも呼ばれています。永良部百合の球根はとても上質で人気が高く、アメリカをはじめ、ヨーロッパ各国にも輸出されています。

アクセス方法は飛行機と船があり、飛行機は、鹿児島空港、那覇空港、徳之島空港から出ています。
船は、鹿児島を出発して奄美大島ー徳之島ー沖永良部島ー与論島ー沖縄本部ー那覇の順番で運航しています。まさにアイランドホッピングです。鹿児島からの距離を考えると、沖縄まで飛行機で飛んで沖縄側から船で行く方が早いです。時間のある方は船旅もいいですよ。

観光スポットは西郷隆盛の記念館以外にもいくつかありますのでご紹介します。
〇田皆岬
島の西端にあり、約50mの断崖絶壁でスリル満点。ウミガメが水面から顔を上げる姿が見られます。田皆岬の石が国会議事堂建設にも使われたことでも知られています。　

〇フーチャ潮吹き岩
島の北東にあり、岩場に大きな穴が開いていて、強い波があたると穴から潮が吹き出すのが見られることから潮吹き岩と言われています。冬の強い風の日や、台風の時には20～70mの高さまで潮が吹き出すのが見られます。

〇ガジュマルの木
日本一のガジュマルの木で、学校の校庭の中にあります。ハワイの日立の木(この～木なんの木♪)に似た木で一見の価値があります。

〇鍾乳洞
サンゴが隆起してできた島なので土壌が水で浸食されやすく、地下には地下水道が流れていて、200以上の大小さまざまな鍾乳洞があります。代表的な鍾乳洞は「昇竜洞」で全長3,500m、天井から無数に垂れ下がる銀白色の鐘乳石は東洋一といわれる美しさです。最近は鍾乳洞でケイビング(洞窟探検)をするアクティビティが観光客に人気です。

沖永良部島は独特の方言がおもしろい島です。
たとえば、こんにちはは「うがみやぶら」、ありがとうは「めへでいろ」
これは日本語？？？もはや原型のない日本語なので外部の人にはさっぱりわかりません。現在は島内でも話す人は少なくなっています。50歳以上の人はなんとか聞き取れるくらいで、70歳以上の人同士の会話では今も使われています。

最後に沖永良部島がなぜ私たちジェイエスティと深い関りがあるのかというと、実はジェイエスティの代表、西智彦の生まれた島なのです。
ジェイエスティを生んで、ジェイエスティを育てた島が沖永良部島です。
西郷隆盛にならって、敬天愛人の心構えで会社を作り、利他の心をもって40年以上名古屋の地で旅行会社を営んでいます。

沖永良部島の観光業や町おこしに貢献するべく、大自然に囲まれた島での農業体験、生活体験を兼ねて、観光もできる添乗員付きのツアー「島流しツアー」も随時企画しています。

また、コロナ禍で新しく始めた通販サイト「JSTセレクトショップ」では、沖永良部の名産も取り扱いをしており、伊勢エビやソデイカといった新鮮な魚介をはじめ、パッションフルーツ(リリコイ)やマンゴー、バナナなどの南国フルーツが特に人気です。
沖永良部名産はコチラ
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