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旅の心得 得する人/損する人

同じ場所を旅行していても人それぞれの感じ方があります。めちゃくちゃよかったという感想の人もいれば、あまりよくなかったという人もいます。リフレッシュや癒しのための旅行だったはずが、逆に疲れをためて帰ってくる人もいます。それは好みとかその場所に対する興味の深さの問題かというと、実は往々にしてそうではない理由があるのです。


旅行の準備をする人、不安の準備をする人
初めての旅行先、あそこもここも観光したい、あれも買ってこれも買って、時間を余すことなく充実して過ごしたい!
現地で無駄な時間が出来ないように旅程をギッシリ詰め込んで、それこそ分単位で日程を組んでおきたい。
せっかくの旅行で現地に到着してから「さて、これからどこ行こう?」とか「夕食は何食べよう?」と迷うのは時間の無駄に思えますよね?ならば家を出発するところから家に帰ってくるところまでしっかりスケジュールを立てて予定通りに動きたい!
お気持ちとてもよくわかります。
でも、それって本当に正しい旅行の準備でしょうか?現地で不安にならないための準備になっていませんか?渾身のスケジュールが、自分を苦しめるノルマのようになったりしていませんか?
実際に旅行へ行けば不測の事態や想定外のことはけっこうな確率で起こります。そんな時に予定がギッシリ詰まっていると修正せざるを得ませんし、修正したことによって他の予定に影響を及ぼしてしまいます。
せっかく充実させるために計画していた旅程も、一つの想定外のできごとで総崩れなんてことはザラにあります。また、それによって新たな不安や予定通りにいかない苛立ちが生まれてしまうこともあります。
そのため旅程を組むときはある程度時間の余裕をもって組むようにしましょう!欲張らず、優先順位の高いものから順に旅程を埋めていくのが充実した旅行を実現するための心得です。そして、予定通りにならなかったときのための第二案、第三案などの選択肢も持っておくと気持ちにゆとりも生まれます。
そのかわり、充実した旅行にするために特に準備をしておくべきなのは渡航先の地理や歴史、慣習を学んでおくことです。
どんな交通機関があるのか?どこが治安の悪いエリアか?現地のトイレ事情に宗教的タブーやマナーを覚えておく方がよっぽど大事です。

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ハプニングを楽しむ人、トラブルに苛立つ人
渋滞や遅延に巻き込まれる、悪天候によるフライトキャンセル、予期せぬ祝祭日、盗難や忘れ物・・・旅行には不測の事態や想定外の出来事は付きもの。それをハプニングと捉えるかトラブルと捉えるかは旅の思い出やメンタルに大きな差が生まれます。例えば旅行中に不測の事態・想定外の出来事に遭遇した時、それをハプニングと捉えると不測の事態・想定外の出来事は起こりうる範疇となります。範疇であれば解決する際も冷静に余裕をもって臨めるでしょうし、さらに言えば普段は起こりえない珍しい出来事の体験というチャンスの一つでもあります。ただ、トラブルと捉えた場合はどうでしょう?不測の事態・想定外の出来事は思ってもみなかった出来事になりますし、想定外だからこそ冷静に解決することは難しくなります。また、思ってもみなかったことから苛立ちが生まれ、旅行全てを台無しにしてしまう場合もあります。ハプニングとトラブル、同じ出来事でも受け取り方によって大きく違います。是非この心構えは参考にしていただければと思います。
結局旅行ってハプニングがあったほうが印象に残る旅になりますし、後から思い出を語るとき、こういったハプニングの方が面白く語れて、ウケもいいですからね。

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心に焼き付ける人、フィルムに焼き付ける人
旅行の必須アイテムといえば?そう、カメラですよね!
最近はスマホの進化によってスマホ付属のカメラでも十分綺麗な写真や動画が撮れるようになりました。SNSに上げるため綺麗な写真を撮りたい!旅行記の動画を作る予定だからたくさん動画を撮りたい!
分かります。撮る機会は今しかないですもんね。でも、ついつい撮ることに夢中になり、せっかく訪れた観光地をカメラ越しでしか見てはいませんか?旅の思い出を見返すために写真や動画を撮るのは大事ですが、それと同じぐらい大事なのは、その瞬間の思い出を心に焼き付けること。
データや写真は数十、数百、数千枚の内の1枚ですが、瞬間の思い出はベストな1枚ですからね。
また、目と同様に耳も大事。空いた時間や移動の際、ついついイヤホンで好きな音楽を聞きがちですが、せっかくなら旅先の雑音まで楽しんでしまいましょう!音を遮断するのはもったいないし危ないです。

行動を取る人、安定を取る人
2人以上で旅行に行くとグループの殻に閉じこもりがち。
それは気心の知れた仲間同士でいる方が楽だし、ストレスを感じることも少ないですから当たり前ですよね。
でも、せっかく旅行という非日常の世界に来たならば、その世界へ積極的に入り込まなければもったいないです!「郷に入っては郷に従え」という言葉がある通り、その地域のしきたりに則り、現地の人と積極的にコミュニケーションを取ることも旅の楽しみの一つにしましょう。
コミュニケーションを取れば現地の人もきっと受け入れてくれるでしょうし、そこから新しい何かが生まれる場合もあります。旅先で話をしたのが同行者だけだったなんてことの無いようにしたいですね。
そして海外旅行の場合は簡単な言葉を覚えておくことも大事。最低限「ありがとう」と「こんにちは」は現地の言語で言うほうがいいです。発音など気にすることなく、自分の言葉でしっかりと話せば伝わります。場合によっては身振り手振りだけでも伝わったりして、それもまたおもしろい思い出になります。

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土産を持ち帰る人、不満を持ち帰る人
先程、旅先で不測の事態や想定外の出来事は付きものとお伝えしました。ハプニングと捉えて想定内の出来事として我慢するのも一つの手ですが、その先に不満が残るようなら自分の思いや考えははっきりと伝えましょう!特に海外旅行の場合、不満を日本に持ち帰っても後の祭りになることが多く、解決の手立てが無いケースが多々あります。何か不測の事態や想定外の出来事が起きた場合は起きた当事者に対してはっきりと物事を伝えて、その場で解決するのが得策です。
不満は現地で消化してしまいましょう!

さあ、筋書き通りにならない旅へ出かけてみませんか?

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